概要
特急成田エクスプレスをE259系車両で運用することになったため、既存の253系は成田エクスプレスの運用から撤退することになった。長野電鉄へ移籍した分を除けば、多くの車両が廃車になったが、2002年の増発用として製造した200番台6両編成2本についてはまだ車齢が浅かったことと、既存の東武鉄道直通用の485系・189系の置き換えも考慮して、この2編成を東武鉄道への直通特急用として転用することにした。
改造後の所属は大宮総合車両センター。2011年2月12日には、運用開始に先駆けて、品川駅9番線にて車両展示会が行われ、20日には、東武日光駅6番線でも車両展示会が行われた。同年4月16日より運行開始。
N'EX時代からの相違点
- 正面の非貫通化と電連撤去
- LED愛称表示器の設置、側面幕のLED化
- カラーリングの変更
- 主幹制御器をVVVFインバータ制御に変更
- モニタ装置のバージョンアップ化
- 東武型ATS装置の新設
- 改造前はトイレの位置が不均等だったため、サハ253形の組成を変更し均等に。
- シートモケットの変更のほか、シートピッチはすべて1,100mmに拡大。6両とも普通車扱いになったため、元グリーン車のクロ253形はクハ253形に形式変更したほか、残り車両は窓割と座席の配置が合わなくなっている。戸袋窓も登場。
車体カラーがそれぞれ表しているもの
座席のモケットカラー
運用範囲
運用列車
定期運用路線
JR東日本
東武鉄道
・日光線下今市駅〜東武日光駅間は臨時特急日光のみ
・鬼怒川線は特急きぬがわのみ