いいことあるぞ~ミスタードーナツ♪
概要
ドーナツを主要商品として全国展開するチェーン店。
元々はアメリカのボストン発祥のチェーン店で、ダスキンが日本国内でのフランチャイズ権を得て展開している。
アメリカの本家は創業者同士が親族関係にあるダンキンドーナツに統合されてほぼ消滅しているが、逆に日本ではフランチャイジーであった吉野家の撤退に伴いダンキンの方が消滅している。
日本1号店は1971年、大阪府箕面市に存在していたダイエー箕面店の敷地内にオープン。
2001年のダイエー閉店に伴いこちらも一旦閉店するが、近隣の強い要望もあって跡地に建設されたマンションの1階に入居、営業再開を果たしている。
2021年現在、米国内でミスタードーナツとして営業している店舗は、イリノイ州の1店舗のみだという。 現存するアメリカ唯一のミスタードーナツへ行ってきました
一方で日本のダスキンが母体のミスタードーナツは、台湾、タイ、フィリピン、インドネシアなどアジア圏に進出し、2017年に4190店、2021年には7892店と店舗数が急増している。 日刊SPA!2021年11月08日 2023年時点では11362拠点だという。 ダスキン公式サイト
主なサービス
ミスター飲茶
日本独自メニューとして、1993年から提供開始された麺・点心などの中華料理。
2000年代初頭には特化店舗「ミスター点心」も存在していた。
2014年9月には中華の鉄人・陳健一監修メニューも投入する本気振りである。
コーヒーおかわり自由
オリジナルロースト及びホットカフェオレが飲み放題。
プレミアムアイスとアイスカフェオレについては対象外。ホットと異なり長時間放置して劣化することが無いため。
ドーナツ100円セール
不定期に実施。対象商品はその時々で変わる為、一喜一憂するミスドファン多数。
定番商品はたいてい対象になるので、むしろ「100円セールの時しか行かない」という人も…
「100円セール以外の日は売れない」という理由で、2016年を最後に廃止された。
福袋
毎年正月に販売。
ドーナツ引換券の他、その年のカレンダーや通常の引換商品の余剰分、あるいは福袋向けオリジナルグッズが入っている。基本は1000円(引換券は10個分)と2000円(20個分)で、店舗によってはキッズ向けの500円版も存在する。
ラッキーカード
スクラッチ式のカード。レギュラーサービスとしては1985年から2006年まで実施され、後述のミスドクラブ稼働開始に伴い休止状態にあったが、2014年から不定期に配布を再開している。
ミスドクラブカード
2006年9月から2013年まで存在したポイントカード。
100円で3P付与、50Pで好きなドーナツ1個と交換可能、など還元率が高目(概ね1P=3円相当)のカードではあったが、カードそのものに有効期限(初回利用より1年間)が設定されており、期末に無駄ポイントが出易い難点もあった。
Rポイントカード
2014年10月に導入。元々は楽天スーパーポイントを実店舗で獲得/利用可能とする為のカード。
100円で1P付与、1P=1円相当…と還元率は低下(とは言え、世間の相場としては標準的)したものの、「ポイントに変動(獲得・消費を問わず)があればその時点から有効期限が1年延長」「複数のポイントカードの連動可能」などトータルでのサービス内容は向上している。
ミスタードーナツカード
2015年1月より導入されたチャージ式のプリペイドカード。
単体カード以外にスマートフォンアプリ版(iOS/Android)も存在する。ドーナツに因んでか、毎月「0」の付く日(10日・20日・30日)に3000円以上チャージを行うと2%分のボーナスが付与される。
クーポン券
一時期オンラインアプリによる非公式クーポンの蔓延が問題となり、遂には「公式クーポン以外受け付けません」と公式に注意喚起するまでに至った。
レアメニュー
不定期にであるが、一部店舗で公式サイトにも載らないレアなドーナツを販売する事がある。「ファンシードーナツ」、「うたかたドーナツ」とも呼ばれる。
