概要
うずら(ウズラ、鶉)は、鳥綱キジ目キジ科ウズラ属の鳥の一種。
茶色を基調とした雉柄の羽模様が特徴。稀にアルビノも生まれてくる。
ずんぐりむっくりの愛らしい姿だが、臆病で神経質なため、身の危険を感じると容赦なく相手をつついて追い散らそうとする。
またかなり多様な鳴き方をする。
全長20cmほどの雑食性の鳥で、地面を歩き回り種子や昆虫などを探す。
野生のうずらは北日本からモンゴル東部にかけての地域で夏季に繁殖し、冬季は南日本から東南アジアにかけての地域へ渡り越冬する。
寿命は7~8年だが、長いものは10年以上生きることもある。ただメスは2年保つかというほど短命なケースが多く、その間に400弱もの卵を産むことから、卵を産むことに生命力を費やしていると考えられている。
肉や卵は食用にされる。
古くからペットとして飼われ、特に江戸時代では武士と町人の間で「御吉兆(ごきっちょう)」と聞こえる鳴き声をすることがあるため、縁起物として愛好者が多かった。中には底板を入れた巾着に出入りることを覚えさせて散歩に連れ出す「巾着鶉(きんちゃくうずら)」も流行した。
飼育する際には、「羽切り」をして勝手に飛び立たないようにする場合が多い。
採卵用の養殖は明治時代から。
ちなみに、スーパーで売られているうずらの卵は、1パックに1個弱の確率で有精卵が混ざっており、温めると孵化する。
混入してしまう理由は不明だが、初生ひなを鑑別する際にミスがあってオスが混じるという説、雛を増やすための有精卵を産ませたメスを、通常卵の生産ラインに戻した際、まだオスの精子が体内に残っていることがあるから、という説が有力。
鶏と同じキジ目キジ科なので、雛鳥はひよこを小さくしたような容姿をしている。
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豊橋市・・・国内生産は日本一。(70%のシェア)