※本記事は、映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』のネタバレを含みます。 |
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「この程度か.... 今度は僕の番だ!!」
概要
『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』に登場する孫悟飯の新形態。
かつて悟飯がセルとの戦いで見せた超サイヤ人2の髪型を更に尖らせた様なシルエットで、シルバーグレーの髪色と黒い瞳孔、赤く輝く瞳が特徴的。白銀のオーラと赤紫色のスパークを身に纏っている。
小説版での記述によるとピッコロを痛め付けるセルマックスへの怒りと、そんな状況下でもピッコロを助けに行く事が出来ない自らへの不甲斐なさの感情が混ざり合い爆発した事で覚醒した。
作中で名称は明かされず、更に本作は情報解禁を徹底しておりグッズなども中々発表されなかった為、公開から暫くの間は名称が不明だったが、後に原作者の鳥山明のコメントと共に「孫悟飯ビースト」と発表された。
鳥山明曰く少年時代の覚醒イメージをベースにした悟飯独自の進化であり、名前は悟飯の中の"野獣が目覚めた"事をイメージに「孫悟飯ビースト」と命名された。
『超』の劇中では「超サイヤ人」ではなく悟飯個人としての独自の力で最強の父・孫悟空を越えようとしていた事がクローズアップされていた悟飯であるが、原作終盤の悟空による「怒って力の全てを引き出せば誰よりも強い」、ベジータからの「逆上してぶっちきれるとどうなるかわからん」、本作中でのピッコロからの信頼という、3者からの可能性の指摘の結実といった変身。
そんな彼にとって、この唯一無二の進化はまさしく"究極を超えた到達点"とも言えるべきものである。
漫画版では、事件解決後にピッコロにより命名され、悟飯本人としては「かっこいい」と納得している。また変身自体もピッコロにコツを教えてもらい、自由に変身することが可能となっている。
劇中での活躍
セルマックスへのトドメを刺すべく孫悟飯に気を最大限まで貯める事を指示し、ガンマ1号やゴテンクスら仲間達と共に時間稼ぎを行うピッコロだったが、仲間達は続々と敗れピッコロもまたセルマックスによる圧倒的な攻撃を受けてしまう。
そしてピッコロが追い詰められたその時、孫悟飯は怒りの力で現在の力の殻を破り、更なる強さへと進化した。
赤紫色のオーラを纏って現れた銀髪、そして赤眼の孫悟飯はセルマックスの全力のパンチを無防備で受けても物ともせず、逆にその反撃として放った蹴りでセルマックスの巨体を吹き飛ばした。
追い詰められたセルマックスは地球を覆い尽くさんばかりの巨大な破壊エネルギーの光弾を作り孫悟飯を押し潰そうとするが、そんな状況下でも孫悟飯は不敵な笑みを浮かべる。そしてピッコロの呼びかけに応じ、密かに練習していた魔貫光殺砲の構えを取る。
最後は孫悟飯の様子に危機感を覚え逃げようとするところをピッコロに拘束され、その巨大なエネルギー弾ごと魔貫光殺砲で貫きセルマックスの活動を止める事に成功。セルマックスは搭載されていた活動停止に連動して発動する自爆機能により爆発し、レッドリボン軍の秘密基地もろとも跡形もなく消え去った。
こうして父の代より続いたレッドリボン軍との因縁とその野望に終止符が打たれたのであった(コミカライズではカーマインを初めとした僅かな残党が密かに生き延びていた)。
戦闘力
これまで幾度も爆発的な覚醒をしてきた孫悟飯だが、今回も例に漏れず“怒りの力のみ”で圧倒的なパワーアップを果たしている。
その戦闘力はオレンジピッコロが巨大化しても尚、抵抗するのがやっとのパワーで暴れまわるセルマックスの戦闘力が線香花火程度、地球を覆いつくすレベルのエネルギー弾を「シャボン玉」と呼べる程の隔絶した圧倒的なものとなっている。
また、セルマックスの巨体から放たれる渾身の拳を受け止めた際には防御体勢など全くとっていないにもかかわらず微動だにしないどころか無傷で済ませているが、パンチの威力は衝撃波として孫悟飯の体を突き抜け、その背後の軌道上を極太のレーザーのような拳圧の余波が破壊し尽くしていたことからも、セルマックスの攻撃が決して生半可なものではなかったことと、この状態の孫悟飯の防御力がいかに常軌を逸しているかが分かる。
