概要
8月28日15時、フィリピンの東の海上で発生。
アジア名はカンボジアの命名で「メイサーク(Maysak)」。
「大型で非常に強い」勢力へと発展し、沖縄県を縦断したのち北上、五島列島付近を通過したのち9月2日に韓国に上陸、韓国の東側から北朝鮮方面に通過し、9月3日に中華人民共和国国内で温帯低気圧となった。
この台風からわずか1週間足らずで、ほぼ近いコースを辿る台風10号ができている。
被害
日本国内では沖縄県や長崎県で13人のけが人が出た。
建物の壁が剥がれたり、店舗の設備が破損する、停電などの被害が出た。
韓国ではこの年、長引く梅雨に加えて既にそれまでに2本の台風が上陸して被害をもたらしており、日本よりも広範囲で大きな被害が出た。
建物のガラスが割れたり床上浸水が出たり、路上の看板が倒れるなどの被害が多発。
釜山では1人がガラスの破片が当たって死亡した。
北朝鮮でも同国的にはかなり異例の災害特番が組まれた。
閉ざされた独裁国家であるため被害の詳細は不明だが、農業などにかなりの影響が出たと見られている。