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夜は焼肉っしょォ〜!ッハッハッハッハッwwwwww


演:犬飼貴丈

夜は概要っしょ~!アッハッハッハ!

仮面ライダービルド』第5話で判明した、記憶を失う前の桐生戦兎と思しき人物。「ツナ義ーズ」というバンドのメンバーであり、同じくメンバーの岸田立弥(メイン画像左下)と共にアパートの一室で暮らしていた。

(記憶を失った後の戦兎が立弥に案内されて来たその部屋はいわゆるゴミ屋敷状態であり、戦兎は愕然としていた)


立弥の回想によれば非常にハイテンションなチャラ男だったらしく、お世辞にも頭が良い人物には見えず、おおよそ戦兎と同一人物とは思えない(ただし、ボトルが出来上がった時などテンションが上がった時の言動は完全に太郎のそれである)のだが、部屋には戦兎と全く同じ顔の男が写ったバンド活動中の写真が多数飾られていたため、認めざるを得なくなってしまった。

立弥曰く「バンド売れたら女子アナ結婚して牛丼卵付き100杯食べて、ビル1000件買う」とよく口にしていたらしい。


9月5日、太郎は金に困っていた立弥を助けるために「新薬を試すバイト」に向かい、消息を絶った。これは戦兎が記憶を失い、石動惣一に拾われた日と同日である上、バイトの場所というのが殺された科学者・葛城巧の部屋、しかも万丈龍我が彼の部屋を訪れる1時間前だという。これが本当なら、葛城を殺したのは太郎だったことになるが……。













事件の真相(第16、34話のネタバレ注意!)

事件当日、死亡していたのは葛城ではなく彼の方だった


第16話冒頭、及び第34話にてその詳細が語られる。

太郎が訪れる少し前、葛城はその正体が地球外生命体エボルトであると突き止めていたブラッドスターク(=石動惣一)と万丈の始末を画策しており、スタークを自室に招き倒そうと試みていたが、計画を見抜いていたスタークによる返り討ちに遭い昏倒させられる。

※なお石動(エボルト)はこの経緯を氷室幻徳に打ち明ける際、自分の正体を伏せるため「葛城がファウストを離脱しようとしており、説得したが結局応じなかったため」と偽った。


そこに何も知らない太郎がバイトとして(ハイテンションに)やってきたが、仰け反りざまに目の前にスタークがいることに気付く。

得体のしれない人物に悲鳴を上げながら逃亡しようとするも、彼の投げたナイフで殺害されてしまった


「佐藤太郎でぇぇぇぇぇぇす!新薬のバイトで…えぇぇぇぇ!!?ううわぁぁぁ!ママァーッ!」


「人の顔を見て逃げ出すなんて、心外だねぇ…フッ!」


「うッ…」


その後、スタークは自身の能力で葛城と太郎の顔を入れ替え葛城が殺害されたかのように見せかけ、太郎の顔となった葛城を運び出してから「隣人が万丈龍我にナイフで刺された」と虚偽通報し葛城殺人の罪を着せる。

そして葛城の記憶を自身の能力で抹消し、戦兎と惣一が初めて出会った(とされていた)場所へ放逐。

変身を解いたうえで、目覚めた戦兎と自分が初めて出会ったかのように振舞ったのだった。


よって、「佐藤太郎」は「葛城巧」の身代わりとして既にこの世を去っており、その顔だけが「桐生戦兎」に受け継がれ生きることとなったのである


エボルトは葛城の真意を見越した上で、万丈と太郎を呼び出していたと思われ、要件が「新薬を試すバイト」であったことからして太郎は完全なとばっちりで殺されてしまったことになる。

彼の遺体は葛城として処理されてしまったため、家族にもその死が伝わることはない。

最期のセリフとなった「ママァーッ!」を考えると、何とも悲しい気持ちにさせられる。


また、回想とはいえ奇しくも昨年同様「クリスマス回には犠牲者が出る」フラグを回収してしまい、放送日にはTwitterのトレンド入りも果たした。

そのあまりにも気の毒な死を迎えた彼を偲び、「彼の代わりに焼肉を食べて追悼しよう」という動きもあったとかなかったとか……。


後に戦兎が戦兎としての日々を忘れて葛城巧の記憶を取り戻した際、彼は鏡を見て自分の顔が違うことに当然ながら驚いていた。しかしその顔の主が誰であるか、葛城自身は知る由もなかった……。


その名前からして「『葛城巧』の代わりに死ぬのはどこの誰でも良かった」ということが表現されていると思われる。だが、片方だけならありふれた姓・名が組み合わされて逆に珍しくなったことで、視聴者の記憶には却って強く残ってしまった。出番はほんの僅かながら、犬飼氏の吹っ切れた演技のインパクトと「明らかにバカだが悪いやつではなさそう」な言動の影響もあり視聴者の人気を獲得した。


