路線データ
路線名 | 東横線 |
---|---|
路線記号 | TY |
ラインカラー | 赤 |
区間 | 渋谷 - 横浜 |
路線距離 | 24.2km |
軌間 | 1,067mm |
駅数 | 21駅 |
電化区間 | 全線(直流1,500V) |
複々線区間 | 田園調布~日吉間(目黒線と共用) |
複線区間 | 渋谷~田園調布間/日吉~横浜間 |
閉塞方式 | 車内信号閉塞式(ATC-P) |
運転指令所 | 運輸指令所(東急指令) |
最高速度 | 110km/h |
第1種鉄道事業者 | 東急電鉄 |
概要
渋谷(東京都渋谷区) - 横浜(神奈川県横浜市西区)間を結ぶ東急電鉄の本線格路線の1つ。総延長24.2kmは田園都市線の31.5kmに次ぐ。
路線名の通り、東京と横浜を結ぶ路線で、上下線共に終日に渡り利用者が多く、全駅の年間乗降人員が1万人以上を超えている。沿線には有名マンモス私立大学があり、また新宿や渋谷と横浜都心部という大繁華街同士をダイレクトに結んでいるので、通学・行楽客で混雑している。
他私鉄で同様1万人越えをしているのは田園都市線、小田急江ノ島線・西武新宿線・国分寺線・拝島線等が該当する。
田園調布~日吉間は目黒線の複線が加わる複々線区間である。そのため、同線と相互直通を行う都営三田線・東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道車両が並走することもある。
ちなみに、列車番号で使用されるアルファベットのうち、Mは東横線では西武車・目黒線ではSR車、Tは東横線では東武車・目黒線では都営車の運用で使用される為、異なる会社の車両が同一区間で同一のアルファベットを使用している。
JR東日本湘南新宿ラインと全線で競合しており、相互直通している東京メトロ副都心線区間も含めて競合区間となっている。
現在でも料金不要列車では最速達のFライナー特急(東横特急)が朝夕時間帯の通勤特急を含め、1時間にほぼ4本が運行される。
横浜~池袋間は湘南新宿ラインと比べ、最速所要時間では劣るが、本数や運賃に関しては東横線と副都心線の方が優位である。
また、東急新横浜線を介し、都心からJR新横浜へのアクセス路線としての役割も担っている。
上記の副都心線を始め、複数の路線と相互直通を行っており、路線毎に種別変更するため、運行形態が非常に多彩な路線である。
2012年(平成24年)2月から駅ナンバリングを使用している。
運転補助装置として2013年(平成25年)からTASC(定位置停止装置)を導入している。また2023年(令和5年)3月18日からATO(自動列車運転装置)によるワンマン運転を開始した。
2023年8月10日から、夕方時間帯の一部の渋谷始発急行元町・中華街行4・5号車に有料座席指定サービス「QSEAT」を導入している。翌年からは4号車のみに減車された。
直通区間
自社路線
・東急新横浜線:日吉~新横浜間
相模鉄道(相鉄)
東京メトロ
・副都心線:渋谷~和光市間
※狭山線直通はベルーナドームでのイベント開催時のみ
※以下は「S-TRAIN」のみ直通
・池袋線:飯能 - 吾野間
また、2013年3月15日まで以下の路線と直通を行っていた。
・東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン):北千住~東武動物公園間(東京メトロ車でのみ直通)
※日比谷線車両は田園都市線鷺沼付近にある東京メトロ鷺沼工場で検査を行うため、現在も中目黒~元住吉検車区間で東横線を走行する。
歴史
戦前に(旧)東京横浜電鉄の路線として開通。程なく目黒蒲田電鉄(現:目黒・東急多摩川線及び大井町線の前身)に吸収合併され、(新)東京横浜電鉄の一路線となる。
目蒲電鉄はこの時既に池上電鉄も併合していたため、1942年(昭和16年)の大東急成立以前の20年足らずのうちに現在の東急路線網の大半の基礎を創り上げていたこととなる。
東横電鉄時代には直流電化路線でありながら、急行用にキハ1形ガソリンカーを走らせていたこともある。
東急東横線となって間もない1950年(昭和25年)に、神奈川が廃止になり、反町に統合された。