レッドリボン軍の最凶兵器を、まさに吹けば飛ぶような存在にしてしまうその潜在能力はピッコロに「世界中の誰よりも強い」と言わしめる存在であることを再確認させてくれるものであった。
アニメ版とは設定や描写が異なる漫画版超では、スーパーヒーロー編後日談で修行により自在にビーストに変身できる様になっており、身勝手の極意の悟空と手合わせをしている。
身勝手状態の悟空の反応速度に翻弄され攻撃が当たらず有利な展開に持ち込まれたと思われたが、パワーを溜めてから猛ラッシュを仕掛けることで身勝手の速度を上回って攻撃を当てることに成功している。
互角の戦いが続いたが、途中で中断したため決着はつかなかった。(あくまで悟空は勝つつもりは無く、悟飯が強くなったことを確認することが目的だった模様)
ブロリーとも対戦しており、超サイヤ人を制御したブロリーに対して互角以上の強さを見せている。怒りを制御したてのブロリーよりは悟飯の方が力を上手くコントロールできているらしい。
この際、ウイスをもってして「特別な才能を持っている」と言わしめている。
余談
当初、鳥山明は悟飯の新形態として「怖い顔に青い肌」を持った姿を考案していたが、悟飯のイメージと異なる事に気付き従来の変身と同じ髪型が逆立つこのビーストの変身をデザインした。従来と似たデザインに多少の不安があった様だが、逆に好評の声を沢山貰い恐縮したという。
また鳥山明はこれまで登場した沢山の変身について「これ以上変身されるとどんなデザインにしていいか困ってしまいます(笑)」とコメントしている。
作中では、(状況が状況とはいえ)「ビースト」と言う名称は出なかったが、コミカライズで掲載された後日談では、ピッコロによって命名されたと悟飯本人が語っていた。
悟飯がこの形態へ至るまでの直前のシーンは、原作・アニメで人造人間16号がセルに踏み潰され超サイヤ人2へ覚醒するシーンのオマージュになっている。
冷たい笑み(小説記述)について
なお一部の観劇者は、セルが全力のエネルギー弾を作り始めた時に一瞬ニヤリと不敵な笑みを浮かべた悟飯のシーンから、「かつてのセル戦の如く、また増長してピンチになるんじゃないか?」と連想しヒヤヒヤしていた模様。この場面では、状況が状況だった上にピッコロの呼びかけもあったため流石に過去の過ちを繰り返すことはせず、危なげなく決着をつけた。
…が、小説版によれば実際にこの時の悟飯は「自身がかつて経験した事がない戦いへの期待」で冷たい笑みを浮かべていた事が判明。ピッコロの声で瞬時に判断を切り替えた旨が書かれている(この表情の変化は映画でも描写がある)。仮にピッコロの声がなければ、セルマックスに更なる行動を許した結果として地球が終わっていた可能性もあったかも知れない。
本項とは直接関係ないが、24年に発売されたゲーム『Sparking!_ZERO』のIFストーリーで、「セルゲームでピッコロが最初にセルに挑んだらどうなるのか?」と言うIFストーリーがあり、結果はピッコロがセルに痛めつけられたことで悟飯が怒りスーパーサイヤ人2に覚醒すると言う、スーパーヒーローの逆輸入的な似たシチュエーションとなっている。
こちらでもやはり一方的にセルをボコった悟飯は悟空の忠告を無視しようとしたが、ピッコロの呼びかけによって冷静さを取り戻している為、セルに対し負けを認め降参するよう説得する。しかしやはり逆上したセルに襲い掛かられ、原作同様に悟飯の一撃を喰らって人造人間18号を吐き出し第二形態へと弱体化したセルは自爆を試同じ結末となる。例え原作でピッコロの説得があってもセルの自爆と悟空の死は食い止められない運命であった。
つまり結論としてこのifで実証されている結末は、セルのプライドと性格によって生じたものなので、セルが「自爆という最後の手段を隠していた」限り、この結末は変えようがないという事が判明した。
ゲーム作品
スーパードラゴンボールヒーローズ
ウルトラゴッドミッション第3弾のSECとして初登場。
必殺技は専用モーションのある『魔貫光殺砲』。
こちらのモーションは同10弾から全ての孫悟飯:SH(ビースト)のカードが劇場版をより再現したバージョンへと変更されている。
