概要
戦前の1929年に現在の西武池袋線を運営していた西武鉄道の前身の一つである武蔵野鉄道が終着駅として開業した。終着駅当時は駅前に広めの広場があり、そこから正丸峠を越えつつ秩父市方面へ向かうバスが発着していた。
その後1969年に西武秩父線が開業して吾野駅は途中駅となってしまってからは様相が変わり、秩父市方面へ向かう定期バスの発着もなくなってしまい、今では同駅を始発・終点とする列車も少ない(飯能からの終電が終着し、翌朝の飯能行きの初電となる)。特急も通過する。
飯能駅周辺と同じ飯能市とはとても思えないくらいの山深いところにあり、周辺は「奥武蔵」または「外秩父」と呼ばれる登山の名所で、土日祝日には登山客で賑わう。また、紅葉の季節には駅前から臨時の観光バスが発着する。
利用者は西武の全駅中でも少ない方で、インバウンド需要や住宅開発で西武全体が増加傾向だった時期ですら減少していた。
駅構造
1面2線の島式ホームと側線1線があり、特急が追い越しを行うこともある。
利用状況
- 2020年(令和2年)度の1日平均乗降人員は617人である。
利用状況比較表
年度 | 乗降人員 | 増減数 | 増減率 |
---|---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 989人 | -9人 | -0.9% |
2009年(平成21年)度 | 956人 | -33人 | -3.3% |
2010年(平成22年)度 | 878人 | -78人 | -8.2% |
2011年(平成23年)度 | 793人 | -85人 | -9.7% |
2012年(平成24年)度 | 821人 | 28人 | 3.5% |
2013年(平成25年)度 | 756人 | -65人 | -7.9% |
2014年(平成26年)度 | 753人 | -3人 | -0.4% |
2015年(平成27年)度 | 755人 | 2人 | 0.3% |
2016年(平成28年)度 | 732人 | -23人 | -3.0% |
2017年(平成29年)度 | 676人 | -56人 | -7.7% |
2018年(平成30年)度 | 664人 | -12人 | -1.8% |
2019年(令和元年)度 | 617人 | -47人 | -7.1% |
2020年(令和2年)度 | 449人 | -168人 | -27.2% |
隣の駅
関連タグ
終末トレインどこへいく?:アニメ作品。この駅から池袋線の起点である池袋駅を目指す物語。