「実装!」
レイドライズ!インベイディングホースシュークラブ!
"Heavily produced battle armor
equipped with extra battle specifications."
榮男樹(栄田、35〜37話)、神前元(尾野、出川、永福)、鍜治洸太朗(志田)、久田悠貴(井東、37話)、藤田慧(35話)
データ
- 身長:対象となる人間により異なる
- 体重:対象となる人間により異なる
- 特色/力:強固な装甲/捕縛力
概要
『仮面ライダーゼロワン』第30話「やっぱりオレが社長で仮面ライダー」から登場。
A.I.M.S.の隊員がレイドライザーとインベイディングホースシュークラブプログライズキーを使って変貌したレイダー。
正式名称は「インベイディングホースシュークラブレイダー」だが量産されているレイダーという事もあり、通称として「バトルレイダー」の名がつけられている。
飛電インテリジェンスを乗っ取った天津垓の事実上の私兵であり、天津の意向に沿ってヒューマギアの破壊を実行する。
カブトガニを模した胸部が特徴で分厚い強固なモノコック構造の装甲は身体の損耗率を低く抑えられる程の防御力を持つ。また、レイダーでは珍しく足にも装甲が備え付けられている。
生身で使用するのに難儀する短機関銃「トリデンタ」や捕縛などに使用する拘束具「ハーケンストリンガー」などの多彩な武装を備えており、味方のサポートや暴走したヒューマギアの鎮圧に特化している。
レイドライザーを操作することでトリデンタにエネルギーをチャージし、紫色のエネルギー弾を放つ「インベイディングボライド」を発動する。
また、腕の装甲から赤いエネルギー状のバリアを生成し、相手の攻撃を防御するガード技としても使用可能でゼロワンのプログライズホッパーブレードの斬撃をも通さない強固さを誇る。
ZAIA傘下に入ったA.I.M.S.の象徴的存在であり、指揮官に当たる存在の的確な指示の下連携して行動することでゼロワンを追い詰める「兵士」らしい活躍も見せた。
一方で、システム実装時には仮面ライダーシステムが度重なるアップグレードで強力なフォームに進化していたことや不破諫はそもそもライダー資格者に選ばれたA.I.M.Sトップクラスの戦闘スキルを持つエースであることなど、数的優位はあるが性能や実戦経験の差で苦戦する面も目立った。
とはいえA.I.M.S隊員が弱いわけではなく、烏合の衆が変身した仮面ライダーアバドンに対してはこの姿を使用するまでも無く人間のまま銃器で制圧している。
バトルレイダーにとってはせっかく大活躍が可能な場面を変身の必要すらないという形で出損ねた結果ではあるが……
活躍
- 第30話「やっぱりオレが社長で仮面ライダー」
新生A.I.M.S.の隊長に就任した刃唯阿に連れられる形で、隊員の栄田と尾野が実装。
唯阿の変身したファイティングジャッカルレイダーと共に迅に襲いかかるが、「ZAIAをぶっ潰す」ことを新たな目標とした不破のランペイジバルカンに横槍を入れられ敗北、迅を取り逃がす。
その後、イズを破壊しようとする仮面ライダーサウザーと共に襲い掛かるが、ゼロワンの「メタルライジングカバンダイナミック」により変身解除に追い込まれた。
- 第31話「キミの夢に向かって飛べ!」
前回と同じ2人の隊員が天津垓に率いられ登場。
ヒューマギアの特許引き渡しを或人が拒否すると、飛電製作所を叩き潰すべく実装。サウザーの指揮の下、連携してメタルクラスタホッパーを相手取るが、或人の言う「夢」にヒューマギアの未来を見出した迅が乱入、放たれた斬撃を食らって変身を解除されてしまった。
- 第32話「ワタシのプライド!夢のランウェイ」
A.I.M.S.隊員の志田と出川が実装する個体が登場。
モデルヒューマギア・デルモの存在を確認すると実装、亡の人格に支配されたバルカン・アサルトウルフと共にデルモ破壊を実行しようとするが、メタルクラスタホッパーの「ファイナルストラッシュ」を受けて変身解除。迅の介入でバルカンが連れ去られたこともあり、その場は撤退した。
この隊員たちはファッションショー会場の舞台裏にも登場。実装はしなかったが、逃げるデルモをジャッカルレイダーと共に追い詰めた。
- 第33話「夢がソンナに大事なのか?」
第32話と同じ隊員が変身する個体が登場。
唯阿に率いられテニスコーチヒューマギア・ラブチャンとイズを廃棄しようとするが、メタルクラスタホッパーの「プログライジングストラッシュ」を食らって変身解除してしまう。
その後、天津垓の密命を受けた、別の隊員の伊東と永福が実装する個体が登場。使命を果たさず引き上げようとした唯阿を襲うが、現れたランペイジバルカンに邪魔され撤退した(なお、最初の2名はサングラスを残して姿を消しており、サングラスの周囲には薬莢が散らばっているが……)。
