概要
日本の外食産業企業ペッパーフードサービスが運営する、ステーキ専門の飲食店チェーン。
店名は感嘆符の部分がロケットの絵になっている。
元々ステーキや、飯と薄切りにした牛肉を鉄板の上で焼く「ペッパーライス」を主に提供していた『ペッパーランチ』を展開していた創業者・一瀬邦夫は「ステーキを低価格で提供する」という構想を温めていた。
そんな時2013年秋にセミナーで知り合った坂本孝(ブックオフコーポレーション創業者、現:俺の株式会社社長)が経営する『俺のフレンチ』の「立ち食い業態」に関心を示し、影響を受ける。
坂本は当時「ステーキをやるつもりはない」ことから薦められた一瀬は2013年12月5日に東京都中央区の銀座4丁目に立ち食い業態の1号店をオープン、急速に展開する。(その後坂本も2018年に『俺のGrill(グリル)』を開店)
2017年10月にはラーメンチェーン『幸楽苑』で知られる幸楽苑ホールディングスが当チェーンのフランチャイジーとして契約を結び更に大量出店することになった。
同年2月にアメリカ・ニューヨークに出店、一時は11店舗まで拡大したが、立ち食いが受け入れられず2019年に店舗を次々と閉鎖し、同年6月に米国NASDAQ市場への上場廃止と米国子会社のKuni's Corporation解散が決まった。
2018年11月3日、品川シーサイドフォレスト店にて「レストランにて24時間で販売されたビーフステーキ最多食数」のギネス世界記録に挑戦。1日で1734食を提供し、「1000食以上」の基準を満たしたことでギネス世界記録として認定された。
しかし店舗の急激かつ過剰な出店を繰り返した影響で赤字となり始め、2019年頃から店舗が次々と閉店。
新型コロナウイルスが流行してからは雇用調整助成金や時短協力金といった補助金頼みの経営が続いており、集客力の改善や、一店舗あたりの収益の改善が課題となっている。
このため、いきなりステーキを陰で支えてきた「ペッパーランチ」を分社化後に売却した。
2022年1月10日から1月31日まで末広町店にて「ホロライブ」所属のVtuber「猫又おかゆ」とのコラボを行い、多くのファンが訪れた。
また2018年に発売されたゲーム『JUDGE EYES:死神の遺言』の作中にも店舗が登場。フレンドイベントでは一瀬邦夫氏が本人役として登場している。なおイベントの内容は一瀬氏がなんだかいい感じのことを話すのを聞くだけというものである。