勾配線区である中央本線・篠ノ井線・上越線で使用されていたEF64形老朽化に伴う更新のために開発・製造された。粘着性能と牽引力を確保するため、EH500形と同じ2車体連結の8軸駆動(H級)となっている。そのため、EF64形重連で運用していた業務を単機で行えるため線路利用料をケチる・・・もとい節約できる効果もある。
車両構成
車体は前述のとおり2基の動力台車を有した車体を背中合わせに2両永久連結したEH10やEH500と同様の構成となっている。 主制御機はIGBT素子を使ったVVVFインバータによる制御で1基のインバータで1台の三相誘導モーターを回す1C1M方式となっている。パンタグラフはシングルアームパンタグラフが1エンド側2エンド側ともに運転台寄りの位置にそれぞれ1基ずつ設置されている。
主電動機そのものはEF210・510・EH500などと同一容量のものであるが、EH200はEF64が重連(5100kW)で走っていた区間に充当されるため、総出力が5000kW程度望まれること、それだけの大電流を消費しても電圧降下しにくい送電設備を持った路線で使用されることから、EH500(直流区間3400kW・交流区間4000kW)と異なり出力の制限は特に設けておらず、1基565kW×8=4520kWで運用される。そればかりか、「短時間定格出力」の概念で1時間出力より大きな負荷を前提として使用する。
愛称
公募により「ECO POWER ブルーサンダー」と命名された。
・・・また車体の青いH級機であるため、「冷凍マンモス」というあだ名もある
関連タグ
あだ名つながりのタグ
EH10・・・あだ名が「マンモス」
EH500・・・あだ名が「平成のマンモス」
運用上の見た目が似ている機関車
DD50・・・背中合わせに重連した運用が前提となっている。ただし永久連結構成ではない。