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概要編集

新規需要の喚起とラッシュ時の着席需要対応のため開発された特急形車両。2017年4月から運行を開始した。「Revaty(リバティ)」の車両愛称を持つ。


最大の特徴は1編成を3両固定編成(2M1T)として両先頭車を貫通構造とし、2編成を繋いだ最大6両編成で運転、また途中駅での分割併合を伴う運用に対応するなど、自由度の高い運行が可能になっている。

系譜的には300系・350系で運転されていた「きりふり」「ゆのさと」「南会津」系統の後継と、分割併合運転を行っていた快速列車の機動性を兼ね備えた位置付けにあり、「きぬ」「けごん」「りょうもう」の一部運用を担うほか、新設の通勤特急に加え、下今市以北では料金不要種別である従前の快速列車の役割も担っている。


2017年に3両編成8本が投入。2020年度・2021年度にはそれぞれ3編成・6編成の追加投入が行われた。追加投入分は主に200系「りょうもう」の置き換えに用いられている。


  • 車体はアルミ製。車体色はベージュに緑帯となっている。貫通型先頭車だが先頭部分は傾斜が付いている。
  • 紫色の座席で、車内は白基調に木目の化粧板となっている。各座席にコンセント差込口がセットされている。トイレや車いすスペース、AEDも標準装備。
  • 制御方式はVVVFインバータ制御で、東武70000系同様、主電動機はPMSMを使用している。東武としては初めてアクティブサスペンションを採用。

使用列車編集

先述のように分割併合を伴う運用が可能なため、様々な運行系統が設定されている。


  • リバティ会津:毎日運転の4往復は全列車本系列による運用。上り150号を除き東武日光発着の「リバティけごん」との併結列車である(浅草~下今市間併結)。
  • リバティきぬ:新藤原始発・毎日運転の上り114号が本系列による運用。東武日光発着の「リバティけごん」との併結列車である(浅草~下今市間併結)。
  • リバティけごん:前述の併結列車のほか、新栃木発着列車が1往復(6両編成)、東武日光発着の「リバティけごん」単独列車が2往復(3両編成)設定。
  • アーバンパークライナー:全列車が本系列による運用で、平日のみ運転。東武野田線内完結列車が3往復(3両編成)のほか、東武伊勢崎線浅草発の1号は大宮・柏行きの併結列車(春日部にて分割)。
  • リバティりょうもう:本系列追加増備の結果、2020年以降200系の運用の一部を順次本系列へ差し替えている。
  • スカイツリーライナー:現在は毎日運転の上り2号が本系列による運用となっている。6両編成。
  • 尾瀬夜行/スノーパル:臨時夜行列車。2018年シーズンより(東武1800系改造の)350系による運用から使用車種変更。

編成表編集

方向←浅草・柏日光・伊勢崎・宇都宮・会津田島→
号車321備考
形式モハ500-1型モハ500-2型モハ500-3型
機器構成ATS・INV-4・B6CP・SIV・B1・B5TS/TP・INV-4・B6
第1編成501-1501-2501-3
第2編成502-1502-2502-3
第3編成503-1503-2503-3
第4編成504-1504-2504-3
第5編成505-1505-2505-3
第6編成506-1506-2506-3
第7編成507-1507-2507-3
第8編成508-1508-2508-3
第9編成509-1509-2509-3
第10編成510-1510-2510-3
第11編成511-1511-2511-3
第12編成512-1512-2512-3
第13編成513-1513-2513-3
第14編成514-1514-2514-3
第15編成515-1515-2515-3
第16編成516-1516-2516-3
第17編成517-1517-2517-3

関連項目編集

特急 東武鉄道 野岩鉄道 会津鉄道 リバティ 会津

100系/スペーシア 東武200系

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