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概要編集

三重県の伊賀上野駅~伊賀神戸(いがかんべ)駅間の伊賀鉄道伊賀線、16.6km区間を運営している。

大正年間に初代伊賀鉄道の手で開業し、第二次世界大戦中の1944年からは近畿日本鉄道の路線となっていたが、2007年に経営分離された。

移管当初は近鉄が第3種鉄道事業者(施設の一部を所有)となっていたが、2017年4月より近畿日本鉄道から伊賀市に鉄道施設を無償譲渡し公有民営化(第3種鉄道事業者が伊賀市になる)されることになった。


駅一覧編集

伊賀鉄道路線図

上記イラストの通り。なお2018年には桑町駅猪田道駅との間に新駅「四十九駅」を開設した。


途中の上野市駅で運行形態が分かれ、伊賀神戸方面と伊賀上野方面の間で乗り換えを必要とする列車が多いが、同駅で列車番号を変え全線を直通する列車も設定される。全列車ワンマン運転

伊賀上野駅でJR関西本線伊賀神戸駅近鉄大阪線に接続している。

近鉄伊賀線時代は、全列車上野市駅で乗り換えであり、全線を直通する列車は1本もなかった。


車両編集

当路線は建築限界の都合上、18m規格の中型車両となっている。


現有車両編集

  • 200系

上にも書いた通り、建築限界の都合上、近鉄で主流になっている21m車が入線出来ず、なおかつ親会社も通勤車の更新を渋っていたため、東急電鉄から1000系を譲り受ける事になった。2009年から導入され、現在はすべてこの車両になっている。ちなみに導入の際、車体幅が建築限界に支障するため、ホームを削る工事が行われた。


こちらは2017年から伊賀鉄道所有。

詳細は200系東急1000系の記事を参照。


過去に活躍した車両編集

  • 860系

近鉄時代からの車両。

出身は奈良線820系で同線の新生駒トンネル落成後は京都橿原線へ移った。

しかし京都・橿原線も大型車両導入に向けて車両限界の拡張が行われると、生駒田原本線に追いやられる(その両線も現在は車両限界を拡張済み)。


最終的に伊賀線にやってきたのは1984年~1993年にかけてである。この時、南大阪線6800系の主電動機、台車を用いた改造がなされている。転用改造時に860系に形式変更された。後に冷房化が行われ、伊賀線初の冷房車となる。


勘のいい方ならわかるとおり、経営分離時点で車齢46年。このため2009年~2012年にかけて置き換えられ形式消滅。なお廃車時まで近鉄が所有していた。


近鉄伊賀線時代に廃車編集

1977年までは、信貴山急行電鉄出自のモ5251形や、初代伊賀鉄道生え抜きのモニ5181形など半鋼製の小型車を使用していたが、伊勢電気鉄道などが由来の18m旧型車:モ5000形・ク5100形に代替。これらも10年足らずで860系に置き換えられた。

奈良線で860系と共に走っていた800系を改造した880系も投入されていたが、860系追加導入迄の繋ぎだった為、比較的短期に廃車され、伊賀鉄道に移管される時点では860系のみでの運用となっていた。


余談編集

なお、車両の検査については近鉄からの運営移管当初から近鉄が行っている。

上野市駅には上野市車庫があり、重要部検査や全般検査の時は、車体をここで検査し、台車などはトラックに積み、近鉄名古屋線塩浜駅に隣り合う塩浜検修車庫に運んで検査を行う。


関連タグ編集

近鉄近畿日本鉄道 東急東京急行電鉄

養老鉄道 中小私鉄

三岐鉄道(北勢線)

四日市あすなろう鉄道

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