同5弾SECではセルマックスを吹き飛ばした蹴りによる攻撃を『紫電獣蹴撃』という技として再現している。
ドラゴンボールレジェンズ
映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』キャンペーンとして参戦。同じイベントで登場した潜在能力解放ピッコロやパンと相性が良く、特にパンの援護性能はピカイチなため様々なキャラクターがお世話になっている。
最初からユニークゲージ最大の状態から始まり、30カウントの間与ダメ25%アップが付く。与ダメアップは場に出たときの60%も含め実質175%。初速の勢いが凄まじい。
消去不可の被ダメカットは60%で、戦闘不能な味方がいると10%アップする。
また、貴重な打撃・射撃両方に対応できる特殊カバチェンを持っている。敵がライジングラッシュ発動時、体力30%回復と踏ん張り付与があるため、優秀な受け役になれる。
さらにユニゲ最大時に必殺アーツと特殊アーツを強化し、強化前後の効果は以下の通りである。
強化前:必殺与ダメ30%アップのみが付いた射撃アーマー付き必殺アーツ
強化後:必殺与ダメ60%アップ、バニシングゲージ70%回復、属性相性不利無効が付いた射撃アーマー付き必殺アーツ
強化前:カード1枚ドロー、気力30回復、10カウント与ダメ30%アップが付いた通常特殊アーツ
強化後:敵の手札全破棄(発動回数2回)、カード1枚ドロー、気力50回復、10カウント与ダメ40%アップ、5カウント属性相性不利無効、バニゲ70%回復が付いた通常特殊アーツ
究極アーツは究極与ダメ40%アップ、踏ん張り貫通が付き、戦闘不能な味方がいる場合はバニゲ70%回復、最大4枚のカードドローが付く射撃アーマー付き究極アーツ。
メインアビリティでは究極アーツドロー、体力30%回復、気力50回復、敵の被ダメカットを15カウントの間100%マイナス、自身の能力低下・状態異常を解除する。戦闘不能な味方がいるときは敵のドラゴンボールを2つ減らし、自身の与ダメを30カウントもの間25%アップする。
というように当時消去不可の与ダメアップが100%前後だった時代に圧倒的な攻撃力を持っていた初代ビーストは環境を破壊し、ドラ悟飯ボールレジェンズと呼ばれるきっかけの一つとなる。そのあまりの強さに、メインアビリティの「今度は⋯ボクの番だ!」がこのビーストの恐怖を象徴する代名詞となった。
ちなみに必殺アーツ「紫電獣蹴撃」の技名はこちらが初出典。
また究極アーツ「爆裂ビーストラッシュ」は連続打撃の後かめはめ波を放つ技だが、相手の残り体力が必殺技でトドメを刺せる残量のときに放った場合のみ、演出が魔貫光殺砲に変化するという孫悟飯ビースト専用の凝った仕様となっている。
2023年のフェスティバルではより原作に近い演出、性能にリメイクされ、戦闘中アルティメットからビーストへと変身が可能。
バトル開始時、与ダメ100%アップ、打撃与ダメ40%アップ、被ダメ70%カット、アーツドロー速度1段階アップ、味方の射撃与ダメ30%アップが消去不可で付与される。
バトル経過カウントに応じてさらに強化されていき、その強化段階は以下の通りである。
10カウント経過後:与ダメ20%アップ、全アーツコスト5ダウンの両方が消去不可で付与
25カウント経過後:与ダメ20%アップ、気力回復速度60%アップの両方が消去不可で付与
40カウント経過後:与ダメ20%アップ(消去不可)、ユニゲ50%増加
このように時間が経てば経つほど大幅強化されていき、最終的に消去不可の与ダメアップが160%にまで到達してしまう。あまりのさばれせてしまうと、後述の変身もあるため早めに倒しておきたい。
加えて場に出てから4カウントごとに気力15回復、必殺与ダメ10%アップと必殺コスト3ダウンが30カウント付与される。
変身前の特殊カバチェンは射撃に対して発動。味方が敵のアーツ攻撃を受ける度にユニゲが増加し、最大値になると被ダメの属性相性不利無効30カウント、味方の体力15%回復、味方の待機カウント10短縮、敵のドラゴンボール1つ減少が1回のみ発動する。
