概説
ウィンナーやハンバーグ、ホタテ、野菜と一緒に焼くことも多く、焼肉専用のタレも多様な種類が出回っている。
肉に直接的に火を翳すことで余分な脂肪が落ち、風味が良くなるだけでなく消化吸収率も向上するため、体力を付ける目的で食されることも。
肉を火で炙って食べる調理法は古くからあり、現在でも世界各地に様々な焼肉料理を見ることができる。
調理中に大量の煙や湯気が発生するため、大抵は排煙装置を備えた専門店で供されるメニュー。
生の状態で出される素材を好みの焼き加減でいただくため、多少は経験が必要とされる。
日本では奈良時代から長らく肉食の厳戒が続いたため、明治維新で牛鍋が登場するまでは「薬食い」と称してこっそり食べるにとどまっていた。
日本に本格的に焼肉が根付いたのは昭和時代初期から太平洋戦争の敗戦後にかけてと目されている。在日朝鮮人の人々が闇市で露店を出したことから徐々に広まり、東京都の「明月館」・大阪府の「食道園」が日本最初の焼肉専門店として出発する。
1950年代には戦後復興と共に全国へ普及し、エバラが「焼肉のたれ」を開発・販売したことで「漬け焼き」とは別に、日本独自の「たれの後付け」という食べ方も編み出された。
1980年に無煙ロースターが開発され、老舗である「食道園」で導入されて以降は、焼肉屋の標準設備として普及していった。同時に煙臭さから女性や子供から嫌厭されていた焼肉屋は、イメージ改善に成功して家族客の増加も果たしている。
なお、焼肉店で一定の経験を積み、自分なりのベストな調理法を確立した者はしばしば焼肉奉行と化し、同席者の世話まで焼いてくれるようにもなる(それが望まれるか否かにかかわらず)。
「焼肉屋に一緒に行く男女は深い仲」という俗説もある。
- 理由としては「煙やニンニクなどのにおいが気にならない仲だから」等がある。
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関連キャラ
伊達健太:焼肉が大好物で、健太を演じた俳優である大柴隼人氏も誕生日が8月29日(焼肉の日)かつ俳優を引退後は焼肉店を経営していた(現在は焼肉店を畳んで肉問屋を営業している)ととにかく焼肉に縁がある。
佐藤太郎(仮面ライダービルド):作中での台詞「夜は焼肉っしょ」がとくに有名。