身の丈(身長):30尺(約9m)、目方(体重):2000貫(約7.5t)
概要
『仮面ライダー響鬼』二十八之巻「絶えぬ悪意」、第二十九之巻「輝く少年」に登場。
奥多摩榧ノ木地方の気温27℃、湿度70%の環境によって成長した魔化魍ツチグモの亜種にして、洋館の男女たちの魔化魍強化実験の1つである「ヨロイ強化用の塊で生み出される完全な武者童子と鎧姫を生み出す実験」の過程で誕生した完成型。
強化された事で従来のツチグモよりも凶暴性が増しており、女子供の柔らかい肉を好む性質を持つツチグモと違って男性の肉なども無差別に食すようになっており、口から吐き出す蜘蛛の糸で相手を絡めとるよりも、鋭い牙で敵に喰らいつく攻撃を得意としている。
また、全身が赤茶色っぽい強固な皮膚で被われており、音撃に対する耐性が強化され、仮面ライダー鋭鬼・仮面ライダー威吹鬼・仮面ライダー轟鬼の三重音撃に耐える程の防御力を持つが、幼体時は羽化したての昆虫の様に体色が白っぽく、身体も柔らかい為、成長しきって皮膚が硬質化するまではよほどのことがない限り地中に身を潜め、外敵や餌の確保は武者童子と鎧姫に任せているという狡猾さを兼ね備えている。
劇中では威吹鬼・轟鬼の連係プレーで鎧姫が斃された事を察知し、幼体時の姿で武者童子を助けるために出現し救出すると地中へと撤退。
その後、成体へと成長し、3人の音撃戦士たちと交戦を得て森中で仮面ライダー響鬼紅と対峙するが、最後は清めの音である「音撃打 爆裂真紅の型」を叩きこまれ浄化され、木端微塵に吹き飛び消滅した。
なお、洋館の男女にとってはヨロイツチグモを生み出す事すらも実験の一環だったらしく、実験の失敗を受け、少なくとも劇中ではそれ以降はヨロイ強化用の塊を用いた魔化魍が生みだされる事はなかった。