概要
空中で黄色いXの人文字を描いてからのライダーキック。
初期は体一つで放つ必殺技だったが、5話からライドルスティックを使った演出に強化。
空中に放り投げたライドルスティックに掴まって鉄棒の大車輪のように回転し、その勢いをつけて空中で両手両足を広げてXポーズをとり、前宙で勢いをつけながらキックするようになった。
黒背景に金色のX文字のカットインが回転し、飛行機のレシプロ音のような効果音が特徴。
歴代一まだるっこしい過程をたどって放つライダーキックだが威力は絶大で、厚さ42㎝の鉄板を貫通する破壊力とされる。戦車の前面装甲は30㎝程度なので、簡単にぶち抜ける計算になる。
前期のXライダーーの決め技であり、多くのGOD怪人を葬ってきた。
バリエーションとしてマッハアキレス対策の特訓で会得したX二段キック、強敵アポロガイストを倒したX必殺キックなど。
イメージソング「戦え!7人ライダー」では「♪Xキックは山崩し」と歌われている。
後期のマーキュリー回路移植後の必殺技、真空地獄車の最後のキックもXキックと呼ぶ場合もあるが、こちらでは大車輪による威力強化は用いていない。
後続作品での描写
神敬介がスカイライダー救援のために駆けつけたトリカブトロンとの戦いで使用。
大車輪は使わず、空中で赤いXの人文字を描いてからの素早いキックとなっている。
映画『MOVIE大戦MEGAMAX』
この作品からホイップ専用演出だったX文字の描画をスティックでも行う様になる。
独特の鉄棒大車輪から再現された。
地上で黄色いX文字を描いてからスティックを上空に放り投げる。
本編ではライドルが空中に固定される原理は不明だったが、今作ではライドル両端のグリップが電磁場のように赤く発光して空中で制止している。
コピーウヴァを一撃で粉砕した。
新解釈として当時はカットインでクルクル回っていたX文字を実際に蹴り足に纏う様になり、赤いXを右足の先で回転させながらキックしている。
映画『仮面ライダー大戦>』
基本的にはMEGAMAX版と同じで赤いX文字を足でクルクルさせながらのキックだが、地上でスティックによるX文字描画がない、空中での人文字Xがないなど一部のプロセスが省略されている。
また鉄棒大車輪の際に明らかにライドルがスティックより長くなっており、ロングポールではないかとも言われているが、特に言及もないので編集時のトリミングミスと思われる。
終盤でメガリバースマシンを破壊した際には大車輪を用いず上空から突撃。
パチンコ『仮面ライダーフルスロットル』
ライドルを長く伸ばして左右の端にあるコンテナに固定したり、崖岩に突き刺し、バネジャンプの要領でXキックを放つことがある。