その後は長らく渋谷 - 桜木町間を1結ぶ路線として急行・各停が線内を行き来し、偶に営団地下鉄(現・東京メトロ)日比谷線直通列車が運行される比較的単純な運行形態であった。
2001年(平成13年)3月28日には特急(東横特急)の運行を開始した。なお同年12月1日にはJR東日本が湘南新宿ラインの運行を開始している。
大きな転機が訪れたのは2004年(平成16年)1月30日。この日の最終列車をもって横浜駅〜桜木町駅間及び高島町駅・桜木町駅が廃止され、反町駅・横浜駅が地下化。2月1日には廃止区間の代替として横浜高速鉄道みなとみらい線が開業し、以降今日まで一体となったダイヤグラムが設定されている。
なお横浜市出身のフォークソングデュオ「ゆず」が2004年にリリースした『桜木町』は、若き日の2人が通学や待ち合わせで利用していた東横線桜木町駅の廃止を惜しんで製作された。
次の転機は2013年3月16日。この日のダイヤ改正で日比谷線との直通運転が終了。代わりに副都心線及び東武東上線・西武有楽町線・池袋線との直通運転を開始し、広大な直通ネットワークが誕生した。
また渋谷駅の地上ホームが廃止され、副都心線が既に使用していた地下ホームへの乗り入れを開始。これにより東横線と田園都市線・東京メトロ半蔵門線が改札内で乗り換え可能になった。なお副都心線開業時点で東横線との直通運転が予定されていた事から、開業前に地下駅は東京メトロから東急へ管理が移管されており、ホームも2面4線に対応できるようスペースは確保されていた。
三度目の転機は2023年3月18日。東急新横浜線・相鉄新横浜線の全線開業に伴い新横浜駅及び相鉄線との直通運転を開始。詳細は後述するが、東横線直通列車は全て東急線内急行として運転される。
これにより念願の新幹線駅接続を果たすと共に、前述の通り人件費削減や目黒線・副都心線がワンマン運転を行っている事から東横線でもワンマン運転を開始した。ただし放送や列車防護要員として東急新横浜線区間を含め車掌が添乗する事もある。
現在の運行形態
みなとみらい線・副都心線とは一体のダイヤが組まれている。
列車種別については東急線とみなとみらい線は共通で、渋谷駅以北・相鉄線内はそれぞれの会社で種別が変わる。
S-TRAIN
詳細は当該項目を参照。
2017年(平成29年)3月25日ダイヤ改正で土休日に運行を開始した座席指定列車。通勤用の平日の有楽町線系統と違い、行楽用としての色が強い。
元町・中華街 - 飯能・西武秩父間に1往復ずつ、元町・中華街発所沢行が1本設定されている。
車両は西武40000系0番台をクロスシートにセットして運用される。
特急(Fライナー)・通勤特急
詳細は「東横特急」の項を参照。
東横特急は渋谷 - 横浜間最速25分を持ち味に、湘南新宿ラインへの対抗策として2001年3月28日に運行開始。当初は日比谷線と接続する中目黒を通過していたが、2003年に停車駅に加わった。
日中は15分間隔毎時4本運行され、全列車が10両編成で他社線車両も多く運用に入る。
2016年3月26日ダイヤ改正で、副都心線内急行・東武線内急行または西武線内快速急行で運転する列車に「Fライナー」(以下F特急)の愛称が与えられた。東武線内の種別は2023年3月18日ダイヤ改正以降は快速急行(以下快急)に変更。
なお、西武ドームでのイベント開催時にF特急小手指行の一部が西武球場前行に変更されることがあるが、この場合西武線内を快速として運転する為Fライナーを名乗らず、通常の東横特急として運行される。
また、横浜 - 桜木町間廃止前に運行開始したため、約3年程同区間に乗入れていた。
通勤特急は2003年(平成15年)3月19日から運行開始。全列車10両編成で、平日朝9時台までと夕方17時台以降に特急に代わり運行される。こちらも1年未満だが桜木町駅に乗り入れていた。
2023年3月から相鉄線との相互直通が開始されたが、直通列車で東急東横線内を特急・通勤特急として運行する列車は現ダイヤでは存在しない(そもそも特急は日吉に停車しない)。
停車駅
渋谷 - 中目黒 - 自由が丘 - 武蔵小杉 - (日吉) - 菊名 - 横浜 - みなとみらい - (馬車道) - (日本大通り) - 元町・中華街
