「私は……勝たなければならない……」
ブロウ!
刃唯阿「バッファロープログライズキー!?」
「勝たなければならないッ!!」
レイドライズ!
「うわああああああああああーーーーッ!!!!」
クラッシングバッファロー!
"This charge attack will send you flying."
CV:兼松若人
データ
- 対象者/職業:立花蓮太郎/華道家
- 身長:206.8cm
- 体重:163.1kg
- 特色/力:角/蹄/突進力
概要
『仮面ライダーゼロワン』第18話「コレがワタシのいける華」に登場。
華道家・立花蓮太郎が、レイドライザーとクラッシングバッファロープログライズキーを使って変貌したレイダー。
頭部は赤い角を生やしたバッファローを模しており、複眼の下にバッファローの目を思わせる部位がある。肩や腕は頑丈なアーマーに覆われ、全体的に力強さを感じさせるフォルムとなっている。
灼熱化と共に破壊力を増大させる頭部の角「レッドブルーザー」と両腕に装備した蹄型の打突武器「バッファブロウ」を武器としており、背中に有るブースターから生み出される爆発的な推進力を加えて突進し、あらゆるものを粉砕する能力を持つ。
立花蓮太郎(たちばな れんたろう)
「構いませんよ。社長から勧められたザイアスペックで、本当に世界が変わりましたから」
「もういいでしょ。人間とロボットの勝負なんて所詮お遊戯なんだ」
演:兼松若人
クラッシングバッファローレイダーの変身者。
華道の名門「立花流」の家下であり、元々華道家として優れた実力の持ち主だが、天津垓から勧められたザイアスペックを手にしたことで「全日本いけばな競技会」で優勝するなど、華道において日本の頂点に君臨している。
しかし、ザイアスペックを手にした余裕からか、ヒューマギアを見下しているなど、傲慢な態度が窺える。
「お仕事5番勝負」の第1回戦のチャレンジャーとして天津にスカウトされ、花屋型ヒューマギア・一輪サクヨとの「生け花勝負」に臨む。
最初は余裕な態度を見せたが、実際に対戦したサクヨの完璧な生け花の出来から焦りを覚え、裏で不正を行った。
更にサクヨに心情を見透かされたかのように自身の作品を「醜くておぞましい」と評され、怒って突き飛ばす、天津にプレッシャーをかけられ焦燥するなど、次第に負の感情を強くしていく。
活躍
- 第18話「コレがワタシのいける華」
第17話でサクヨとの「生け花勝負」で勝った立花だったが、実はサクヨの実力を侮っていたことから、「彼女の作品にわざと余計な花を加えさせる」という不正で勝利していたことが判明。
証拠の映像を或人とイズに見せられても白を切り続けていたが、その場で自身の不正の発覚を知った天津が現れたことにより、ついに立花は「正直ヒューマギアを見くびっていた。花の選定から配置に至るまで全て計算されていた」と供述し、自身の不正を白状。さらに「ZAIAが訴訟を起こせば、あなたの華道家生命は終わる」と咎められ、一から勝負を仕切り直すことになる。
そこから「私は勝たなければならない」「今度は勝つ」という激しい焦燥に駆られ、サクヨの言葉と天津からのプレッシャーの板挟みとなった立花は次第に追い詰められ、彼の心はついに崩壊。「あんなヒューマギアさえいなければ!!こんな勝負最初から受けなければーっ!!」と苦悶の叫びを上げる。
そんな彼の前にレイドライザーとクラッシングバッファロープログライズキーを持った黒フードの人物が突如出現。レイドライザーを装着させられる。
黒フードの人物「心が壊れてしまったようですね……これを使いなさい。あなたの心を守るために」
「君は……誰だ……?」
黒フードの人物「人類を導く者……ですよ」
やがて生け花勝負の会場に現れると、サクヨのデータをザイアスペックで解析。レイドライザーを無理矢理装着させられたことで正気を保てなくなり、絶叫した後、或人達の前でクラッシングバッファローレイダーに変身。人間がマギア化したと愕然とする或人をよそに暴れ始める。
ザイアスペックのイメージを下げた上に理性を失った姿を「醜い獣」と評して容赦なく攻撃を仕掛けるサウザーと、「立花自身の命が危険」と必死に止めようとするゼロワンとの乱戦となるが、最後はサウザーがライトニングホーネットプログライズキーをサウザンドジャッカーに装填して繰り出した「サウザンドブレイク」で倒された。
変身していた立花は無事だったものの、正気を取り戻した立花は「自分には勝負する資格は無い」と意気消沈。だがサクヨから自身の立花流を参考に生け花の真髄を学んだと告げられ、再戦は正々堂々勝負すると考えを改め、サクヨとも和解。
その後行われた再戦に今度こそ正当に勝利し、サクヨの作品を「君の作品も可憐だ。まるで君の心を見ているようだ」と称賛し、互いに健闘を称えあった。
クラッシングバッファロープログライズキー
ブロウ!
バッファローのデータイメージ「ライダモデル」が保存されているプログライズキー。
ZAIAの所有プログライズキーの一つ。
詳細はリンク先を参照。
余談
- 東映公式サイトで設定画が公開されている。
- 変身者である立花蓮太郎の名の由来は、「花」や「蓮」など、華道家らしさをイメージした分かりやすいものとなっている。
- デザイン担当・山下貴斗氏曰く、突進するというイメージで背中にブースターを配置したとのこと。
- 後に武器のバッファブロウは、『仮面ライダーガッチャード』のスピンオフ「仮面ライダーガッチャードVS仮面ライダーレジェンド」のフルフルロケットの武器にリペイントされた。
- レッドブルーザーは当初フィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)の「ゴッズホーン」として改造される予定だったが、強度の都合で止むなく断念することとなった。その代わり、こちらの角のデザインを参考にしつつ新造されることとなった。
- バッファブロウの由来は英語の「blow」が由来だろう。意味は「吹き飛ばす」。
- レッドブルーザーの由来は某エナジードリンクだと思われるが、「ブルーザー」(bruiser)単体でも「乱暴な大男」という意味がある。
関連タグ
バッファロー怪人:『仮面ライダーBLACK』に登場した怪人で、バッファローがモチーフ、角を使った突進攻撃といった共通点がある。
アナザーシノビ:『仮面ライダージオウ』に登場した変身者が蓮太郎繋がりの怪人。偶然にも両者とも1月の放送で登場している。
イエティメギド:次作に登場する「人間が変身している」「新年最初」のライダー怪人繋がり。
仮面ライダーバッファ・ゾンビフォーム:脚本家が同じ作品のバッファローがモチーフの戦士。こちらは正規の仮面ライダーだが、パワーに優れており、頭の角を活かした頭突きや突進攻撃も得意である点を同じくする。上記の所以から、強化形態の角の形状も酷似している。
牛込草太郎/ガオブラック:こっちは花屋の店員が変身する牛の戦隊ブラック。演者はかつてライダー怪人を演じていた。
邪悪竜ナーガ:『轟轟戦隊ボウケンジャー』に登場した怪人で、牛を思わせる巨大な角がトレードマークだったり、突進攻撃や灼熱化など、共通点が多い。