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🥩肉料理として

ステーキとは、などを厚めに切って焼く料理である。

狭義には、直火ではなく平らな鉄板フライパングリルの上にのせて焼くものを指す。

調理法は極めてシンプルであり、副材料もほとんど使わないので誤魔化しが効かない。

素材の良さと料理人の経験が味の全てを決めるため、そのシンプルさに反して高級料理として認知されている。

日本で単に「ステーキ」と言った場合には牛肉を用いたもの(ビフテキ)を指すのが普通だが、他にも豚肉トンテキ)や鶏肉コンニャクマグロ豆腐のステーキなどもある。

変わったものとしてはタルタルステーキというものもある。

ユッケと同じく遊牧民の食をルーツに持つ生肉料理であり、焼いていない。

ハンバーグはこのタルタルステーキから派生した料理であり、本来の名前も「ハンバーグステーキ」で、ステーキの一種である。

🥩焼き加減の階級

ステーキには様々な焼き加減があり、細かく分けると10段階に及ぶ。生に近いほど赤身の多い肉が、よく焼くものほど脂の多い肉が、適しているとされる。

元々は、ゆで卵の火の通し加減のことで、ステーキの焼き加減に転用されたもの。語源は古英語に由来する。

  • ロー(raw)

火を通してない完全な生。生肉そのものを指すことも。

  • ブルー(bleu)

表面だけを数秒程度、炙った状態。中は生肉。上質なヒレ肉が適している。由来は一説にフランス語の雷(bleu)で、焼くのが雷と同じくらい一瞬だからとも。

  • ブルーレア(bleu rare)

肉を数十秒ほど、ブルーより長めに炙ったもの。こちらも中身は生の状態。

肉の表面を強火で焼いたもの。古英語の「(特に卵が)半熟の」に由来。当該リンク参照。

表面はしっかり焼け、かつ中は生っぽさの残った状態。当該リンク参照。

表面はこんがり焼け、中身はうっすらピンク色の状態。当該リンク参照。

  • ミディアムウェル(medium well)

中のピンク色が僅かに残っている程度。赤い部分は殆どない。この辺りから固さを感じるようになる。

  • ウェル(well)

よく焼け、ピンク色も殆どなくなった状態。

9割ほど焼け、赤身がなくなる程焼いたもの。由来は固ゆで卵を意味する、「well(正しく) done(調理された)」。当該リンク参照。

  • ベリーウェルダン(very well done)

完全に火を通した状態。中も褐色を呈し、肉汁はほとんど出ない。

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