「俺の邪魔を何故したのだ!そこに隠れてる奴!」
CV:八代駿(第9-10、21話)、安原義人(第28話) 人間態:三上剛 スーツアクター:池田力也
概要
『仮面ライダーX』第9話「Xライダー必殺大特訓」~第10話「GOD秘密警察!アポロガイスト!!」に登場するトロイア戦争の英雄アキレスをモデルとする神話怪人。鳴き声は「グエーッ」
その名の通り俊足であり、足に履いているジェットローラーでジェット機並みの速さを出すことができる。冷静さに欠ける性格で、上司のアポロガイストから「瞬間湯沸かし器」と称されるほど短気。剣を武器に持ち、ドリームウイルスを仕込んだ巨大な蜂を操る。
神話のアキレス同様かかとが弱点。
配下のGOD戦闘工作員もジェットローラーを装着している。
GOD総司令より人間を自在に操ることができる「ドリームウイルス」を使った「日本人ロボット作戦」の実行を命じられ、作戦のテストとしてとある村の住人を口から発射するドリームウイルスが塗られている針で洗脳し、洗脳を免れた代わりに記憶喪失となり村から逃げ出したミキという少女の父親に成りすまして追跡し、Xライダーを激闘の末一度は勝利する。
Xライダーがまだ生きている事を突き止めると、ドリームウイルスの解毒剤を餌に大井埠頭におびき出して再度戦うが、大特訓によってあみだされたX2段キックを弱点のかかとに受け大ダメージを負い、アポロガイストのアポロショットで処刑されてしまった。
計画自体は、プロメテスが引き継いだものの彼も過剰な自信が原因で失敗することとなった。
第21話「アポロガイスト最後の総攻撃!!」にて再生アポロガイスト率いる再生怪人軍団の一員として登場したが、アポロガイストとは処刑された件も含め生前ウマが会わなかったのもあり、Xライダーと立花藤兵衛の説得を受けて組織を裏切ることを決意し、ライダー達の味方になる。
その際、当初は
「このアキレスが敵の言うことを聞くと思うか?」
と返すも彼の性格を知っているxライダーから
「お前ほどの男がいつまでもアポロガイストの良いように働くには惜しいと思うが?」
と引き合いに出すと
「当然だ!!」
とあっさり掌を返した。
かつてアポロガイストにナメられた上に処刑された悔しさを思い出したのだろう。
アポロン宮殿への潜入を目論む神敬介の指示により、彼を拘束して再生アポロガイストの前に連行し、パーフェクターを強奪した事を報告するが、再生アポロガイストには裏切りを即座に見抜かれており、罰としてアポロマグナムで再び処刑されてしまった。なお、この時マッハアキレスがXライダーから強奪したと称して持参したのは本物のパーフェクターであり、真意はともかく報告自体に嘘は無かった。
更に、アポロガイストもアキレスが口車に乗ると読んではいたもののまさか本当にパーフェクターを持っているとは思わなかったらしく、「アキレスがパーフェクターを持っていたのか!」と叫んでいる。
第28話「見よ!Xライダーの大変身」では、(記憶を抹消されたのか、はたまたアポロガイスト配下では無くなったからか)上記の裏切りが無かったかのようにクモナポレオンの部下の再生怪人の一員として再び登場したが、仮面ライダーV3に倒された。
劇場映画『五人ライダー対キングダーク』ではジンギスカンコンドル、ガマゴエモンと共にXライダーの戦闘力を分析するためにライダーの戦いを撮影する車を警備し、自身もXライダーと戦うがその後車が自爆したため生死不明なまま姿を消してしまった。
第28話はこちらの劇場版より時系列が後である事を示唆するような描写もあるので、生存してクモナポレオンと合流したとも解釈できる。
『仮面ライダーSD』ではアポロガイストの愛機アポロチャリオッツの操縦をしている。
余談
アポロガイストと馬が合わないのは神話的に見ても大正解であり、アポロガイストの元ネタであるアポロンはトロイア戦争ではトロイアに味方をしており、マッハアキレスの元ネタであるアキレウスはギリシャ側の英雄であった。トロイア王子パリスはアポロンから加護を貰うことでアキレウスを討ち取ったと伝わる。