敵の攻撃終了後、3回までの体力10%回復、特殊カバチェン無効が10カウント付く。自身以外のバトルメンバーが敵のアーツ攻撃を受ける度に与ダメ20%アップと特殊カバチェン無効が付く。といった感じで特殊カバチェン無効が非常に付けやすいため、コンボを止められることなく攻撃を叩き込める。
他にも敵が強力なアーツ攻撃を発動したときの味方へのバフや敵へのデバフも持っている。
打撃アーツには射撃アーマーがあり、射撃アーツにはヒット時敵全体のアーツコストを15上げる効果が付く。必殺アーツは3回までのバニゲ70%回復や、ユニゲ最大時の使用でカードドローやドラゴンボール入手が可能。もちろん突進時の射撃アーマーも付いている。特殊アーツは2回まで必殺アーツをドローし、体力10%回復と気力50回復、15カウントの与ダメ20%アップ、敵の特殊アーツ全破棄などの強力な効果がある。
メインアビリティで体力と気力を中程度回復し、衝撃・斬撃属性の被ダメをカット、能力低下と状態異常を解除した状態でビーストに変身する。ユニゲ最大値での変身なら、特殊アーツドロー、ユニゲ100%増加、敵の手札全破棄、敵のバニゲを0%にする効果が追加される。
ここからはビースト変身時の性能を紹介する。
打撃・射撃アーツは変身前と同じで、必殺アーツは変身前と同じバニゲ回復に加えて踏ん張り貫通が追加。ユニゲ最大時に使用すればカード1枚ドロー、ドラゴンボール1個増加、敵の被ダメカットをマイナスする効果が付与される。突進時射撃アーマー付きである。特殊アーツは名称こそ変わるものの効果は変身前と同じ。
場に出たときに発動する効果は変身前とほぼ同じで、手札3枚以下の場合カード1枚ドロー、気力30回復、能力低下解除、敵の手札1枚破棄。バトル経過カウントに応じて再び強化され、25カウント後に与ダメ20%アップと気力回復速度60%アップが消去不可で付与され、40カウント経過後に消去不可の与ダメ20%アップが付く。変身前のものと合わせれば、ビースト化により消去不可の与ダメアップは200%に上る。
変身後、または場に出てから4カウントごとの強化は変身前の効果に加えてバニゲ70%回復が3回まで発動する。
何もしていないときに範囲系特殊アーツを1回限り無効化する。
打撃に対する特殊カバチェンを所持。気力チャージによりユニゲが超高速で増加し、最大値になると気力50回復、ドロ速1段階アップ、3回まで属性相性不利無効が付与される。
敵の攻撃終了後と味方が攻撃を受ける度に発動する効果は変身前と同じで特殊カバチェン無効を付けやすい。
敵が必殺・究極・覚醒アーツ、またはライジングラッシュ使用時のバフとデバフは変身前と同じ効果を強化したものとなっている。
メインアビリティでは体力と気力を回復し、特殊カバチェン無効を付与。戦闘不能な味方の人数によって体力回復、必殺与ダメアップ、ユニゲ100%増加、ライジングラッシュ封印の効果が付く。
レジェンズ二体目のビーストは時間が経てば経つほど強くなっていく、ULTRAゴジブルのような特長を持った非常に強力なアタッカーと言える。
そしてきたるレジェンズフェスティバル2024の最後を飾るULTRAレアリティのキャラクターとして実装。YELLOW属性の打撃タイプ。
消去不可の与ダメアップはバトル開始時に200%、場に出たとき90%付与され合計290%。長きに渡り環境トップを張るULTRA魔人ベジータですら消去不可の与ダメアップ250%であることを考えると、その破格の火力が分かるだろう。
被ダメ70%カット、衝撃・刺突属性15%カット、気力回復速度50%アップ、アーツドロー速度1段階アップ、打撃・射撃アーツコスト5ダウンも消去不可で始めから付いている。
場に出たとき、カード1枚ドロー、体力と気力の小回復、上述の与ダメ90%アップ、被ダメの属性相性不利無効、能力低下と状態異常の無効、敵の必殺アーツ全破棄、敵全体に必殺アーツ威力40%ダウンが発動。
自身が打撃・射撃アーツを使用するたびにカード1枚ドロー、ユニゲ20%増加、10カウント与ダメ20%アップ、1回のみ特殊カバチェン無効10カウント、1回のみ敵の手札破棄無効5カウントが付与され、交代時この発動回数はリセットされる。
自身が必殺アーツをドローすると気力30回復、必殺与ダメ30%アップ、手札破棄無効、能力低下解除を発動。
