概要
人口73万人。県庁所在地であり、政令指定都市である。
繁華街は中央区の上通り・下通りと呼ばれる、熊本城付近のアーケード街(新市街)であり、歓楽街からショッピング・グルメゾーンが集中しており、上通りの端の「並木坂」と呼ばれるエリアはストリート系ショップも多く、ファッション雑誌の撮影も行われている。また下通りにはアニメイトやらしんばんなどオタク系ショップも集中。
地方にしては宵っ張りな土地柄であり、日付が変わっても飲み会で盛り上がる飲食店はザラである。
行政区
中央区 / 東区 / 西区 / 南区 / 北区
歴史
戦国時代末期、豊臣秀吉の家臣である加藤清正がこの地に赴任した。荒野だったこの土地で干拓・治水工事を行い、城下町を整備して現在の熊本市の礎が築かれた。当時の用水路や堤防などは今も現役で使われている。江戸時代は細川氏が治め、城下町として国内で十指に入る規模を誇った。
明治時代初期、西南戦争が勃発し、熊本城は政府軍の軍事拠点となる。戦前の熊本市は九州鎮台のほか、政府の各出先機関が置かれ、鉄道唱歌にも「九州一の大都会」と謳われるほどであった。しかし戦後、山陽新幹線が博多止まりということもあって、九州の拠点企業や出先機関は福岡市に相次いで進出し、立場が逆転した。
2011年3月12日、九州新幹線が全線開業した。
2012年4月1日に旧熊本市と植木町と城南町、富合町と合併し、政令指定都市に移行した。(全国で20番目、九州では3番目の政令指定都市)
2016年4月、熊本地震が発生した。
交通
九州新幹線が南北を貫き、JR九州の鹿児島本線、豊肥本線が走るほか、熊本電気鉄道や熊本市電の路線が市民の足として親しまれている。
他の政令指定都市に比べて鉄道利用が少なく、車社会である。熊本駅が市の中心部から離れているためと考えられるが、近年は熊本駅周辺でも開発が行われ、駅前の土地も評価されている。
市内の名所など
熊本交通センタープラザ - 熊本県唯一の地下街が存在する。CMソングで熊本市のみならず県内全土で有名。所在していた施設が熊本桜町バスターミナルへとリニューアルされ、現在はこの名称は使われていない。