概要
熊本市の中心部にあるバスターミナル「熊本交通センター」の地下に存在していた、熊本市唯一の地下街である。1969年開業。
フロア内には飲食店や衣料品店、雑貨店、薬局、書店等が建ち並んでいた。
かつては(伊勢丹熊本店→岩田屋熊本店→阪神百貨店熊本店→)県民百貨店デパ地下とつながっているほか、バスターミナルの各発着場へと向かう階段も伸びていた。
また、熊本市電の辛島町電停にも近く、市電とバスの乗り継ぎ場所ともなっていた。
2000年代には施設の老朽化も進み、付近一帯を含め再開発が決定し2008年に再開発事業の準備が開始。
これにより2015年2月28日に県民百貨店が、3月末を以て同プラザが惜しまれながらも閉店、解体され、入居していた店舗は完全閉店か、別場所への移転となった。
バスターミナルやマンション、ショッピングゾーンなどを内包した再開発の大型総合商業施設「サクラマチクマモト」に3年あまりの工事期間を経由して立て替えられた。
建物が完成するまで、仮設のバスターミナルが路上に設置されているが、雨ざらしでバスを待つ乗降客には乗り場がわかりにくくなっているだけでなく、天候に左右される不便な状況となっていた。
また、交通センターや百貨店がなくなった期間は熊本市内の繁華街の人の流れにも影響を与え、特に下通り商店街の人通りが激減して売上低下に苦しめられた店舗も少なくなかった。
2019年9月10日にサクラマチクマモトのうち「熊本桜町バスターミナル」としてバスターミナル機能部分が先行して再スタート、残りのショッピングゾーンや映画館などの商業施設は同年9月14日に開業した。熊本城ホールは12月の開業予定(ただしその前にいくつかプレイベントがある)。交通センターに入っていた「三笠うどん」などの一部店舗はサクラマチで引き継ぐ形で新規開店し、交通センターの待ち合わせ場所として有名だった「泉の広場」の観音像も預け先の市内の寺院から帰り移築された(しかし、公式サイトでのフロア案内図に、観音様の位置が示されていないのが淋しい)。
サクラマチもB1Fの商店街があるため、「地下街」は新たな形で引き継がれたとも言える。
また、閉店時期にニコニコ動画にて流れていたアイドルマスターシンデレラガールズ8話にて、このセンタープラザ閉店関連のコメントも散見された。理由は同話内の熊本県人である。
センタープラザの歌
フロア内にはほぼエンドレスで、この曲が流されていた。
女性ヴォーカルバージョンもある。
謎の中毒性がある曲のため、熊本県民はほとんどそらで歌え、2015年12月末には、交通センター閉店を振り返る熊本県内各テレビ局の年末ニュース番組でもくり返し流されていた。
全国ネットのバラエティ番組でもネタにされたこともある。
外部リンク
九州産交公式サイト、2015年過去ページでの音源(インターネットアーカイブ)
センタープラザ閉店イベントに出演した地元出身歌手・舞花さんのブログ。当日の様子と歌詞