概要
「とりにく」と言えば広義的には雉や鴨等の肉も含まれるが現代日本で「とりにく」といえばほぼ鶏の肉のことを指す。
「トリ」という鳥はいません。
また、宗教的な忌避が少ない食肉資源でもあり、文化の別を問わず世界中で食される(故に、忌避が多く厳しいイスラム教徒やユダヤ教徒にとっても、鶏料理はご馳走である)。
日本でも平安時代の時には既に焼き鳥として食べられる様になっており、この時は主に雉や鴨と言った野鳥が食されていた。江戸時代中期においては、鶏の他、うずらやひばり、つぐみ、鳩といった鳥の肉が食されていたとされている。
良質なタンパク質を低脂肪で補給できることから、近年ではダイエットや筋トレ中の食肉としても人気。
特に胸肉には疲労回復酵素が豊富に含まれており、滋養強壮にも効果が期待できる。
旨味成分も豊富で、古くから骨は「鶏ガラ」と呼ばれて出汁に使われてきた。
アメリカでは『チキンスープを飲むと風邪知らず』と言う言い回しがある。昔は割と高級品だったが、1950年代を境に生産コストが下がって大量に生産出来るようになり、価格も安定した。有名なケンタッキーフライドチキンが誕生したのはこの頃である。
同国では割と鶏肉の切り方がアバウトなため、「ブレストテンダー」という胸肉とささみが一体になっている状態で販売されることも多い。
「チキンのような味だ」という言い回しはアメリカ人の味覚音痴ぶりを揶揄するジョークとして有名である(例:フグの味の感想をアメリカ人が求められた時)。
主な部位
()内は主な調理法。
手羽先(揚げ物、煮込みなど)
手羽中(揚げ物、焼き物)
手羽元(揚げ物、煮物)
関連タグ
外部リンク
鳥のささみと胸肉 - TOEFL・TOEIC・英語検定 解決済 教えて!goo