概要
『ドラゴンボール』シリーズの劇場版アニメ第21作。
『ドラゴンボール超』の映画としては「ブロリー」に続く2作目。
キャッチコピーは「レッドリボン軍 超極秘作戦、開始!」「鳥山明 渾身の一作」。
本作は劇場版シリーズとしては初の全編3Dアニメーションとして制作されている。
前作までと同様に原作者・鳥山明が脚本・キャラクターデザインを務め、その中でも台詞一つ一つまで最も深く関わった劇場作品とされている。例えばピッコロは配色が原作と同じものになっていたり、新たに自宅なども設定されている。
今作の主役は孫悟飯とピッコロであり、孫悟空やベジータの出番は少ない。『超』のアニメシリーズはこれまで孫悟空とベジータを中心にストーリーが展開されていた為、久々に孫悟飯とピッコロに焦点を当てるということで注目を集めた。その為、キャストクレジットのキャラクターの順番も悟飯が最初になっており、ピッコロもクレジットの最後尾に記載され、トリを飾っている。
前作で登場したブロリーも登場しており、彼が劇場版に出演するのは『ドラゴンボールZ』の3部作を含めて5度目になる。
「神と神」から登場していたピラフ一味は今作では登場していないが、コミカライズ版では悟天とトランクス共々マイの身長が伸びて学校に通っているという補完がされている。
本来は4月22日公開予定だったが、制作元の東映アニメーションに対する何者かの不正アクセスにより製作が困難な状況となり当初の公開予定日に間に合わなくなる事態となったため、公開延期となっていたが、新たな公開日が2022年6月11日に決定した。
本作の1年半後の2024年3月1日に鳥山氏が急性硬膜下血腫で死去した為、本作は鳥山氏存命時に公開された最後の長編アニメ作品となった。
(最後に制作に関与したのは2024年放送の『ドラゴンボールDAIMA』)
ストーリー
かつて孫悟空の手によって壊滅させられたレッドリボン軍。その意志を継いだ新生レッドリボン軍は新たに最強の人造人間・ガンマ1号&ガンマ2号を生み出し復讐へと動き始める。
不穏な動きをいち早く察知したピッコロはレッドリボン軍の基地へと潜入するが、そこでまさかの"最凶兵器"の存在を知るのだった…!!
娘のパンを攫われ基地へ誘き出された悟飯も参戦して、かつてない超絶バトルが始まる!!
レッドリボン軍の目的とは?ガンマ達が語るスーパーヒーローとは?迫りくる危機を前に、今こそ目覚めよ!スーパーヒーロー!!
登場キャラクター
悟空と仲間達
- 孫悟飯(CV:野沢雅子)
- 孫悟空(CV:野沢雅子)
- 孫悟天(CV:野沢雅子)
- パン(CV:皆口裕子)
- ピッコロ(CV:古川登志夫)
- ベジータ(CV:堀川りょう)
- トランクス(CV:草尾毅)
- ゴテンクス(CV:野沢雅子&草尾毅)
- クリリン(CV:田中真弓)
- 人造人間18号(CV:伊藤美紀)
- ブルマ(CV:久川綾)
- ビーデル(CV:皆口裕子)
- デンデ(CV:平野綾)
- カリン(CV:魚建)
- ヤジロベー(CV:田中真弓)
- ビルス(CV:山寺宏一)
- ウイス(CV:森田成一)
ゲスト(レッドリボン軍)
関連動画
関連タグ
ドラゴンボールファイターズ:レッドリボン軍の残党の暗躍というコンセプトが本作と類似。このゲームのオリジナルキャラがちょっとだけ登場している。
物語の流れ
魔人ブウ編→神と神(破壊神ビルス編)→復活の「F」(フリーザ復活編)→破壊神シャンパ編→“未来”トランクス編→宇宙サバイバル編→ブロリー(BROLY)→銀河パトロール囚人編→生残者グラノラ編→スーパーヒーロー→平穏な世界編(原作最終回)