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スペーシア

すぺーしあ

ここでは、東武鉄道の特急型車両の一つ、東武100系について解説。
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曖昧さ回避

  1. 東武鉄道伊勢崎線日光線の特急車両、100系愛称
  2. 2013年3月に発売されたスズキ軽自動車スズキ・スペーシア(ウィキペディアの記事)


東武100系

「デラックスロマンスカー(略してDRC)」などと呼ばれ、大絶賛された1700系1720系(以下、1720系と表記)の後継車として1990年にデビュー。東武日光線を経由し日光鬼怒川方面への特急として運転されているが、東武伊勢崎線東武動物公園以遠にも乗り入れ可能。(ただし実績はない)『スペーシア』の名称の由来は、心地よい空間を提供する意味での“SPACE”と、終着が鬼怒川温泉であるため温泉の“SPA”から取ったことによる。

車体

アルミニウム合金製。車体全体が白く塗装され、窓周りは黒に近い褐色とした。
デビュー当時はその周りを濃淡のオレンジラインが走るようにした。
4号車に「SPACIA」とロゴが描かれており、エンブレムは個室車である6号車の後ろ部分に貼られている。
先頭形状は正面から見ると型、横から見ると流線型に見える、3次元曲面構造となっている。

性能

特急用車両なので、加速度は低くとられている。最高速度は東武30000系と大差はないが、30000系は停車駅が圧倒的に多いため、実際は100系の方が高速運用をしている。
東武の特急形車両で初めてVVVFインバータ制御が採用された。日立製作所製で素子にGTOを使用。6両すべてがモーター車。

なお、カタログ上のスペックでは起動加速度2.0km/h/s、最高運転速度130km/h(営業最高速度120km/h)と平凡な数値であるが定加速領域は100km/h弱までとなっており、高出力とも併せて高速での加速性能は160km/h対応の特急車輌に匹敵するレベルである。
東武日光線は25パーミルの上り勾配が連続する線区であるが、それをまるで平坦線と何ら変わらず再加速してしまうほどの性能を持っているのだ。

ちなみに平坦線区での均衡速度(その車輌が性能的に出せる最高速度)は、ある計算によればおよそ210km/hに達するという結果も出ているらしい。
えぇぃ、スペーシアはバケモノか!!
先代の1720系が平坦線均衡速度165km/hであったが、やはりそこは東武日光線特急一族の血統なのだろうか。

内装

先述のとおり、この車両はDRC1720系の後継車なので、内装は豪華に造られている。

コンパートメント

スぺーシア最大の魅力は、6号車にあるコンパートメントシート。
大人4人が座っても余裕があるくらい広い4人用個室が6部屋配置され、個室内には天然大理石のテーブルがある。ワゴン販売サービスも来てくれる。
なお、JR線直通列車ではグリーン車扱いとなる。

普通席

コンパートメントやビュッフェも豪華だが、一般席もJR車両の2+2シート仕様のグリーン車とほとんど変わらない広さを誇る豪華仕様となっている(座席の前後間隔が僅か6cm狭いだけ)。これを一般席として運転するのだから、直通乗り入れを実施するJRにとっては涙目ものであろう。
しかしさらに驚愕なのは、この仕様はスペーシアが初めてと言うわけではない点だ。先代1720系DRCの座席が、すでに国鉄グリーン車を凌ぐ豪華装備だったのである。後継車としては当然DRCに劣るわけにはいかないため、より豪華になったのである。

ビュッフェ

私鉄の特急形車両では珍しく、ビュッフェを4号車に設置している。
ここはワゴン販売サービスの基地にもなっており、ワゴンで売られているものは大抵ここでも買える。
なお、ビュッフェを設置している私鉄特急(観光列車は除かれる)は、この車両を除くと、小田急50000形VSE」・60000形MSE」および近鉄50000系しまかぜ」ぐらい。

使用列車

東武線内では「スペーシアけごん」・「スペーシアきぬ」運用に使われ、「スぺーシアきぬがわ」・「スペーシア日光」はJR東日本への直通運用担当。JR線直通運用は全9編成中の第6~8編成が使われる。なお、「スペーシア日光」は定期列車として運転されていない。


リニューアル

東京スカイツリーの開業に先駆け、2011年よりリニューアルが実施されている。
おもな変更点としては客室内シートのモケット張替えのほか、壁紙カーペットの交換、そして車体の塗装変更である。
塗り分け線については従来と同一であるが、パープルルビーの細帯は2011年に採用された東武グループのロゴタイプカラーであるフューチャーブルーとされ、サニーコーラルオレンジの太帯と側窓周囲の黒色部は大きく変更された。

このうち『雅』(江戸紫)、『粋』(ライトブルー)は東京スカイツリーのライトアップをイメージしたもので、メタリック塗料が用いられている。いっぽう、『サニーコーラルオレンジ』については従来どおりのオレンジ色だが、他のリニューアル編成同様に窓周りもオレンジ色になっている。

とうぶちゃんシリーズ


『サニーコーラルオレンジ』の3編成のうち、第3編成と第6編成の2編成は、2015年に日光東照宮四百年式年大祭が行われることを記念して、日光二社一寺の建造物に使用されている荘厳な金色、重厚な黒色および艶やかな朱色を配した『日光詣スペーシア』の塗装へ変更されている。

余談

上記にあるとおり新宿発のJR直通特急で利便性の向上を図ったはずが、当初JR側は基本設計が1720系DRCと同期である485系189系を使用していた。しかし、故障頻発でスペーシアでの代走が常態化していたことに東武側が頭にきたらしく、京急の駅に「鬼怒川・日光へは浅草から東武特急スペーシアで!」の広告を出していたことがある(京急の駅から浅草駅までは都営地下鉄浅草線直通で1本である)。

現在はJR側の車両が253系1000番台となり、この問題は解消されている。

また、スペーシアはまだないが、先代1720系DRCは東上線で運用されたことがある。

関連タグ

東武鉄道 東武500系リバティ 春日部しあ 100系 特急

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