余談

【仮面ライダービルド】さとうたろう

佐藤太郎が上記のセリフと共に披露した「焼肉ポーズ」が視聴者の脳裏に深く刻み込まれ、一部視聴者からは「焼肉太郎」の愛称が定着した。


ちなみにこのセリフは犬飼氏のアドリブで元々佐藤太郎にはセリフがなかった。犬飼氏曰く、監督から好きにやれと言われた結果このセリフが出たらしい。

犬飼氏本人もある種の持ちネタとしているようで、劇場版完成披露舞台挨拶や劇場版公開初日舞台挨拶でもこのネタを披露している。

動画開始から40秒後の犬飼氏。ご丁寧にどちらの方でも「佐藤太郎役の犬飼貴丈です」とまで名乗っており、実にノリノリである。ちなみに本編との違いは焼肉っしょおおおに続くセリフがフッフゥウウウウウウウウウッ!というハイテンションな叫びである点など全体的に本編よりもテンションが高めになっている。(本編では笑い声であった)


こうして主人公の戦兎とは別の方向で人気を博した結果、プレミアムバンダイからエコバッグツナ義ーズTシャツ、カプセルラバーマスコットといった佐藤太郎グッズが次々と発売されることになった。


少しは彼も報われたのだろうか……?


第46話の最終決戦を控えた前夜、戦兎と仲間たちはバーベキューでひとときを過ごしており、「夜は焼肉っしょ!」は本編中ではここにきてようやく実現したといえる。



また、戦兎が開発したライダーの変身待機音やビートクローザー等、武器の必殺技待機音やBGMノリやセンスが良いのは佐藤太郎の音楽的センスが影響しているのではと考察するファンもおり、一部ファンからはDJ葛城」「佐藤太郎の頃の音楽性のノリが残っているのでは」等と言われている。

無論、佐藤太郎と戦兎との間に直接の繋がりは無いため理論上はありえない考察であり、一種のネタとして見るべきであろうが、彼もまたこんな形で戦いに華を添えていたと考えるのも胸熱かもしれない。


















そして……(最終回ネタバレ注意)

戦兎が拓いた新しい世界では、誰一人彼自身のことを覚えている者はいなかった。

だがnascitaを訪れたとき、石動美空は彼に見覚えがあり、どこかで会ったことがあるのではないかと言う。彼女は再編前の世界のことを覚えているのか、と思いきや……。


「佐藤太郎だ!」


エボルト=ブラッドスタークもスカイウォールも存在しなかったこの世界では太郎は命を落とすことは無かったのだ。石動惣一も彼のファンだと言い、店内には彼のバンド「ツナ義ーズ」のポスターが飾られていた。

なんとこの世界の太郎は、バンドマンとして大成し立派にメジャーデビューを果たしていたのだ。

彼にも最後に救いが訪れたのだった。

今後、戦兎はこの平和な世界の行く先々で佐藤太郎と間違えられることだろう…。

ちなみに「夜は焼肉っしょ!」は、持ちネタとしてファンに知られた台詞であることも明らかになった。


『ビルド』最終回放映直後は当然のように関連語句がYahoo!のリアルタイム検索ワードの上位を独占したが、そのなかで「佐藤太郎」も「戦兎」「万丈」「ビルド」などと並んで上位を飾っており、いかに反響が大きかったかが窺える。



後番組である『仮面ライダージオウ』の第2話では、「ツナ義ーズ」がアーティストにとって大きなステータスである武道館ライブを決行したことが、歴史改変でツナ義ーズの熱狂的なファンになっていた葛城巧(元・桐生戦兎で顔は太郎)と龍我の口から語られている。


二つの世界それぞれでメジャーデビューを果たしていることを考えると(スカイウォールの有無を考えなければ)「ツナ義ーズ」は相当実力のあるバンドだったと言える。……事実上のとばっちりでA世界の彼を殺したエボルトの罪は重い。



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桐生戦兎 ファウスト 愛すべき馬鹿


山田太郎:同じく書類の記入例などにある平凡な名前。『ドカベン』の主人公とか。

田中太郎:こちらも書類の記入例などにある平凡な名前。『うちゅう人田中太郎』の主人公とか。


川尻浩作:黒幕の陰謀で自分の姿と人生を奪われた一般人。

世にも奇妙な物語:日本のオムニバスドラマ。エピソードの1つである「スキップ」の主人公が佐藤太郎と似たような末路を辿っており、奇しくも龍我役の赤楚衛二氏が主人公を演じていた。


鈴木一朗:ごくありふれた名前にしてスーパースターにまで昇りつめた実在人物。


晴家ウィン/仮面ライダーパンクジャッククリスマス回の犠牲者かつ音楽活動の経験者の後輩


歴代の~太郎(~太朗)

変身者

南光太郎 野上良太郎 野上幸太郎 左翔太郎 後藤慎太郎 如月弦太朗 神蔵蓮太郎 腹筋崩壊太郎 立花蓮太郎 新堂倫太郎 一ノ瀬宝太郎

(腹筋崩壊太郎や立花蓮太郎はライダーではなく、に変身した<させられた>)

非変身者

菊池啓太郎 白井虎太郎 日向恭太郎

(ただし菊池啓太郎に関しては、1度だけ映画変身しており、白井虎太郎も未遂に終わったが変身しかけたことがある)

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