概要
「出雲阿国」(いずものおくに)の名で知られている。
またそれ以外にも於国、国、国子、おくに、くになどと表記されることがある。
生涯
生没年不詳。歌舞伎の創始者として知られているが、その一生のほとんどが明らかになっていない。名古屋山三郎の妻であったとも言われる。
伝説によれば、出雲国松江の鍛冶中村三右衛門の娘とされ、出雲大社の巫女となり、出雲大社勧進の為諸国を巡ったと云われている。
北野天満宮に舞台をかけて興行を行った。その際、男装して茶屋遊びに通う伊達男を演じるもので、これが「かぶき踊り」と後に云われるようになった。これを披露したことで成功を収めた。そのあまりの人気ぶりから多くの模倣者を生んだ。
その後、阿国は宮廷や四条河原などでも勧進興行を行ったが、江戸上での興行を最後に消息不明となった。
阿国を由来としたもの
- 日本のお笑い芸人。
- 『戦国無双』シリーズの登場人物 → 阿国(戦国無双)
- 『風雲カブキ伝』の登場人物 → 阿国(天外魔境)
- 『遙かなる時空の中で7』の登場人物 → 阿国(遙かなる時空の中で7)
- 『Fate/GrandOrder』の登場人物 → 出雲阿国(Fate)
- 『戦国BASARAバトルパーティ』の登場人物 → 出雲阿国(戦国BASARA)
- 『SAMURAI DEEPER KYO』のキャラクター。