熱帯低気圧とは、熱帯から亜熱帯の海洋上で発生する低気圧の総称である。強風や大雨、高潮などを伴うため、しばしば甚大な気象災害をもたらす(ウィキペディアより引用)。英語では「Tropical cyclone」という。
熱帯低気圧の呼称
- 北西太平洋または南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速が約17.2m/s以上にまで発達したものを「台風」と呼ぶ。
- 大西洋北部(カリブ海・メキシコ湾を含む北大西洋)、大西洋南部 (ただし、ほとんど発生しない)、太平洋北東部(西経140度より東の北太平洋)、太平洋北中部(180度~西経140度の北太平洋)で発生した熱帯低気圧のうち、最大風速が64ノット以上のものを「ハリケーン」と呼ぶ。
- インド洋北部・インド洋南部・太平洋南部で発生する熱帯低気圧を「サイクロン」と呼ぶ。ただし、英語の「Cyclone」は、低気圧、暴風全般を指す語でもある。
このように、熱帯低気圧は、発生域や強さなどに応じて異なる呼び方をされるが、本質的には同じ気象現象とみなして良い。