概要
どちらも「九州島内の駅」であることと、「第3セクター路線が発着する駅」であるという共通項を持つ。
熊本県の立野駅
1916年に開業した。
阿蘇の外輪山の麓にあるため、3段スイッチバック機能を有している。
2016年4月の熊本・大分地震において発生した大規模な土砂崩れの為、線路が寸断されて不通となっているが、このうち豊肥本線については2020年8月8日に肥後大津~阿蘇の間を再開し、4年ぶりに大分乗り入れを果たした。
南阿蘇鉄道も2018年3月に不通区間の本格的な復旧工事に着工、2023年7月15日に全線再開と同時に、第三セクター転換前に行われていた豊肥本線の乗り入れも朝の2往復で開始した(立野駅~肥後大津駅間)。
駅構造
単式ホームと島式ホームそれぞれ1面を持つ2面3線の地上駅で、JR・南阿蘇鉄道とも無人駅。
JRの1番線は南阿蘇鉄道へとつながっており、また瀬田・赤水方のシーサスクロッシング直前からも南阿蘇鉄道への分岐線が設けられている。このため、現在は未設定ではあるが熊本方面への直通運転も可能。
事業者 | のりば | 路線 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
南阿蘇鉄道 | 無番 | 高森線 | 高森方面 | 国鉄時代は0番線だった |
JR九州 | 1 | 豊肥本線上り | 肥後大津・熊本方面 | ホーム有効長は4両 |
" | 2 | 豊肥本線下り | 阿蘇・大分方面 | " |
JR線は当駅を境にワンマン列車の運賃精算方法が変わり、大分方面は車内精算方式だが、より沿線人口が多い熊本方面は駅精算方式となるのが特徴である。
佐賀県の立野駅
九州自動車道の高架下に設けられた地上駅。
国鉄甘木線だった当時は開業しておらず、甘木鉄道へ移管されたのちの1987年11月に開業した。
無人駅で、単式1面1線のホームを持つ。
甘木線はちなみに、ここと小郡駅(国鉄時代は筑後小郡駅だった)との間で県境を越えて福岡県に入る。
関連項目
立野駅(熊本県)
立野駅(佐賀県)