概要
阿蘇五岳と呼ばれる高岳(最高峰1,592m)、中岳、根子岳、鳥帽子岳、杵島岳を中心に1,000m級の山々が周りを囲む。
外輪山も含めると周囲が約128㎞もあり、カルデラの規模は平坦部に約5万人が生活しているほど大規模である。
現在も火山活動が活発な山の一つで、活動が落ち着いている時には観光で中岳の火口近くに立ち入る事ができる。
平成28年熊本地震では山体部でも道路や施設などで大きな被害を受け、開通・営業再開まで時間を要した。
傾斜は比較的なだらかなため中岳火口の近くまでマイカーや二輪車、バスでのアクセスが可能で、標高が上がるにつれて広大な草原が広がっていく。
草千里ヶ浜と呼ばれる池のあるスポットでは乗馬体験ができ、付近には阿蘇山の地質・生物や麓の文化・山岳信仰を紹介する博物館もある。
麓や少し離れた周辺には黒川温泉などの温泉が多く湧出している。
交通アクセス
近くに高速道路はなく、谷間を通り抜ける熊本市方面を除くといずれも国道での山越えとなる。
かつては火口の近くまで2本のロープウェイが開通していたが、老朽化や近年の噴火・地震の影響もあってそれぞれ廃止と営業停止になっている。
旧阿蘇山ロープウェイ乗り場から先は有料の阿蘇山公園道路となっているので、通行料金が必要となる。