概要
1949年から1962年までモハ5310形・クハ350形を使用して春と秋の行楽シーズンの休日に運行していた有料特急列車。この愛称はイギリス国鉄がロンドンとエディンバラを結ぶ列車に付与している愛称フライング・スコッツマンにあやかった物。
車両は濃い青に黄色の帯の塗装で専用ヘッドマークも用意されたほか、音楽を流す放送装置を備え「ミュージックカー」と称していた。
しかし乗車率があまりよくなく、1956年頃を境に特急料金を廃止、1962年には伊勢崎線の急行増発のために5310系は本線へ転属し、8000系などの通勤形電車のみでの運行となった。