自身が敵のアーツ攻撃を受けるたびに体力3%回復、2回まで味方の待機カウント2カウント短縮(交代時発動回数リセット)、敵全体に全アーツコスト10アップの能力低下を発動する。
さらに自身の残り体力50%以下の場合、体力40%回復、敵の気力100減少、敵の手札全破棄、敵の特殊アーツ封印が発動する。
打撃アーツに対する特殊カバチェンを所持。そしてユニゲ30%以上かつ何もしていない状態のとき、ユニゲを全て消費して突進系の究極・覚醒アーツかライジングラッシュにオートカウンターを発動する。しかもこれまでのオートカウンターは攻撃を止めるだけでダメージを与えなかったが、このカウンターは特大ダメージを与えるだけなくカード最大4枚ドロー、気力50回復、属性相性不利無効、敵の手札全破棄の効果を発動する。特殊カバチェン無効やアーツ選択時にカウンターが発動しないという隙はあるものの、バトルにおいて最大の攻撃手段である究極アーツとライジングラッシュを防げるのは強すぎる。このカウンターダメージで戦闘不能にはならないが、敵からすると安易に攻めづらい脅威となる。
おまけに自身の生存時、敵が究極・覚醒アーツかライジングラッシュを発動すると敵の能力強化と状態強化を消した上で自身の待機カウントを10カウント短縮するため、適切なタイミングでカバチェンすることができる便利仕様。
これだけでも充分ぶっ壊れなのだが、さらなるギミックとしてアクティブゲージを所持している。これは自身が場に出ているか控えにいるときにごく僅かに増加し、味方が敵のアーツ攻撃を受けるたびに5%ずつ10回まで増加する。そして最大値になったときアクティブゲージが光り、タップすると魔貫光殺砲が発動する。溜めの時間があるものの瞬時に判断して止めるのは難しく、成功すればバニシングステップやカバチェンも効かない全範囲への超特大ダメージが降り注ぐ。さらに発動時、属性相性不利無効、踏ん張り貫通、能力低下・状態異常の解除が付与される。この攻撃の火力は凄まじく、究極アーツやライジングラッシュに並ぶ第三の最強攻撃手段と言える確殺級のダメージを与えることができる。
耐久力はそれほど高くないものの、究極アーツとライジングラッシュに対するカウンター、オリジナルのギミック「アクティブゲージ」で(わずかな隙を突かれなければ)回避不可の魔貫光殺砲を放つなど、とにかく火力に特化した性能となっている。
まさに2024年を締めくくるレジェンズフェスティバル最後のキャラクターに相応しい最強性能。魔ベジや覚醒ゴジブルなど強者ひしめく黄色属性であることも環境に刺さっており、環境の頂点に君臨している。
ちなみに究極・覚醒アーツやライジングラッシュへのカウンター演出は初代ビーストの必殺アーツと同じ動きで、映画の同様のシーンから取っている。またガシャや編成画面での登場セリフは「勝てないぞ、おまえは…」、戦闘中の必殺アーツの演出では相手の顎を持ち不適な笑みを浮かべ、特殊アーツでは「こっちだ、ウスノロ!」とアルティメット悟飯が強く意識されている。
ドラゴンボールZドッカンバトル
- 超体属性(アルティメット孫悟飯)(フェス限定LRキャラクター)
2022年12月開催の年末Wドッカンフェスで初登場。
厳密にはビーストではなくアルティメット悟飯のカードであり、ビーストはアクティブスキル使用時のみ登場。気力が20以上での超高確率必殺追撃、24での全属性効果抜群攻撃など、攻撃面に特化した性能となっている。師弟の絆カテゴリの味方が居ると3ターン限定のステータス上昇、全属性ガードが発動する。
瞬間火力が高い点は優秀なのだがこのゲームにおける悟飯は大部分がほぼ常時気力不足と言う弱点を抱えており、このキャラも例外ではない(気玉取得時の気力ブーストも大して意味は無い)。そのため(近年ではある程度緩和はされているが)気力が貯めづらく、更にその気力を解決してもパッシブの特性上必殺追撃の発動が望ましいにもかかわらずその発動が確率依存なせいで安定感に欠ける。
対であるオレンジピッコロの性能が2024年現在でも最前線で大暴れしていることもあり、ピッコロの再評価のたびに比較される悲哀に満ちたキャラクターである。
しかし後にぶっちぎり最強の相方(後述)の登場により安定性と火力の面でパワーアップを遂げており、ピッコロほどでは無いが活躍の場は広がったと言える。当初は後述の相方の編成においてスタメンだったが、その後、相方のパーティは極限組が強すぎて、早々に弾き出されてしまった。とは言え火力は現在でも凄いので遊びで使う分には十分である。