これはそれが売られる前日までやっていた期間限定メニューの余った材料をポンデリング等のレギュラーメニューと合わせたものが殆どであり、見つけたらラッキーと言えるだろう。
ポケモンとのコラボ
2018年より、毎年年末になるとポケモンシリーズとのコラボ商品を期間限定で販売している。ピカチュウやラッキー、イーブイの顔に見立てたドーナツの他、ポケモンの絵柄が描かれたマグカップや皿が販売される。
2023年末は“ポカ~ンとのんびり、ひとやすみ。”をテーマとしたドーナツ引き換えカードとポケモングッズのセット「misdo Pokémon ミスド福袋2024」が12月26日(火)より発売される(外部リンク)。
関連イラスト
関連人物
- マツコ・デラックス … モス・ミスド双方のテレビCMに出演している。
- 所ジョージ … 1986年から2001年まで、実に150本以上のCMに店長役として出演した「ミスドの顔」。日本上陸40周年記念として2010年に1年限定で復帰、その最後のCM内において「普通のおじさんに戻ります」と(店長からの)引退宣言を行った。
- 山下達郎 … 1996年から2012年まで、CMソングや店頭BGMとして使用された「DONUT SONG」の作者。食べ物・飲み物のCM曲を多く手掛けている山下だが、個別商品ではなく「店」全体に関わったのはミスドとケンタッキーフライドチキンの2ブランドのみである。
- 角田 晃広 … 下積み時代ミスドでバイトをしていた。オールドファッションを作るのが上手で『オールドファッションの角田』と異名を持っていたが、ミスドを知らない人には「古臭い服装のダサい人」としか思われなかったとか。
- サイ・スニード…東京ヤクルトスワローズの投手、登録名サイスニード。アメリカ出身だが、日本に来てミスタードーナツのゴールデンチョコレートの美味しさに目覚め、それをツイート。話題になったのはその書かれた内容で
「知らないかもしれませんが『ミスタードーナツ』という穴場のドーナツ屋で『ゴールデンチョコレート』という、今までの人生で1番おいしいドーナツに出会いました」
というものだった。これは日本ではミスドは定番化しており、知らない人はまずいないと思われる中、前述のように発祥となったアメリカではもはや残りはイリノイ州の1店舗しかない、日米文化のギャップを象徴する出来事(日本人でもその事実が知られていなかった)として大きく話題になった。(なお、冒頭の「知らないかもしれませんが」…が、日本人に向けられたものか、あるいはアメリカ人に向けられたものかは判明していないが、どっちに受け取っても文としてはきちんとつながっている)
関連作品
- 物語シリーズ … メインキャラクターの一人、忍野忍(当記事メイン画像の人物)がミスドを「聖地」と呼ぶ程の熱狂的なマニアという設定。特にタイアップがある訳ではないが作中には頻繁にミスドの描写が登場する。
- 涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 … ミスド及びその商品自体は直接登場しないが、マスコットキャラクター「ポン・デ・ライオン」をモチーフにしたと思しき宇宙生物「無限ライオン」が登場。
- 仮面ライダーウィザード … ミスド及びその商品自体は直接登場しないが、劇中に登場するドーナツ「プレーンシュガー」がミスドの「シュガーレイズド」と類似しており、放送当時は各店舗でシュガーレイズドを求めるウィザードファンが発生していた。
- SSSS.GRIDMAN … ボイスドラマでミスドの呼称と「フレンチクルーラー」が登場。ミスタードーナツとは明言されていないが、店の認識はこれで問題ないだろう。
関連タグ
モスバーガー … 建前上ライバル同士ではあるのだが、2008年以降コラボレーション企画『モスド』を不定期に展開する他、事業会社同士(ダスキンとモスフードサービス)がお互いの株を持ち合うなど協力関係を強めている。