路線データ
路線名 | 根岸線 |
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路線記号 | JK |
ラインカラー | 水色(スカイブルー) |
路線区間 | 横浜〜大船 |
路線距離 | 22.1km |
軌間 | 1,067mm |
駅数 | 12駅 |
電化区間 | 全線(直流1,500V) |
最高速度 | 95km/h |
複線区間 | 全線 |
閉塞方式 |
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保安装置 |
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運転指令所 | 東京総合指令室 |
列車運行管理システム | 東京輸送圏管理システム(ATOS) |
第一種鉄道事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本):全線 |
第二種鉄道事業者 | 日本貨物鉄道(JR貨物):桜木町〜大船 |
※旅客列車はD-ATC、ATC非対応の貨物列車はATS-P
概要
横浜駅(神奈川県横浜市西区)と大船駅(鎌倉市)を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線。終点の大船駅を除く全駅が横浜市内にあるが、大船駅もホーム北側は横浜市内にある。
直通している京浜東北線とダイヤが一体化している為、「京浜東北・根岸線」と案内される場合や、根岸線区間も含めて「京浜東北線」と呼ばれる事がある。
また日本貨物鉄道(JR貨物)が第二種鉄道事業者として貨物列車を運行している。
横浜駅〜桜木町駅間は、東海道本線の一部として日本で最初に開業した鉄道路線であり、桜木町駅は初代横浜駅である。
車両基地・留置線
大船駅近隣に鎌倉車両センターがあり、根岸線と直通運転を行う横浜線の車両が所属する。
根岸線内には同所の他に磯子駅構内に鎌倉車両センター磯子派出所があり、車両が留置がされる。また本郷台駅構内に留置線があり、夜間停泊が行われる。
直通運転
前述の通り直通する京浜東北線と同一路線として扱われる。以下の区間で直通運転が行われている。
・京浜東北線:横浜駅〜大宮駅
過去には横浜線車両を使用して以下の区間に直通していた。
沿革
開業〜根岸線誕生以前
- 1872年(明治5年)6月12日:日本初の一般営業用鉄道として現在の横浜駅〜桜木町駅(当時横浜駅)間開業。
- 1873年(明治6年)9月15日:貨物営業開始。
- 1887年(明治20年)7月11日:横浜駅〜程ヶ谷駅(現・保土ヶ谷駅)〜国府津駅間延伸。当時はスイッチバック方式を採用。
- 1895年(明治28年)4月1日:線路名称制定により東海道線の一部となる。
- 1898年(明治31年)8月1日:神奈川駅(廃止)〜程ヶ谷駅間の短絡線完成により、神奈川駅〜横浜駅〜程ヶ谷駅間を支線化。
- 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定により東海道本線支線となる。
- 1914年(大正3年)12月20日:高島町駅(廃止)開業及び神奈川駅〜高島町駅間直流電化。京浜線(京浜東北線の前身)電車運行開始。
- 1915年(大正4年)8月15日:横浜駅(2代目)開業により高島町駅を統合。横浜駅(初代)を桜木町駅に改称し、桜木町駅〜程ヶ谷駅間廃止。
- 1915年12月30日:横浜駅〜桜木町駅間直流電化。
- 1928年(昭和3年)10月15日:横浜駅(3代目)移転。
- 1951年(昭和26年)4月24日:桜木町事故発生。
- 1957年(昭和32年)4月3日:桜木町駅〜大船駅間の「桜大線」建設が決定。
- 1959年(昭和34年)5月23日:桜大線改め根岸線の建設工事着工。
根岸線開業〜国鉄民営化まで
- 1964年(昭和39年)5月19日:根岸線桜木町駅〜磯子駅間開業及び、京浜線横浜駅〜桜木町駅間を根岸線に編入。
- 1964年6月1日:東海道本線高島貨物線開通に伴い、桜木町駅〜磯子駅間の貨物営業開始。
- 1970年(昭和45年)3月17日:磯子駅〜洋光台駅間延伸。
- 1973年(昭和48年)4月9日:洋光台駅〜大船駅間延伸により根岸線全通。
- 1973年10月1日:磯子駅〜大船駅間の貨物営業開始。
- 1984年(昭和59年)2月1日:磯子駅〜大船駅間の貨物営業廃止。
国鉄民営化後