- 超力属性(孫悟飯ビースト)(フェス限定LRキャラクター)
2024年2月開催の9周年ドッカンフェス後半の目玉キャラとして登場。
元から備えていた高い攻撃性能は文句の付けようがない最強クラスの性能を持ちつつ、悟飯系列特有の気力問題の克服や新規アクティブスキル、ユニット必殺技と性能を盛りに盛られている(ただリンクスキルはやや繋がりづらいが素で強いため無意味)。しかしこのキャラクター最大の特徴は、それらの性能などオマケと言わんばかりのドッカンバトル最強の防御性能である。
現在のドッカンバトルの高難度ステージにおける敵の火力は9周年以降大幅なインフレを続けており、その必殺技を既存のキャラで受けた場合は極々一部の防御特化の特殊なキャラを除いてほぼ例外無く一撃でKOされる。
実装当時はこの敵火力に回避、無効化抜きで真っ向から立ち向かえる唯一のキャラとして9周年CP前半の目玉であるブロリー(極速属性)が存在していたが、それですらチームの総HPの大部分を持っていかれる事も珍しく無かった。
そんな上澄みですら必殺を喰らえば大ダメージを免れず、並のキャラクターは通常攻撃すら耐えられない程の火力を持った敵が蔓延る環境の中で実装されたビーストの防御性能であるが……
【敵ATK1000万の攻撃すらもノーダメージに完封可能】
はっきり言うとイカれているとしか言えない性能である。
一番良い条件が整った状態の数値とはいえ、現在の敵の最大火力が約360万である事を考えると過剰とも言うべき防御力と言えるだろう。
因みにパッシブスキルの条件をフルに満たせず、最も弱い状態の防御性能ですら前述のブロリーを上回っているため、どれほどビーストの防御性能が今までと次元が違うかが分かる(因みに火力性能面はブロリーの圧勝であるため、火力のブロリー、防御のビーストと言うのが現在のドッカンの認識である)。ただし戦法やカテゴリの幅が広がった事で高難易度攻略もある程度突破法が多様になっているため、流石にかつての1周年ゴジータのような覇権キャラとまでは行かない。
演出は映画本編はもちろんセル戦やボージャック戦、ゼノバース2から取られている。特にピッコロとのユニット必殺は必見。
微ーストなどと揶揄されていた苦い過去を振り切り、真のスーパーヒーローとして環境に降り立った姿はまさしく師より賜った「この世界の誰よりも強い」戦士の称号を見事に体現した結果となった。
ただし再び敵火力のインフレの進んだ現在(現在の最大火力は約690万)ではステージギミックにより威力の跳ね上がった敵必殺技によりこのビーストの超防御が突破される事例も極々一部だが発生、これにより性能を過信して適当に使っていると負け筋になりうる存在になりつつある辺り、インフレとは恐ろしいものである(無論そんな事は本当にごく稀なのだが…)。
ドラゴンボールゼノバース2
ピッコロ及び青年悟飯(&ビーデル)の好感度を最大にするという条件を満たすことでアバターがビーストに変身可能となる。
全種族共通で、髪があるタイプ(地球人、サイヤ人)の種族だと髪が悟飯ビーストと同じになり、全種族とも目が赤目の固有パターンになる。
必要技力は500で性能は潜在能力解放の上位互換だが、他の変身と違い、ビーストのみ変身時に技力を消費してしまう。
その分潜在能力解放よりも攻撃力と技力上昇量がアップし、また△□△△△△△で特殊コンボルートが追加される。
2023年5月11日(木)に配信する「正義のヒーロー編パック第2弾」にプレイアブルキャラとして参戦。
攻撃力が非常に高く、接近戦で有利な必殺技を複数持つ。
ドラゴンボールSparking! ZERO
DLC1「正義のヒーロー」で初参戦。
関連動画
- 【映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』キャラクターPV(悟飯ver.)】
※公式YouTubeチャンネル『東映映画チャンネル』より転載
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悟飯ビースト:表記揺れ