天津に率いられ飛電製作所に再び現れるも、メタルクラスタホッパーの「ファイナルストラッシュ」を食らって変身解除してしまった。
- 第35話「ヒューマギアはドンナ夢を見るか?」
大勢のA.I.M.S.の隊員が実装した個体が複数登場。
垓に率いられて滅亡迅雷.netを殲滅すべく、滅が率いるトリロバイトマギアの大群と交戦するが、亡によってザイアスペックをハッキングされて操られてしまう。
トリロバイトマギア共々サウザーに襲い掛かったが、結局激昂したサウザーの「ジャッキングブレイク」を食らって一掃され、消耗したサウザーも滅に倒されて滅亡迅雷.net殲滅作戦は失敗した。
- 第36話「ワタシがアークで仮面ライダー」
放映されたCMにて一般市民(主婦)が実装した個体が登場。
ザイアスペックの暴走は否定できないことで、あらゆる脅威から防衛するために、レイドライザーとインベイディングホースシュークラブプログライズキーを一家に1台の一般発売を開始した。
- 第37話「ソレは誰にも止められない」
A.I.M.S.の隊員が実装した個体が2体登場(実装シーンはなし)。
仮面ライダー亡からの宣戦布告を受け、サウザーと共にアークと滅亡迅雷.netを叩くべく出動。滅と雷と交戦するが「スティングカバンシュート」と「ゼツメツカバンショット」を受けて戦闘不能になった。
インベイディングホースシュークラブプログライズキー
ハード!
カブトガニのデータイメージ「ライダモデル」が保存されているプログライズキー。
余談
- 命名法則の関係から『ゼロワン』で登場した怪人のみならず、今までのライダー怪人の中でも特に長い正式名称を持っている。作中でも「バトルレイダー」で一貫しているため、正式名称で呼ばれる事は基本的にない。
- 主兵装である短機関銃「トリデンタ」の名称はカブトガニの学名「Tachypleus tridentatus」に由来するものと思われる。
- ハーケンストリンガーは「haken」(独:鉤)+「string」(英:紐)の造語。おそらくはカブトガニのオスの脚をイメージした武装なのだろう。
- 頭部と上半身、両足の装甲、並びに短機関銃「トリデンタ」は『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』に登場したバトルマギアのものを流用している。頭部はヒューマギアモジュールを取り外し、新規のパーツに付け替えている。
- 初登場した第30話では一切の情報が公開されていなかったが、次話の第31話ではプログライズキーを含めた情報が公開され、東映公式サイトに設定画が掲載された。
- 後に『公式完全読本』にてバトルマギアが先にデザインされたことが明言された。
- バトルマギアの発注時に「後にレイダーとしても使う」主旨の要望が有ったとの事で「素体を差し替えればどちらにも使える」現行デザインになったらしい。
- 扱いやすいデザインなのか、次回作でも流用されていく事になる。
- バトルレイダーに変身するA.I.M.S.の隊員たちは名前の頭文字を並べると、アルファベット順になっているという規則性がある。
栄田(さかえだ) →A(栄の音読み「えい」より)
尾野(おの) →B((尾の音読み「び」より)
志田(しだ) →C(志の音読み「し」より)
出川(でがわ) →D(出の訓読み「で」より)
井東(いとう) →E(井の訓読み「い」より)
永福(えいふく)→F(「えいふ」の読みより)
- A.I.M.S.の隊員たちの演者の内、今作のライダーや怪人のスーツアクターを担当している演者が数名おり、その内永福を演じた永徳氏は今作では仮面ライダー迅や仮面ライダーサウザーなどのスーツアクターを担当。
- また、尾野を演じた竹中氏と井東を演じた潮見氏は映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファーストジェネレーション』でレジスタンス役で、永徳氏もヒューマギア役でそれぞれ出演している。
- 志田と出川を演じた榮氏と岡田氏は『仮面ライダードライブ』でもロイミュード006の配下としてコンビ出演(こちらもサングラス姿)していた。
- 第36話で登場した主婦の変身したバトルレイダーはトリデンタが装備していないが、おそらく民間用品であるために法律上の問題で短機関銃を付けられなかったのだと思われる。
関連タグ
バトルマギア:上記の通りスーツの改造元。
ソルドマギア:腰のベルトを除くバトルレイダーのほぼ流用が登場する。
アガスティアベースの衛兵、ロード・オブ・ワイズ、ドレットルーパー軍式:頭部以外を流用。
クリス・ヴェクター:トリデンタのデザインは本銃がモデル。