概要
長崎県佐世保市三浦町にある、JR九州佐世保線と松浦鉄道西九州線の駅。
佐世保市の中心駅であり、商店街や港が近くにある。
JR最西端の駅(東経129度44分)。
略歴
1907年7月1日に国有化される。(⇒国有鉄道の最西端駅)
1909年(明治42年)10月12日 - 国有鉄道線路名称制定により、早岐駅 - 佐世保駅間に佐世保線の名称が付けられなる。
1935年11月9日、佐世保線が北佐世保駅まで延伸し、終着駅から途中駅となる。また、国有鉄道最西端の駅の座を明け渡す。
1937年8月25日、鉄筋コンクリート造2階建ての駅舎に改築。この駅舎は高架化されるまで使われていた。
1943年8月30日、当駅以西が松浦線になり、再び佐世保線と松浦線の駅の終着駅となる。
1988年4月1日、松浦線が松浦鉄道西九州線に転換される。52年ぶりに「JR最西端の駅」に戻る。
2001年12月26日、高架化し新駅舎になる。
2010年3月、JR改札口に自動改札機を設置。
駅構造
高架線の下に駅舎やコンコースやある駅で、国道側は「東口」、佐世保港側は「みなと口」の名前が付いている。
JR佐世保線と松浦鉄道西九州線の始発・終着駅。かつては一部列車が直通運転をしていた。
JRの列車は、博多駅へ向かう特急みどりと、早岐駅から大村線に入り長崎駅へ向かう普通列車(快速列車)が発着している。一部列車は早岐駅止まり。
佐世保線肥前山口駅方面の列車は早岐駅で乗り換えとなる。
かつては東京駅・大阪駅方面への寝台特急も運行していたが廃止された。
JR九州のりば
乗り場 | 路線 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|
1・2 | 佐世保線 | 早岐駅方面・大村線長崎駅方面 | 朝~日中の普通列車、2番線は西九州線と接続 |
3・4 | 佐世保線 | 早岐駅方面・大村線長崎駅方面・特急みどり | 夕方以降の普通列車、特急列車 |
5・6 | 閉鎖中 | 不使用 | 2020年8月8日より閉鎖中 |
松浦鉄道のりば
東口側は西肥自動車(させぼバス)のバスターミナルがある他、マンションやホテルなどが立ち並び再開発が進んでいる。
みなと口側は目の前を西九州自動車道の高架が横切る。佐世保港やさせぼ五番街に近い。
コンコース内にはKIOSKやファミリーマートなどの売店、佐世保観光情報センターなどがある。なお、佐世保観光情報センターの前には「貧乏が去る像」(『桃太郎電鉄』シリーズ登場に登場する貧乏神の像)がハドソンから寄贈され置かれている。
JRには自動改札機があるが、交通系ICカードは使えない(2024年度内に利用可能となる予定)。
JR九州ホーム
利用状況
2020年度の1日平均乗車人員は、JR九州が2,391人、松浦鉄道が730人。
長崎県内では3番目に利用客が多い。ちなみに、1番目は長崎駅、2番目は諌早駅。
隣の駅
JR九州佐世保線
日宇駅 - 佐世保駅
※特急みどりの次の停車駅は早岐駅。
松浦鉄道西九州線
佐世保駅 - 佐世保中央駅
関連タグ
西大山駅:JR最南端の駅。
たびら平戸口駅:本土最西端の駅
那覇空港駅:日本最西端の駅