概要
体力を回復する不思議な水溜り。
触れるとパーティーのHP・MPを全快してくれる。
長丁場になるダンジョン、特に難所となりやすいボスの手前などに配置されていることが多く、プレイヤーとしては非常にありがたい存在なのだが、魔物がうろつく場所に何故こんな物があるのかは謎。
多くの場合聖なる力が満ちている場所に入ることで癒される、というような演出があり、魔物らの手によって設置されたものとは考えにくい。
登場作品
ナンバリングタイトル
「ノアニール西の洞窟」の中に存在する。
結婚を認められなかった異種族の男女が心中した悲劇の場所だが、回復の泉をここに配置したこととの関連性の有無はわからない。
死者は蘇生しないが、ファミリーコンピュータ版のみ死者のMPが回復する。
リメイク版では回復できるマスに光の柱の様なものが立っているというグラフィックになった。
洞窟入口近くの池にいる神父の台詞が「どうしてこんな所にそんな泉がわいたのか……」「わたしにはかなしげな呼び声が聞こえますぞ」と、悲劇の二人と回復の泉の関連を暗示するようなものになっている。
隠しダンジョンのフロアのひとつとしてこの洞窟のマップが使いまわされている。
そちらで出現する敵は強敵揃いのため、この回復の泉が役に立つだろう。道中の攻略はもちろん、戦闘で消耗しては回復を繰り返すことで半永久的に経験値とゴールドを荒稼ぎすることもできる。
「湖の塔」と「王家の墓」と「エスターク神殿」の3箇所に存在する。
湖の塔はパーティ人数が少ない第一章に訪れる場所で、
ライアン自身の回復もさることながら、ホイミンのMPを回復できるのも助かる。
王家の墓はボスがいるダンジョンではないもののこうねつのガスを吐きまくるドラゴニットなどが群れて出現する場所なので回復ポイントの存在はやはりありがたい。
エスターク神殿は「アッテムト鉱山」の追加開通部分を抜け、神殿のある地下空洞に出た所の小部屋にある。
神殿としてはまだ入口の段階なので、ここで回復した後もかなりの長さがあるが全体としても非常に長く、この回復ポイントの場所自体も結構深いので重要。
ファミリーコンピュータ版ではこの辺は「リレミト」ができないので、徒歩で脱出しなければならないことから、リレミト可能なフロアが近いとは言え、ほとんどのプレイヤーは帰りもここのお世話になったと思われる。
ただし、どく状態は回復できないので、クリフトしか「キアリー」が使えないファミリーコンピュータ版では要注意。
リメイク版ではリレミトが有効になったため、帰りに立ち寄ることはほぼない。
「死の火山」の最深部直前に設置されている他、「デモンズタワー」の玄関の左側の部屋には大きな泉があり、これを調べることで回復できる。
死の火山のものは白いパネルで踏むと馬車外のメンバーのHP&MPが回復する。
ボスのいるフロアへ続く直前の分岐路の先にあるが、溶岩地帯をとおらなければならないので、「トラマナ」がなければ若干のダメージを受けてしまう。
デモンズタワーのものは泉を調べることで先頭のメンバーのみHP&MPが回復する。従って面倒くさいが、難易度の高いダンジョンなのでありがたいのは確か。
リメイク版では、いずれもオーラのような光が湧き出るパネルに変更。
また、「トロッコ洞窟」に教会とともに追加されている。
「ゼニスの城南東のほこら」には夢見の洞窟にあったような壺があり、飲むとHP&MPが全回復する。
「カルベローナ」にも「癒しの玉」と「活力の玉」と呼ばれる2つの水晶玉がそれぞれHPとMPを無償で回復させてくれる。DS版のミレーユ曰く「お肌がつやつや」らしい。
しかしカルベローナには「タダ宿」があるため、ぶっちゃけ意味は無い。
「ムーアの城」にも設置されている。
DS版の仲間会話で確認したところ魔物達の休憩用のものらしい。
全体の20%程進んだところにあり、この後の道のりはまだ長いのでボスまでの戦力保持と言う点ではあまり役に立たない。
「炎の山」の内部に存在。現代の炎の山にも変わらず存在する。
火口のふちから落下してすぐのところにあるが、多くの場合火口のふちの飛び降りるポイントはNPCに塞がれていて他から回ってこなければならないため、結果的にボスにある程度近づいてからの利用になる。
「時の狭間の洞窟」にも存在するほか、ラストダンジョンから各アミュレットを使って行ける4つの迷宮にも存在する(ただし触れるとラスボスのいる場所に飛んでしまう上脱出できない)。
多数登場するが、泉ではなく見た目や形が変わった状態で設置されている物が多い。
「回復の石碑」となっている「剣士像の洞窟」や、見た目は水溜まりにしか見えない「闇の遺跡」、「暗黒魔城都市」回廊内の2ヶ所にもある。
また、初のダンジョン外にある回復の泉として「ふしぎな泉」がある。
ニンテンドー3DS版では、追加ダンジョンの「追憶の回廊」にもいくつか用意されている。
死者も蘇生するパワーアップを遂げたが、その代わりに設置場所が「カデスのろうごく」と「ガナン帝国城」のみとなり、終盤でないと利用できなくなった。
しかも、本作では全快だけならほぼ「リッカの宿屋」「エルシオン学院」の学生寮が使われるので影が薄い。
- ドラゴンクエストⅩオフライン
「エテーネの村のおはなし」における「育みの大地」の「いしずえの森」にある。
- ドラゴンクエストⅩオンライン
エンドコンテンツの拠点や、一部ボス戦の手前に存在する。
「邪神の宮殿」「常闇の聖戦」の舞台である烈火の渓谷、楽園、ムストの町。
災厄の王がいる「闇の溢る世界」滅びの街という滅び去った後のような日の当たらない無人の「泉の石碑」
一輪の花が置かれている。誰が置いたのだろうか?
2023年10月からは家具・庭具としても登場し、ハウジングの自宅に設置できるようになった。
外伝作品
- ドラゴンクエストモンスターズシリーズ
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』から登場。調べるとHP・MPを全回復できる装置が「レガリス島」に存在する。『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』では「回復の石碑」がこれに当たる。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』では「いざないの扉」がある場所の近くに、『テリーのワンダーランド3D』では最終フロア手前のフロアのどこかにある。
蘇生手段がない状態のときに死者がいる、MPやアイテムが少なくて満足に移動中の回復ができない、ボス戦などに備えて態勢を立て直したい…こういうときには実にありがたいが、一回の訪問で一度しか使えないので注意。
『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵』や『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』では各町に「タダ宿」があるので登場していない。
「闇の浮遊城」第二ステージこと「魔獣×魔人×魔帝×魔竜」に存在する。
このステージは四天王と4連戦になることから補給ポイントとして設定されている。
体力回復は無論のことホイミストーンとせかいじゅのはも補充される。
別媒体での登場
「アルゴ岬」の近くに傷を癒す力のある「奇跡の泉」が存在する。
元々は竜の騎士の力を癒すものだったようだが、普通の人間にも怪我や病気に効くことで知られている。
その他の作品における類似施設
ゼルダの伝説シリーズ
初代『ゼルダの伝説』を始めとする数多くの作品で「妖精の泉」が登場。ハートが減っている状態で訪れると妖精が体力を回復してくれる。
『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』など一部の作品では、飛んでいる妖精を捕まえなければ回復できないが、アミやビンがあれば妖精を保存しておくこともできる。
「大妖精の泉」と呼ばれる場所もあるが、機能は異なっている場合が多い。