データ
概要
『仮面ライダーディケイド』のキバの世界(第4・5話)に登場した怪人。
リ・イマジネーションされた「キバの世界」におけるファンガイアの先代王(キング)。昆虫の力を持つインセクトクラスに所属するカブトムシのファンガイア。真名は「贖罪の園を分断する、日付変更線」。
かつて人間の女を愛し、ハーフとなるワタルをこの世に生み出した(つまり原作における紅渡とは家族関係が全く逆で、原典のチェックメイトフォーのキングと紅音也の立ち位置が統合されている)。
長らく失踪し、跡を継いでキングの座に就いたワタルから隠れていたが、突如玉座に戻ってキバットバットⅢ世を強奪、「人間との共存」に尽力していたワタルの願いとは全く逆の「ファンガイアによる人間の支配」を目論む。
それに反対したアームズモンスター三人衆を無理やり取り込み、ディケイドをドガバキフォームの力で叩きのめす。しかしそこに駆けつけ、人間である小野寺ユウスケとも友達になることを誓ったワタルの言動に動揺。スキを見てキバットを奪い返されてしまう。
追い詰められたビートルファンガイアはキャッスルドランを操って攻撃を始め、ディケイドとキバに変身したワタルを倒そうと目論むが、ディケイドのディメンションキックとキバのダークネスムーンブレイクを同時に喰らい撃破された。
人間を襲う、アームズモンスターの吸収など強引な手段を多々用いていたが、その真意はワタルの成長を促すためで、敢えて自ら悪役を買って出ていた。
最期は自分では諦めた『ファンガイアと人間の共存』という夢をワタルに託し、門矢士のバイオリンの音色を聴きながら死亡した。
なお、本人がその夢を諦めるきっかけとなった挫折の詳細は不明。
第31話
アポロガイストにより他の世界のボス怪人(バッファローロード、タイガーオルフェノク、パラドキサアンデッド、フィロキセラワーム、アリゲーターイマジン)共々復活し、ディケイドに襲い掛かる。
理性も人格もない所謂ただの『再生怪人』で、最後はクウガのマイティキックを受けて爆死した。
客演
『仮面ライダーウィザード』ではバッファローロード共々魔宝石の世界の住人として登場。生前の記憶が全くないため、こちらもただの再生怪人扱いであった。
世界からの脱出を図る少年ハルトを襲撃するが、突然現れた仮面ライダー鎧武に他の怪人共々ぶった切られて倒された。
『スーパーヒーロー大戦Z』ではスペースショッカー怪人として登場。
アークオルフェノク、スコーピオン・ゾディアーツの虫型幹部と共にヒーローを苦しめるも、シャイダーのシャイダーブルーフラッシュを受け三人まとめて倒された。
『天下分け目の戦国MOVIE大合戦』では武神鎧武の配下怪人として登場。ここでもやはり再生怪人と同じ扱いで、バケネコやムスカ・ゾディアーツ共々龍玄・キウイアームズの攻撃で倒された。
余談
キバの世界での「夢を諦め怪物へと成り果てた自身を共存という道を歩む息子に倒させる」行動は
自身の真名でもある「贖罪の園を分断する、日付変更線」を模したものと言える。
鳥モチーフはキングに引っ掛けたのか、顔が三匹のペンギンで構成されている。
関連タグ
特撮 怪人 ライダー怪人 ファンガイア カブトムシ 仮面ライダーディケイド 大ショッカー バットファンガイア
ワタル(仮面ライダーディケイド) ガルル ドッガ バッシャー ドガバキフォーム 哀しき悪役
バットファンガイア・リボーン:原典におけるラスボス。
カブトムシをモチーフとするライダー怪人仲間
カブトロング ゴ・ガドル・バ ビートルロード ライノセラスビートルオルフェノク ビートルアンデッド カブトヤミー
9つの世界のラスボス
ン・ガミオ・ゼダ → ビートルファンガイア → 仮面ライダーアビス