()は通勤特急のみ停車
急行
東横特急運行開始までの速達種別で、現在は準速達種別。みなとみらい線に直通する本線系統と、日吉から分かれる相鉄直通系統に大別される。
とにかく停車駅が多い。2000年(平成12年)8月6日に多摩川駅が停車駅になってから横浜 - 菊名間以外は2駅以上通過する区間が存在せず、一般的なら「快速」に近い。
一部では「隔駅停車」とも呼ばれるが、所要時間は渋谷 - 横浜間で最速29分、渋谷 - 日吉 - 新横浜間で最速25分とまずまずである。
- 本線系統
元町・中華街 - 和光市間運行が多く、ラッシュ時等は東武東上線や西武線にも直通する。10両編成又は8両編成で運行。
日中は15分間隔毎時4本運行され、東急新横浜線開通以降はそのうち2本が副都心線に直通しない渋谷発着列車として設定される。
直通する2本は副都心線内は各停として運行され、東新宿駅で「Fライナー」急行(渋谷以南F特急)の通過待ちを行う。
大部分は副都心線内を各停として運行し、東新宿でF急行・通勤急行の通過待ちを行う。
この他出庫のため、下りに日吉始発、上りに武蔵小杉始発、入庫のため、上下線で武蔵小杉行がそれぞれ設定されている。
余談ではあるが、元住吉高架化前は、急行通過駅でありながら、車庫入庫のため「急行元住吉行」が存在した。
前述の通り、2023年8月10日から平日夜間渋谷発元町・中華街行の一部列車に「Qシート」を導入した。
停車駅
渋谷 - 中目黒 - 学芸大学 - 自由が丘 - 田園調布 - 多摩川 - 武蔵小杉 - 日吉 - 綱島 - 菊名 - 横浜 - みなとみらい - 馬車道 - 日本大通り - 元町・中華街
- 相鉄直通系統
2023年3月18日の東急新横浜線開通と共に運行開始。
東横線・目黒線車両と車上子位置が異なるため、全列車が10両編成東急5050系4000番台or相鉄20000系で運行され、平日夜間に設定されている下り急行渋谷発新横浜行以外全て相鉄線と直通運転を行う。一部は東武東上線直通で、保安装置の関係で必ず東急車で運用される。
大半は東急線内のみ急行運行を行うが、ラッシュ時に相鉄線内特急として運行する列車や副都心線内急行・通勤急行となる列車もある。
日中は30分間隔毎時2本運行され、1本は湘南台 - 和光市駅間、1本は東武東上本線に直通し湘南台 - 川越市(一部志木)間で運行される。
日中は東急線内での緩急接続は行わず、副都心線内各停として運行され、東新宿でF急行通過待ちを行う。
ラッシュ時や早朝・夜間には森林公園・池袋・新宿三丁目・渋谷・西谷・大和・海老名駅発着の列車の設定がある。
なお、土休日限定であるが、海老名発小川町行というロングラン列車が早朝に設定されている。この列車は相鉄線内特急・東急・副都心線内急行・東武線内快急という相鉄直通系統最速列車であり、相鉄から東急に直通する1列車でもある。
しかし、複雑な運行形態の割に本数が少ないため、東横線系統ダイヤ乱れ時は真っ先に運休or新横浜線直通中止となることが多い。
停車駅
渋谷 - (本線系統同様) - 日吉 - 新綱島 - 新横浜
各停
全駅に停車する普通列車で、全列車8両編成。東急5050系・横浜高速鉄道Y500系・東京メトロ17000系80番台で運行される。
ほとんどが自由が丘・菊名で急行またはF特急に接続する。一部は祐天寺または元住吉で優等列車通過待ちを行う。
日中は元町・中華街発着で毎時8本運行される。内訳は和光市発着2本・池袋発着2本・渋谷発着2本・石神井公園発着2本(下り1本は西武線内準急)である。
東武東上線方面は朝夕のみ志木まで直通するが、本数は少ない。
西武線方面は全線各停で運行する列車の他、西武線内を快速急行・快速・準急で運行する場合もある。
また、上下線共に始発・最終で元住吉発着列車が設定されている。これは同駅高架化前まで元住吉検車区に入出庫を行っていた名残である。
下りのみ検車区方面から日吉に入線可能なため、同駅始発列車設定もある他、夜間に上り日吉行が存在する。
なお、日比谷線直通列車については18m車が使用されていた。
駅一覧
