概要
両端にグリップが付いている、150㎝程の長い棒。トドメのXキックで使用する関係上、GOD怪人と決着を付ける時はこの形態になっている事が多い。
必殺技
- 大車輪
空中に設置したライドルで鉄棒の大車輪を行う。代名詞Xキックのセットアップとして利用されるほか、空中での2段ジャンプとして利用したり、 Xキックに見せかけた一部技へのフェイントなどに用いる。
- ライドル脳天割り
上空でライドルスティックの大車輪を行いお馴染みのXキック、と見せかけスティックを持ち直して相手に垂直落下、フェイントで相手の虚を突き文字通り相手の脳天を叩き割る勢いでライドルを振り下ろし頭部を痛打する。アルセイデスを撃破した。
再生プロメテスに食らわせた際は「ライダー脳天割り」と呼称して大車輪無しのジャンプから使用し、頭部から縦に真っ二つにした。このインパクトと貴重な怪人を倒した技である事からゲーム作品では採用されやすく、ローリングアタックのように強烈なホイール回転を加えながら相手に突撃しライドルを振り下ろす技としてパワーアップしたりする(ガンバライドでは規制に配慮しつつ相手目線というカメラワークでやはり縦真っ二つに両断している)
- ライドルアタック
空中高く飛び上がり仰向けに倒れた敵のどてっ腹に急降下でライドルの先端を押し当てる。再生クロノスに使用。
- ライドル風車
ライドルを片手で扇風機のように回転させて風を起こし、ガス噴射などの攻撃を跳ね返す。派生で火炎放射を弾き返すライドル風車・火炎返しがある
- ライドルバリア
垂直に構えることで電磁バリアを展開する。オカルトスの超能力念波を弾き返した。
- 回転キック
ライドルを地面に垂直に突き立て、両手で掴み横方向にぶら下がり(いわゆるヒューマンフラッグや人間鯉登り)水平に鉄棒大車輪をして回転し、先端の足で周囲の敵を蹴散らす技、イカルスやオカルトスの回などで使用され周囲のGOD工作員を一掃した。
神話怪人の中でも力自慢の一人であるヘラクレスですらへし折ることができないほどの頑丈さを誇る。
必殺技のXキックは、これに掴まって空中で鉄棒の大車輪のように回転して放つ。空中に放り投げた棒をどうやって固定しているのかについては描写がぼかされており長年の謎であったが、ライドルの内部には電磁衝撃波発生装置と通信機器が備わっており、瞬間反動磁場を形成し空中で静止させるとのこと。仮面ライダーXの手を離れていても脳波コントロールでによって自由に操る事も可能。
『MOVIE大戦MEGA MAX』でも電磁波を両端に作用させる事で空中に静止させているというように描かれていた。
また、『ジャッカー電撃隊』のビッグワンも空中で鉄棒運動を行う。
後年の映画作品では基本的にホイップ形態で行っていたX字の描画と名乗り演出をスティックでも行うようになり、『仮面ライダー大戦』では、名乗り演出のような(色は赤くなっている)X字状のエネルギーを形成した後、それを撃ち出すという新技も披露していた。この技で仮面ライダーウィザード、仮面ライダーファイズブラスターフォームと共に地下帝国バダンの秘密兵器であるメガリバースマシンを内部から破壊している。
『バトライド・ウォー創生』ではホイップ形態で「X切り」のパワーアップ版としても使用し、X字に切ったエネルギーをそのまま相手に打ち出す。