🧄概要
ヒガンバナ科ネギ属の多年草。
スタミナと精力が付く食べ物の代表格であり、強力な殺菌作用をも有する健康のお供。
ただし長時間残る独特の臭気を伴うため、人と会う前には食べないのがエチケットとされる。
ニンニクの臭気はニンニクを切ることで発生するアリシンが元となっており、ニンニクを切らずに加熱する、もしくは切ったニンニクを乾燥させるなどの方法で臭気を抑える事が可能。
逆に、おろしニンニクのように細かくすればするほどニンニクの臭気は増す。少量のニンニクで強烈な風味を得たい場合にはオススメである。
ニンニクの持つ殺菌作用は非常に強力であり、抗生物質として使用できないか研究が進められている。ただし強すぎるあまり副作用も酷いので実用化にはまだまだ時間を要するらしい。
創作での扱い
伝承
これは古代メソポタミア文明の時代から“霊力のある野菜”として特別視されたことから始まる。
- 仏教では精進料理のタブー・三厭五葷の五葷に含まれる。
- 三厭は獣の肉、鳥の肉、魚介類。大まかには動物性食品すべて。
- 五葷は経文によって違うが、どれもこれもスタミナの源で、強い臭いのもとになる野菜である。これらを食べることで性欲や怒りといった煩悩が強くなり、悟りから遠ざかるとされた。
- イスラム教では、礼拝の前に生のタマネギや生のニンニクを食べないことが推奨されている。厳密な意味で戒律違反ではないが、ムハンマドが個人的にニンニクの匂いを嫌っており、ニンニクを食べたばかりの状態で礼拝に来た教友に怒鳴りつけたことを尊重しているため。
ゲーム
- ウルティマシリーズでは魔法を使用するための触媒のひとつとして登場(特に回復魔法)。
- 「ドラキュラⅡ 呪いの封印」では設置するタイプの攻撃アイテムまたは特定の人物に会うためのキーアイテムとして登場。
- ワリオランドシリーズではワリオの強化アイテムとして登場した(ワリオの好きな食べ物でもある)。
漫画
- トリコではメテオガーリックという架空のニンニクが登場する。隕石が落ちた土地に稀に生えるニンニクで、その希少さ故に市場には一切出回らない代物。土地の栄養を全て吸い取って成長するため、滋養強壮効果が半端ではなく、食べた途端に筋肉質の体になり1ヶ月不眠不休で活動することができる。ニンニク自体は巨大だが、食べられるのは中心のほんの一部だけで、調理するのも大変。
- 「バビル二世」には吸血鬼伝説の元となったとされる宇宙から時折飛来するビールスが登場するが、このビールスはニンニクが弱点。
関連タグ
野菜 ニラ ネギ/タマネギ ラッキョウ エシャロット(五葷)
ノビル アサツキ ギョウジャニンニク
ギャリック砲 にんにくのにきち キン肉マン 柏木由紀
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