●:停車 レ:通過
番号 | 駅名 | S-TRAIN | 特急 | 通勤特急 | 急行 | 接続路線 | 備考 |
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- | - | - | - | - | - | ||
TY01 | 渋谷 | ● | ● | ● | ● | 地上時代は頭端式ホーム | |
TY02 | 代官山 | レ | レ | レ | レ | - | ホームの一部がトンネルにある |
TY03 | 中目黒 | レ | ● | ● | ● | 東京メトロ日比谷線(H01) | 同線とホームを共有 |
TY04 | 祐天寺 | レ | レ | レ | レ | - | 通過線あり |
TY05 | 学芸大学 | レ | レ | レ | ● | - | - |
TY06 | 都立大学 | レ | レ | レ | レ | - | - |
TY07 | 自由が丘 | ● | ● | ● | ● | 大井町線(OM10) | 当駅止あり |
TY08 | 田園調布 | レ | レ | レ | ● | 目黒線(MG08) | 日吉まで同線が乗入 |
TY09 | 多摩川 | レ | レ | レ | ● | 東急多摩川線(TM01) | - |
- | - | - | - | - | - | ↑東京都/↓神奈川県 | |
TY10 | 新丸子 | レ | レ | レ | レ | 発車メロディは川崎フロンターレの応援歌 | |
TY11 | 武蔵小杉 | レ | ● | ● | ● | JR横須賀線(JO15)/湘南新宿ライン・相鉄・JR直通線(JS15)/南武線(JN07) | 当駅発着あり |
TY12 | 元住吉 | レ | レ | レ | レ | - | 当駅発着あり |
TY13 | 日吉 | レ | レ | ● | ● | 当駅発着あり | |
- | - | - | - | - | 東急・相鉄新横浜線経由相鉄本線海老名・いずみ野線湘南台まで直通↘ | 急行のみ | |
TY14 | 綱島 | レ | レ | レ | ● | - | 近隣に新横浜線新綱島がある |
TY15 | 大倉山 | レ | レ | レ | レ | - | - |
TY16 | 菊名 | レ | ● | ● | ● | JR横浜線(JH15) |
|
TY17 | 妙蓮寺 | レ | レ | レ | レ | - | - |
TY18 | 白楽 | レ | レ | レ | レ | - | - |
TY19 | 東白楽 | レ | レ | レ | レ | - | - |
TY20 | 反町 | レ | レ | レ | レ | - | ここより地下駅 |
TY21 | 横浜 | ● | ● | ● | ● | 当駅発着あり | |
- | - | - | - | - | ↓横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街まで直通 | - |
東横線日吉駅〜綱島駅間と東急新横浜線日吉駅〜新綱島駅間は、どちらか一方の区間を含む定期券を所持している場合両ルートを利用できる特例が設けられている。
※1:「S-TRAIN」のみ
※2:臨時列車のみ
廃止駅
武蔵小杉 - 元住吉間。1953年(昭和28年)4月1日廃止(武蔵小杉に統合)。
東白楽 - 反町間。1946年6月1日廃止。
横浜 - 桜木町間。2004年1月31日廃止。横浜市営地下鉄ブルーラインの駅は現役。現在も一部にホーム跡が残っている。
2004年1月31日廃止。JR・ブルーラインの駅は現役。こちらは駅設備自体撤去しているが、高架は現存。
使用車両
東急及び横浜高速鉄道・東京メトロ・西武・東武車が乗入れており、主に東急・東京メトロ車を中心に運用されている。
各社の車両の運用番号は以下の通り。
運行表
列車番号 |
| 〃 | メトロ | 〃 | 西武 | 東武 | 相鉄 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
両数 | 10 | 8 | 10 | 8 | 10 | 10 | 10 |
