概要
山梨県富士吉田市にある富士山麓電気鉄道大月線と河口湖線の駅である。
駅ナンバリングはFJ16で、標高は809m。
駅の東側が行き止まり構造になっており、事実上の本線である大月線と支線の河口湖線を行き来する列車は当駅でスイッチバックする。
1929年の開業以降は長らく富士吉田駅であった。
2011年7月1日、富士山駅に改称。
これは自治体の名前より富士山周辺の観光再開発を優先させたためであるという見方がされている。
駅構造
櫛形ホーム2面3線の地上駅となっており、特急を含む全列車が当駅に停車する。
1番線が1番線が1面1線の臨時ホームで、隣接する工場(富士急行鉄道技術センター)への入出場線を兼ねている。
2・3番線は1面2線の島式ホームで、定期列車が発着する。
2011年にホームを延長した3番線のみ6両編成に対応。
行き止まり式のホームの先には、6階建ての駅ビル「キュースタ」がある。
1階の駅入口には大きな鳥居が建てられており、扁額部分に駅名が書かれている。
バス路線
駅前に1番乗り場~6番乗り場まであるバスターミナルがある。
1番乗り場は、関東や関西方面に向かう高速バスが発着、2~6番乗り場は、御殿場駅、富士五湖方面の一般路線バスのほか、周辺の観光地へ向かう周遊バス、富士山吉田口五合目行きの登山バスが発着する。
バスターミナル内にはバスきっぷ売場があり、高速バスの乗車券や路線バスのフリー切符・定期券が販売されている。
その他
・2016年度の1日平均乗降人員は1739人で、富士吉田市で一番利用客が多い。
・列車の到着時には、文部省唱歌の『ふじの山』が流れる。
・3番線ホームが延長されるまで、6両編成の列車などはドアカットを行っていた。
・駅ビルは、2005年まで「富士急ターミナルビル」として、イトーヨーカドー富士吉田店が入店していた。
・スイッチバックになっているのは、かつての都留馬車鉄道が御殿場方面につながっていた名残りである。
隣の駅
富士急ハイランド駅(河口湖線) - 富士山駅 - 月江寺駅(大月線)
※当駅から河口湖駅までは特急料金不要