概要
限られたスペースで高度を稼げるため、主に山岳路線、登山鉄道などに用いられる手法である。
日本では箱根登山鉄道が代表例。
また、坂の途中に駅を設けるため、スイッチバックが採用された例も多い。
これは蒸気機関車の時代、坂の途中に列車を停車させる事が困難であった事情によるものである。
「日本三大車窓」のひとつに数えられる姨捨駅や、秘境駅として知られる坪尻駅などが代表例。
なお、このような例では、列車の登坂性能の向上により、後にスイッチバックが解消されるケースも見られる(板谷峠など)。
その他、地形の都合でやむを得ずスイッチバックを採用した例や、元々あった路線が廃止されたり、建設予定だった路線が建設されなかったりして、たまたまスイッチバックになってしまったケースもある(飯能駅、一畑口駅など)。
関連タグ
篠ノ井線:姨捨駅をはじめ、桑ノ原信号場などスイッチバックが数ヶ所所在する。かつては羽尾信号場や潮沢信号場なども存在した。