概要
『仮面ライダーX』第3話「暗殺 毒ぐも作戦‼」に登場するギリシャ神話の英雄ヘラクレスを模した神話怪人の1人。怪力ヘラクレスの異名を持つ。ヘラクレスが最初の冒険で倒し以降も鎧にしたとされるネメアの獅子を模した兜が特徴。
日本へと来日したアダブ王国のキバラ特使を暗殺、もしくは誘拐して日本への石油輸出をストップさせ日本経済に大打撃を与える使命を帯びており、普段は黒いスーツを着こなした怪しい男性の姿で暗躍している。鳴き声は「グエーッ‼」
暗殺に毒蜘蛛を用いて猛毒で人間を溶かしてしまうほか、モチーフとなったヘラクレス同様に車を軽々と持ち上げる程の怪力を誇る。
また、神敬介がキバラ特使に変装して欺こうとしたことを瞬時に見抜き、別行動させていたGOD戦闘工作員に本物を捕えさせるなど、力押しだけではなく頭も切れる一面を見せた。(実際、伝承上のヘラクレスも智勇に優れている)。
棍棒と剣で武装しており、戦闘時にはこれらと持ち前の怪力を活かして敵を叩きのめす戦法を得意とする。その上GOD機関のシンボルマークがあしらわれた盾を装備している為に攻守ともに隙が無く、タフさも兼ね備えた強敵。
最終決戦においてXライダーの『Xキック』を受けるが、その反動を利用して目にも止まらないスピードで背後に回り込み襲い掛かるも見切られてしまい、2発目の『Xキック』を受け瀕死の重傷を負う。それでもなお最後の力を振り絞って斬りかかるが避けられてしまい、力尽きて口から泡を吹きながら爆散した。
派生作品
第21話において再生アポロガイストによって、再生怪人軍団の一員として登場。アポロン宮殿で仲間と共に再びXライダーに挑むが、なすすべなく敗れ去ってしまった。
更に映画『五人ライダー対キングダーク』でも再生個体が登場したが、こちらでも仮面ライダーV3に蹴られまくった挙句ブン投げられ、最後は上から落ちてきたコウモリフランケンが起爆して全員纏めて地獄に再送還された。
漫画『仮面ライダーSPIRITS』では山口に出現し、マッハアキレスや死神クロノスと共に仮面ライダーZXのZXキックを受けて撃破される。
関連項目
仮面ライダーヘラクス、ヘラクレス・ゾディアーツ:ヘラクレスを名前に冠するライダーと怪人。
007:ヘラクレスが人質にした親子を処刑しようとした方法が、映画版3作目「007 ゴールドフィンガー」のヴィランであるオーリック・ゴールドフィンガーの用心棒オッド・ジョブが、マーティン・ソロを口封じに始末した手口と同じである。