概要
ドラゴンクエストシリーズでもおなじみの存在だが、作品ごとに立ち位置や役割は異なる。
基本的に「せかいじゅのは」や「せかいじゅのしずく」の生産元であるが、葉は登場するのに大元の樹が登場しない作品も多い。
世界樹がマップとして登場する作品の場合は、そのマップ内でせかいじゅのはやしずくが拾えることがある。
各作品の世界樹
ドラゴンクエストⅡ
ベラヌールの東の果ての小島に一本だけ生えている。
グラフィック上は普通の木と何ら変わらないが、砂漠の中にぽつんと生えているので分かりやすくはある。
リメイク版ではサマルトリアの王子の呪いを解くためにここに訪れることになるだろう。
ドラゴンクエストⅢ
ムオルの北西の森林地帯に存在する。相変わらずグラフィック上は普通の木と変わらない。
ただしホビットのほこらにいる猫が「4つの岩山の真ん中」というヒントをくれる。
せかいじゅのはを一枚も所持していない時に限り拾うことができる。
実はファミリーコンピュータ版では下の世界(アレフガルド)でもせかいじゅのはを拾うことができる。これは上の世界と座標を共有しているためである。
ドラゴンクエストⅣ
シリーズで初めて、他とは一線を画す巨木としての存在感が与えられた。
内部はダンジョンになっており、枝や葉を伝って上を目指す。葉は当然せかいじゅのはなので入手できるが、一枚でも持っているとそれ以上は引き抜けない。
リメイク版の会話システムでは、高所恐怖症らしいクリフトが終始騒いでいる。
また、ピサロに話しかけると世界樹を焼き払う予定だった旨の発言をする。後述のウルフデビルといい、魔族にとっては厄介な存在のようだ。
ドラゴンクエストⅤ
『Ⅳ』の世界の遥か未来という設定だが、世界樹は見られない。ただしせかいじゅのはは存在する。
また、「せかいじゅのなえぎ」という名産品が存在する。この苗木がいずれ世界樹になるのかもしれない。
ドラゴンクエストⅦ
過去の世界でクレージュのご神木と呼ばれていた存在が、現代では世界樹と呼ばれている。
ウルフデビルがこの木を切り倒そうと目論んでいるが、魔物の身では近づくことができないためわざわざクレージュの住民を洗脳して切り倒させようとしている。
また、神木の少女と呼ばれる妖精がこの木の世話をしており、朝露が村人を浄化するために必要であることを教えてくれる。
この朝露が後のせかいじゅのしずくなのかもしれない。
ドラゴンクエストⅧ
明け方にのみ現れる「神秘の樹」という世界樹に似たような木が存在している。
実際、せかいじゅの葉が傍らに落ちている他、「ドラゴンクエスト25thアニバーサリー 冒険の歴史書」でも世界樹かもしれないという記述がある。
ドラゴンクエストⅨ
天使界に生えている大木で、女神セレシアが変化したもの。
天使たちが星のオーラを捧げ続けており、女神の果実が実る日を心待ちにしている。
また、地上には「雨の島」と呼ばれる場所に『Ⅷ』と同じような不思議な樹がある。こちらは雨が降っているときだけ姿を現す。
せかいじゅの葉が近くで拾える他、追加クエストではこの樹がサンディのことを自分の分身のように語る声が聴こえる。
ドラゴンクエストⅩ
エルトナ大陸の久遠の森に佇んでいる。樹齢500年。
これは3代目であり、1代目は「創世の樹」という存在になって光の河の内部に存在し、2代目は魔瘴に冒されて暗黒大樹となってしまっている。
エルフ主人公で開始すると、序盤のイベントで現存の世界樹からも魔瘴が噴出して枯れかけるが、勇者誕生の光によって浄化され事なきを得る。
ドラゴンクエストⅪ
世界樹自体は存在しないが、ロトゼタシアの中央にある命の大樹と呼ばれる大木がほぼ世界樹である。
命の大樹の葉は世界中の人の命に直結しているという設定だが、プレイヤーは平気で葉をむしることができる。それでいいのか。一応表記はこれまで通り「せかいじゅのは」だが…。
命の大樹の中央部には勇者の剣・真が納められている。
ドラゴンクエストヒーローズ
無印ではエルサーゼ王国を象徴する存在として世界樹が登場している。地底に封印した闇竜シャムダの闇を変換して光のエネルギーに変えているらしい。
世界中に根を張っており、各地では世界樹の根が顔を出している。これを攻撃対象として襲ってくる敵を撃退する戦闘がいくつもある。
ドラゴンクエストビルダーズ
無印ではリムルダールにある生命の樹が世界樹と呼ばれている。しかし現在は枯れてしまっている。
2では世界樹は存在しないが、モンゾーラ島に恵みの大樹と呼ばれる樹がある。一本目は破壊されてしまったが、二本目は住民たちと協力して自分たちの手で作り上げる。
ドラゴンクエストモンスターズ
「テリーのワンダーランド」の舞台はタイジュの国と呼ばれる大木だが、世界樹ではない。
ただし世界樹をモデルにしたエグドラシルというモンスターがいる。