概要
2006年3月18日に運行を開始したJR東日本と東武鉄道を直通運転する特急列車。
東武100系(スペーシア)を使用する場合は列車名が「スペーシアきぬがわ」となる。
定期列車の号数は同日運行を開始した特急「日光(及びスペーシア日光)」と連番になっている。
定期運行区間は山手線(山手貨物線)新宿駅〜東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅間だが、繁忙期にはJR東日本の東京近郊エリアから臨時列車が運行される。
その際JR車だけでなくスペーシアも品川駅や八王子駅に乗り入れる事がある。
「きぬがわ」「日光」運行開始に伴いJR東北本線(宇都宮線)・東武日光線栗橋駅構内に連絡線が設置された。乗務員交代は連絡線上の交代用ホームで行われる。
運行開始から定期列車は長らく「スペーシアきぬがわ」2往復と「きぬがわ」1往復の3往復体制だった。
2023年3月18日のダイヤ改正で「スペーシアきぬがわ」1往復が廃止、1往復を臨時化の上「きぬがわ」に変更しスペーシアでの定期運用が終了した。
停車駅
新宿駅 - 池袋駅 - 浦和駅 - 大宮駅 -(栗橋駅<運転停車>)- 栃木駅 - 新鹿沼駅 - 下今市駅 - 東武ワールドスクウェア駅 - 鬼怒川温泉駅
使用車両
現在の使用車両
JR東日本所属
大宮総合車両センター所属。
元特急「成田エクスプレス」の車両。
485系・189系彩野編成を置き換える為に253系に改造・改番を施し、2011年6月4日に導入された。
東武鉄道所属
- 100系(スペーシア)
日光・鬼怒川線方面用特急車両。
後述のJR東日本485系が運用に就いていた頃は、485系の代走を原則スペーシアが行った。この為本来「きぬがわ」として運行される列車でも代走時は「スペーシアきぬがわ」として運行された。
2023年3月18日ダイヤ改正で「スペーシアきぬがわ」の定期運用が消滅した。
過去の使用車両
JR東日本所属
- 485系
小山車両センター所属。運行開始から2011年6月まで運用された。
JR東日本と東武鉄道の協定により代走は原則スペーシアが使用されたが、稀に189系も使用された。
置き換え後は郡山車両センターへ転属。
- 189系OM201編成(彩野)
大宮総合車両センター所属。485系の予備車。
上述の代走の他、臨時列車でも使用された。
置き換え後は大宮総合車両センターへ入場した後長野総合車両センターへ廃車回送された。