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴いJR東日本が第一種鉄道事業者、JR貨物が第二種鉄道事業者として継承。磯子駅〜大船駅間の貨物営業再開。
- 1998年(平成10年)4月4日:東京圏輸送管理システム(ATOS)導入。
- 1998年5月2日:横浜線直通列車が土休日限定で横須賀線への直通運転開始。
- 2008年(平成20年)3月15日:横浜線直通列車の横須賀線直通運転終了。
現在の運行形態
旅客列車
- 京浜東北線系統
磯子駅〜大船駅間の1往復を除く全列車が京浜東北線との直通運転を行なう。一部は桜木町駅又は磯子駅発着。日中の北行(大宮駅方面)は全て快速として運行されるが、根岸線内及び京浜東北線浜松町駅までは各駅に停車する。
- 横浜線系統
横浜線直通列車は大部分が桜木町駅発着だが、一部磯子駅又は大船駅発着の列車がある。日中や土休日の朝は快速列車も設定されているが、根岸線内は各駅に停車する。
前述の通り過去には横須賀線逗子駅まで直通する列車も存在した。
また一時期横浜線の臨時特急「はまかいじ」の1往復が磯子駅や横須賀線鎌倉駅まで運転されていた。
貨物列車
桜木町駅〜大船駅間で貨物輸送が行われているが、定期列車は桜木町駅〜根岸駅間で運行され、桜木町駅からは高島線に入る。根岸駅にはENEOSの製油所があり、ここで精製されたガソリンなどの石油類の重要な輸送ルートである。特に2011年(平成23年)の東日本大震災発生直後には、被災地となり石油不足が深刻な東北・太平洋地域へガソリンを日本海側経由で輸送する緊急燃料輸送列車の一大拠点となった。
根岸駅では神奈川臨海鉄道本牧線が分岐。大船駅を経由する貨物列車は不定期の甲種輸送が殆どである。
使用車両
現在の使用車両
旅客列車
特記の無いものは全線で運用される。
- E233系1000番台
さいたま車両センター所属。京浜東北線用車両で10両編成。
- E233系6000番台
鎌倉車両センター所属。横浜線用車両で8両編成。
- 185系200番台
大宮総合車両センター東大宮センター所属。
根岸線用ATC搭載車が運用される。
定期運用は存在しないが、高島貨物線経由の団体臨時列車で使用。この他、臨時特急「はまかいじ」の回送時は根岸線を全線走行していた。
貨物列車(機関車のみ)
主に定期貨物列車の牽引で桜木町〜根岸間で運用される他、総合車両製作所(J-TREC)からの甲種輸送で桜木町〜大船間を走行する事がある。
過去の使用車両
根岸線の路線名制定後の車両のみ記載。
特記の無いものは全線で運用された車両。
長野総合車両センター所属。臨時特急「はまかいじ」で使用。
根岸線用ATC搭載車が運用された。
根岸線開業時の車両。横浜〜磯子間で運用された。
8両編成。1969年(昭和44年)から9年間使用された。
8両→10両編成は浦和電車区(現・さいたま車両センター)所属で京浜東北線用。
209系導入まで根岸線の主力車両だった。
7両編成は鎌倉電車区(現・鎌倉車両センター)所属で横浜線用。
- 205系0番台
10両編成は浦和電車区所属で京浜東北線用。
7両→8両編成は鎌倉車両センター所属で横浜線用。E233系導入まで横浜線の主力車両だった。
- 209系0番台・500番台
浦和電車区所属。10両編成。
103系置き換えの為に導入され、E233系導入まで根岸線の主力車両だった。
- 901系→209系900番台・910番台・920番台
浦和電車区所属。209系の試作車で後に改番。10両編成。
駅一覧
快速は各駅に停車する為省略
駅番号 | 駅名 | 乗換路線 | 備考 |
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JK12(YMH) | 横浜 | ||
JK11 | 桜木町 | 横浜市営地下鉄ブルーライン(B18) | 当駅発着あり |
JK10 | 関内 | 横浜市営地下鉄ブルーライン(B17) | |
JK09 | 石川町(元町・中華街) | ||
JK08 | 山手 | ||
JK07 | 根岸 | ||
JK06 | 磯子 | 当駅発着あり | |
JK05 | 新杉田 |
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JK04 | 洋光台 | ||
JK03 | 港南台 | ||
JK02 | 本郷台 | ||
JK01(OFN) | 大船 |
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※:定期券のみ連絡