| 000000 | 000000 | 700000 | 70000 | 100000 | 800000 | 900000 |
|
|
|
|
| 10両のみ | 10両のみ | 10両のみ |
運行番号
列車番号 |
| 〃 | メトロ | 〃 | 西武 | 東武 | 相鉄 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
両数 | 10 | 8 | 10 | 8 | 10 | 10 | 10 |
アルファベット | K | K | S | S | M | T | G |
左2桁 | 50K番台以上 | 30K番台以下 | 20S番台以上 | 10S番台以下 | 02M - 36M/71M - 75M | 03T - 25T | 90G番台 |
現在の使用車両
相鉄車以外は全て東横線内全区間で、相鉄車は渋谷 - 日吉間で運用。ただし、相鉄車もダイヤ乱れ時は日吉以南で運用されることがある。
前述の通り、東急車10両編成及び相鉄車以外は相鉄直通非対応。
東急車(8・10両混在)
横浜高速鉄道車(8両編成)
- Y500系:2004年より使用。Y517Fのみ東急5050系からの改番車。
東京メトロ車(8・10両混在)
東武車(10両編成)
- 9000系9000型:2013年より使用。ホームドア非対応9101Fは当初より使用していない。今後数年内での置換を予定している。
- 9000系9050型:2013年より使用。こちらも今後数年内での置き換えを予定している。
- 50000系50070型:2013年より使用。
西武車(10両編成)
- 6000系0番台(6109 - 6117F):2013年より使用。ステンレス車区分。当初は6101・6102F除く全編成を使用していたが、現在は上記の9編成のみ直通に対応している。
- 40000系
- 0番台:2017年より使用。「S-TRAIN」対応デュアルシート車区分。
- 50番台:2020年より使用。一般列車用ロングシート車区分。
相鉄車(10両編成)
- 相鉄20000系:2023年より使用。
過去の使用車両
本線格・東横線には初代5000系や初代7000系を始め、一時的な運用も含めると多数の車両が運用されていた。
ここでは桜木町廃止時の2004年1月30日以降定期運用で使用された車両を記載する。
東急電鉄車
- 8000系:1969年より使用。老朽化のため2008年までに撤退。一部は伊豆急やKRLジャボタベックに譲渡されている。
- 8590系:1988年より使用。5050系導入に伴い、2006年までに大井町・田園都市線に転属した(廃車済)他、一部は富山地鉄・秩父鉄道に譲渡されている。
- 9000系:1986年より使用。副都心線に対応出来ないため、2013年に撤退。大井町線に転属した。9020系と共に近い将来、大井町線からも引退することが発表されている。
- 1000系:1989年より使用。日比谷線直通対応18m級3扉車。直通休止に伴い、2013年に撤退。その後は池上線・東急多摩川線に転属した他、一部は上田電鉄・伊賀鉄道・一畑電車・福島交通に譲渡された(余剰車は解体)。
東京メトロ車
- 03系:1988年より使用の日比谷線車両。直通終了に伴い2013年に撤退したが、鷺沼工場入場回送に東急線を経由する必要があったため、直通機器は残され、休止後も度々入線していた(現在は廃車済)。
- 7000系:2013年より使用。老朽化のため2022年までに撤退。現在は7101Fが和光検車区新木場分室で動態保存されている。
西武鉄道車
- 西武6000系
- 0番台(6103 - 6108F):開通時より使用。40000系50番台導入拡充に伴い2024年までに撤退し、西武新宿線・拝島線に転用された。
- 50番台:開通時より使用。アルミ車区分。40000系50番台導入拡充に伴い、2024年までに直通運用を撤退、以降は西武池袋線地上専用車として使用されている。
その他
- 東京メトロ13000系:直通休止後に導入された日比谷線車両であるが、鷺沼入場時に東急線を走行可能な仕様で製造された。