レイドライズ!ダイナマイティングライオン!
"A beautiful explosive force like fireworks."
CV:森準人
データ
- 対象者/職業:鳴沢益治/警察官
- 身長:201.0cm
- 体重:157.5kg
- 特色/力:強化ダイナマイト/複合武器
概要
『仮面ライダーゼロワン』第21話「異議あり!ソノ裁判」から登場。
警察官・鳴沢益治が、レイドライザーとダイナマイティングライオンプログライズキーを使って変貌したレイダー。
初のザイアスペックを使用していない人間が変身した個体でもある。
ライオンを模した頭部や、紫色のパイプのような鬣を持ち、複眼は突き出したライオンの牙や口を思わせるモノアイ形となっている。腰にはコート状のマントを身に付けている。
左腕には大型のクローとマシンガン(ガトリングガン)を組み合わせた複合型の武器「シューティングスターマイト」が一体化する形で装備されており、接近戦ではクローによる一撃、遠距離の相手にはマシンガンの弾丸による銃撃を浴びせる。
レイドライザーを操作することで、巨大なガトリングガンを作り出して連射する必殺技「ダイナマイティングボライド」を発動できる。
また、全身各部に強化ダイナマイトを備えており、これを投擲することで広範囲の敵を纏めて一掃することも可能など、非常に多彩な攻撃の持ち主。
活躍
- 第21話「異議あり!ソノ裁判」
裁判所から帰ってきた弁護士ビンゴと或人達の前に突如として出現。ビンゴを狙うかのように襲い掛かるが、それを邪魔するゼロワン・シャイニングアサルトホッパーとの戦闘に突入。
多彩な武装によってゼロワンを苦戦させるが、そこへバルカン・アサルトウルフが駆けつけたことで反撃を許す。
それでも「ダイナマイティングボライド」を発動させることで両者を圧倒し、更にダイナマイトを投擲、ゼロワン達が爆発に巻き込まれた隙に逃走した。
しかし、レイダーが逃走した跡にザイアスペックが落ちており、鳴沢によってそれがZAIA側の代表である市森のものであるという結果が提示され、「変身していた犯人は市森ではないか?」という疑いが生じる。
だが、市森は「私のザイアスペックが盗まれた」と主張。ビンゴの分析でも市森が嘘をついていないことが判明し、レイダーの変身者は他にいることが示唆されるが……。
- 第22話「ソレでもカレはやってない」
不破の調査とビンゴの分析により鳴沢が結婚詐欺事件の犯人であることが判明し、不破によって榊の最終審議が行われている法廷へ突き出された(尚、この時の鳴沢は顔を負傷していることから、逃げようと不破に抵抗したことが窺える)。
同時にダイナマイティングライオンレイダーの変身者であることも暴露されてしまうが、隙を見て不破を突き飛ばしてプログライズキーを奪い、外へ逃げた所でレイダーに変身する。
バルカン・アサルトウルフとの戦闘になるが、一方でサウザーと戦うゼロワンが、サウザーに謎のプログライズキーを無理矢理装填され、ゼロワン・メタルクラスタホッパーに変身。
その姿を見てゼロワンに襲い掛かろうとしたが、メタルクラスタホッパーの操る無数のバッタの群れに全身を食い荒らされるかのように一瞬にして破壊され、変身が解除された鳴沢は全身ボロボロとなりその場に倒れた。
重傷だったものの命に別状はなく、後日事件の真犯人として逮捕された。
なお、疑惑を向けられた市森自身は最初から「お仕事5番勝負」の勝敗には興味はなく、むしろ真実を求めているスタイルの真っ当な検事であり、ヒューマギアの活躍で冤罪を出す事を免れ安堵していた。
ビンゴが真犯人が鳴沢であることを暴いた際には、ビンゴ達に退廷を命じた裁判長に審議のやり直しを提案し、「危うく冤罪を生んでしまうところでした」とビンゴの優秀さを認めた。
- 漫画版
てれびくん2020年7月号に掲載された漫画版で登場。ZAIA社員と思しき男がレイドライズし、サウザーと共にゼロワンメタルクラスタホッパーを襲ったが、ファイナルストラッシュで瞬殺され、プログライズキーを奪われてしまった。
ダイナマイティングライオンプログライズキー
バースト!
ライオンのデータイメージ「ライダモデル」が保存されているプログライズキー。
ZAIAの所有プログライズキーの一つ。
詳細はリンク先参照。
余談
- 東映公式サイトで設定画が公開されている。
- 過去のレイダーの変身者は、最終的に自身の過ちを悔いて改心する余地があったが、鳴沢は自身の私利私欲の為に他者を陥れ、最終的に逮捕されたが改心する描写がないなどレイダーの変身者としては正真正銘の悪人として描かれている。
- また、お仕事5番勝負におけるZAIA側の代表が最初から良識のある人間で、レイダーの変身者でなかったのもこれが初である。
- 仮面ライダーの新規の怪人は大抵必殺技で倒されることが多い中、上記のように再生怪人でもないのに通常攻撃で倒されるという非常に珍しい倒され方をしている。
- 変身していた鳴沢益治の名前の由来は、今回の事件内容である「なりすまし」の当て字だと考えられる。
- スーツは頭部がサーバルタイガーソルドマギア、両肩と胴体がダイアウルフソルドマギアに流用された。
- 『公式完全読本』によれば、メタルクラスタホッパーの引き立て役として幹部怪人並みに強そうな印象を出すべく、頭部のたてがみを1本1本ダイナマイトモチーフにし、導火線のような意匠や両肩のライターを配置することで、凶悪かつ今にも着火しそうな危なっかしいデザインに仕上げたとのこと。
- 動物を連想させるネーミングが多いレイダーの武器でも珍しく、「シューティングスターマイト」はプログライズキーの要素を拾ったと思しきネーミングになっている。
- シューティングスターを直訳すると「流星」となるが、往年の特撮に登場したガトリング(のような兵器)やしし座流星群との関係は不明。
関連タグ
仮面ライダーゼロワン レイダー ライオン ダイナマイティングライオン
マシンガンスネーク、ウォーターガントド、トリガー・ドーパント、マシンガン眼魔、リボルバグスター:腕が銃器になっているライダー怪人繋がり。
ライオンアンデッド、レオイマジン、アルビノレオイマジン、ライオンファンガイア、レオ・ゾディアーツ、ライオンインベス、ライオン・デッドマン:ライオンがモチーフ、爪が武器のライダー怪人繋がり。
須藤雅史、仁良光秀:同じく警察官でありながら、悪事に手を染めていた者繋がり。前者はダークライダー、後者は怪人。
ライオンネジラー、バクダンデライオン:爆弾&ライオンモチーフの戦隊怪人。
ゴセイナイト:必殺技の際に召喚するヘッダーが、鬣がバルカンになったライオン「バルカンヘッダー」。
ブルーティッシュドッグ:(左右逆だが)片腕がガトリングガンとアイアンクローの複合兵装になっている。