レイドライズ!ストーミングペンギン!
"The winds are at his command."
「千春、大丈夫か?」
CV:ガイモン
データ
- 対象者/職業:二階堂輝男/ペンキ屋
- 身長:194.0cm
- 体重:122.6kg
- 特色/力:ハリケーン/突撃
概要
『仮面ライダーゼロワン』第23話「キミの知能に恋してる!」に登場。
海老井千春の幼馴染・二階堂輝男が、レイドライザーとストーミングペンギンプログライズキーを使って変貌したレイダー。
淡い水色と白色を基調とした装甲、ペンギンを模した頭部とパイプのようなトサカ、嘴の下部分にモノアイ形の赤い複眼を持ち、前面には長い前垂れ、背中にはマントをたなびかせている。
周囲の気圧を自在に操作する能力を持ち、局所的なハリケーンを発生させる。その風速は最大140ノット(約259.2km毎時)以上にまで迫る程で、戦闘時はこれに指向性を与えることで攻撃に転用している。
全身にハリケーンを纏わせることで破壊力を増大させた突撃攻撃「トボガンダイブ」を得意としており、トボガンダイブ使用時はペンギンモチーフらしく腹で地面を滑るように高速で移動する。
劇中では未使用だが、嘴型の攻撃ユニットから凍結ストームを吹き付け、肩のアーマーはペンギンの翼のように変形・展開させ敵が戦意を失うまで叩き続ける機能がある。
また、高速遊泳システムも備えており、水中戦を得意としている模様。
二階堂輝男(にかいどう てるお)
「こいつを千春から引き離してくださいっ! こいつは千春を洗脳している!」
演:ガイモン
ストーミングペンギンレイダーの変身者。海老井千春の幼馴染である、アフロヘアーの小太りの男性。ツナギを着用しており、作中で「ペンキの二階堂」と書かれた車に乗っていたため、職業はペンキ屋と思われる。
千春に好意を抱いているが、彼女がヒューマギアの縁結びマッチに一目惚れし夢中になっていることから、マッチを自身の恋敵として敵意を向けてしまう。
どういう経緯かは不明だが、黒フードの人物からレイドライザーとプログライズキーを与えられていたらしく、千春とマッチを引き離すべくマッチに襲い掛かる。
活躍
- 第23話「キミの知能に恋してる!」
千春の様子がおかしいことに気付いた二階堂は、彼女が縁結びマッチに一目惚れしていることを知り、何らかの経緯で入手したレイドライザーとプログライズキーでストーミングペンギンレイダーに変身。
千春と(密かにマッチングアプリに登録していた)天津垓のお見合いの場に現れ、お見合いを妨害しつつマッチの破壊を図るが、唯阿の変身するバルキリーとの戦闘に突入。
ハリケーンを操り、トボガンダイブによる猛攻でバルキリーと互角の戦いを繰り広げるが、そこへゼロワン・メタルクラスタホッパーが乱入する。
メタルクラスタホッパーの前に手も足も出なかったが、ゼロワンがバルキリーに攻撃を集中している隙を見計らって逃亡した。
その後、或人の元を訪れた二階堂は「縁結びマッチが千春を洗脳して手玉に取っている」という主旨のクレームを訴えるが、「ヒューマギアには、そのような機能はない」として門前払いを受けてしまう。なお、この際にマッチの分析によってストーミングペンギンレイダーの正体であることを感づかれている。
後日、マッチと千春の結婚シミュレーションとして擬似的な結婚式が行われている式場を訪れ、そこで式を執り行っているマッチと千春を目撃。
プログライズキーとレイドライザーを手にしてその場を飛び出し、レイダーに変身するか否かを迷っていたが、マッチが千春からの告白を拒んだ上に最低な言葉を投げ掛けた事でショックを受けた彼女からビンタを食らって暴走し、アークマギア(ガエルタイプ)に変貌。その瞬間、二階堂は千春を守るべくレイダーに変身し、アークマギアと交戦する。
アークマギアと戦うが、再びメタルクラスタホッパーが乱入してきたことで攻撃を受け、更にそこへサウザーも参戦。ゼロワンとサウザーが戦闘を繰り広げるが、ゼロワンの繰り出した「メタルライジングインパクト」に巻き込まれて撃破された。
しかし、直前にマギア化している筈のマッチが庇ってくれたお陰でか、メタルクラスタホッパーの攻撃を受けても変身が解除されただけで無事だった。
ここで初めてレイダーの変身者であることが千春に知られた二階堂であったが、命を張って千春を守ろうとした姿が彼女の心を射止め、マッチの計画していた作戦通り、二階堂は千春と結ばれることになった。
ストーミングペンギンプログライズキー
ハリケーン!
ペンギンのデータイメージ「ライダモデル」が保存されているプログライズキー。
ZAIAの所有プログライズキーの一つ。
詳細はリンク先参照。
余談
- 東映公式サイトで設定画が公開されている。
設定画では側頭部のペンギンの目に赤い瞳が見られるが、実物では灰色一色に塗られている。
- 変身者を演じたガイモン氏は、映画『令和・ザ・ファーストジェネレーション』でもレジスタンス役で出演している。
- 二階堂が働いている店舗名「ペンキの二階堂」は、ペンキとレイダーのモチーフであるペンギンを掛けたものと思われる。
- アビリティのハリケーンは、主に大西洋北部および太平洋北東部~北中部で発生する強い熱帯低気圧である。一方、モチーフのペンギンは主に南極に住むことで知られているため、地域のイメージはずいぶん離れている。
- 一応、ペンギンには赤道直下のガラパゴスに生息する種類もおり、ここが生息域の北限である。
- ちなみにペンギンの語源は太っちょを意味する「ペンギーゴ」からであり、元々は絶滅種オオウミガラスの事を指していた。
- 技名の「トボガン」は、ペンギンが氷上を腹ばいで移動する仕草のこと。元々はアメリカ先住民が乗るソリの一種である。
- ペンギンがモチーフがライダー怪人は『仮面ライダーディケイド』のビートルファンガイアのみが確認されているが、ビートルファンガイアに関してはデザインの裏モチーフとなっており、ペンギン自体がモチーフなのは初である。
- 仮面ライダーゼロワンにはスカウティングパンダレイダーという怪人が登場しているが、これとストーミングペンギンレイダーとZAIAエンタープライズという要素からあの漫画及びアニメを連想した人もいるだろう。
関連タグ
仮面ライダーゼロワン レイダー ペンギン ストーミングペンギン
ティアラロイド:『特命戦隊ゴーバスターズ』に登場した結婚繋がりの戦隊怪人。マッチ役の馬場氏も戦隊ブルーで主演していた。
仮面ライダーギンペン:脚本家が同じ作品のペンギンがモチーフの戦士。水中戦を得意としている点や大切な人の為に戦った点も似ている。