概要
CV:塩野勝美
『仮面ライダーキバ』に登場する、インセクトクラス(蜘蛛は昆虫ではないと突っ込んではいけない)に属するファンガイアの1体で「光ある楽園の綺想曲」という真名を持つ。身長210㎝、体重180㎏。
人間体は「糸矢僚」という名前の男性。
よく腕にネズミとアヒルのパペットをはめて「チューリッヒヒヒヒ」「ガーリックククク」と奇声を発する(意味は不明)。
自身を倒しに来た麻生ゆりに惚れ込み彼女や娘の麻生恵をストーカーするようになる。
蜘蛛のファンガイアのため、壁をよじ登ったり糸で相手を拘束したりするのを得意とする。
それほど高位のファンガイアでは無いにもかかわらず第1話に登場して以降第26話まで生き残り、核爆弾の炸裂に匹敵するエンペラーフォームの必殺技にも耐えるなど非常にしぶとい。
反面、恵の嘘にあっさり騙されたり、ファンガイアの掟を重視するビショップに面と向かって「深央の始末に成功したら恵は俺のものだと約束してくれ」と言ってしまう(人間を愛するファンガイアはタブーを犯した重罪人であり、恐らく役立たずのクイーンよりも罪は重い)など、頭はそれほどよくない。
ビショップから依頼を受け、シャークファンガイアと共に鈴木深央をクイーンとして覚醒させるべく暗躍する。
糸矢の姿で名護啓介からイクサナックルを奪い取り仮面ライダーイクサに変身してしまう(どこかで見たような展開だ)が、「強い男って大好き」「キスしたい」という恵の嘘にアッサリひっかかり自分から変身解除。結果、恵から金的を喰らった上にイクサナックルを奪われ、人間態の状態でイクサ(名護)に叩きのめされてしまう。
這う這うの体で逃げ延びた末、「こんな惨めな思いをしたのもお前のせいだ!」と深央にファンガイアの姿で襲い掛かり、邪魔した紅渡に暴行を働くが、そのせいで深央をクイーンとして覚醒させてしまう。そのオーラに驚愕して矢も盾もたまらず逃げ出し、深央の覚醒に気付かなかった渡/仮面ライダーキバに足止めを喰らってボコボコに蹴られまくり、ガルルフィーバーで唐竹割りにされて倒された。
それでもしぶとく生き延び、恵をもう一度モノにしようと川から上がったところを「人間を愛した罪」で深央に処刑され完全に死亡した。
結果的にビショップからしてみれば、目論見は(シャークと彼の尊い犠牲の下)成功したとも取れる。
『仮面ライダーディケイド』のキバの世界では人間と共存することを受け入れているファンガイアの1体として登場。
余談
ファンガイア共通の鳥のデザインとして目の部分がオウムになっている。
またその目の部分は前作の仮面ライダー電王 ソードフォームのデザインも含まれている。
また蜘蛛モチーフの怪人はその『電王』のスパイダーイマジン以来となる。
関連記事
関連怪人
蜘蛛男 ドクモンド クモライオン ドクバリグモ クモナポレオン
クモ獣人 クモ奇械人 クモンジン スパイダーババン クモロイド
ディスパイダー・リボーン スパイダーオルフェノク スパイダーアンデッド
タランチュラアンデッド ツチグモ カエングモ ヨロイツチグモ
アラクネアワーム スパイダーイマジン スパイダー・ドーパント