「おのれXライダー!この死神クロノス様が、おまえの首をアポロンの宮殿に捧げてやる!」
CV/ 沼田曜一(15-16話、人間態も兼任)西崎章治(21話)山下啓介(劇場版)
スーツアクター/池田力也
概要
『仮面ライダーX』第15話「ゴッド秘密基地!Xライダー潜入す‼」、第16話「逆襲アポロガイスト!Xライダー危うし‼」に登場。
GODの巨大秘密施設『アポロン宮殿』の道先案内人を務める、ギリシャ神話に登場する大地および農耕の神クロノスをモチーフにしたGOD神話怪人の1人。
そのことから地位的にはGOD秘密警察の次に高い地位に当たると思われ、戦闘能力もそれに似合う位に高い。(余談だが、クロノスはアポロガイストのモデルである太陽神アポロンの祖父に当たる)。普段は灰色の顔をした不気味な老人の姿で暗躍する。
鳴き声は「シューッ、シューッ、シューッ…」
戦闘時には名前にもあるように死神が用いる様な巨大な大鎌を武器に相手に襲いかかり、これに炎を纏わせて相手を切り付ける『クロノス地獄鎌』という名の必殺技を持つ。
活躍
GOD総司令からの指令を受け、GOD秘密警察第1室長・アポロガイストの強化復活の為にGOD日本特務員の1人である城北大学の電子物理学教授・宮本大悟博士と生体部分担当の川上(21話ではなぜかハヤタ。下の名前だろうか?)医師を『アポロン宮殿』まで案内する役目を仰せつかっており、その為に指令書が封入された通信連絡人形を相手へと届ける役割を担っていた。
通信連絡人形を無事に川上医師へと届けた後、次の届先である宮本大悟博士の元へと向かう途中、手違いで城北大学の女子大生・チコのお弁当が入った箱と取り違えてしまい、慌てて取り戻しに行くも、既に内容は彼女と彼女の友人であるマコに聞かれてしまった為、口封じを行おうと襲い掛かる。
しかし偶々傍を通り、彼女たちから助けを求められ現場へとやって来ていた神敬介=仮面ライダーXに阻まれたため、一端その場から撤退する。
その後、総司令の意向でXライダーを組織に引き入れる為にワザと啓介を『アポロン宮殿』まで案内し、GODの組織力を見せ付け懐柔しようとするが、勿論こんな誘いに乗るXライダーではなく断固拒否の姿勢を見せたため、人員を総動員して襲い掛かり、古代ローマ帝国のコロシアム宜しくの殺試合を展開。
激戦の末、最後は『Xキック』を受け敗れ去るが、相打ちでXライダーに重傷を負わせることに成功し、自身の勝利を確信しつつ絶命した。
再生個体
その後、第21話「アポロガイスト 最後の総攻撃!!」において再生怪人軍団の一員として登場。ヘラクレス・ケルベロス・メドウサと共にチコとマコを救出するためアポロン宮殿に乗り込んできたXライダーを迎撃したがまとめて返り討ちにされた。
映画『五人ライダー対キングダーク』においても再生怪人軍団の一員として登場。
コウモリフランケンの作戦補佐を担当しており、5大ライダーたちとの最終決戦に挑むが、最後は乱戦の最中に(5人ライダーの中でぶっちぎり最弱であるはずの)ライダーマンにメタメタに殴られた挙句ブン投げられ、最後は『Xライダースーパーファイブキック』を受けて上空から落下してきたコウモリフランケンが引火、全員纏めて跡形もなく吹っ飛んだ。
※なお、ライダーマンは『仮面ライダーV3』最終回の後自らに強化改造を施し『V3』の時より強くなっているという説もある。
漫画『仮面ライダーSPIRITS』では山口でSPIRITS第十分隊随一の剣豪・ヒューリィと交戦。混戦の最中に月から帰還した仮面ライダーZXのZXキックを受けて倒される。
関連項目
仮面ライダークロノス…平成二期第8作に登場する同名の仮面ライダー。『仮面ライダー大戦』の設定も考慮すると、ドクターライダーとなるライダーと戦ったという共通点も持つ。
時の魔神クロノス…同じ東映のスーパー戦隊の作品に登場する同名の怪人。