概要
『スーパーヒーロー戦記』に登場する禁断の地。
ソードオブロゴスの施設の一つで、サウザンベースの直上の宇宙空間に存在する。
歴代のスーパー戦隊シリーズ及び仮面ライダーシリーズの書物が「世界を揺るがす禁書」として封印されている。
中央にはソードオブロゴス10剣士のライダーズクレストが描かれている。
物語の世界は実在する事が証明されている『セイバー』の世界において、こうした超人(ヒーロー)や対となる悪が戦い合う物語の世界が解放されて現実を浸食すれば、人々を始めとした多くの命や平和等が脅かされる危険が常にある。それ故に誰かが第四の壁を外して物語を解き放ってしまわない様、こうしたヒーローの物語は“禁書”にカテゴライズされて封じられソードオブロゴスに監視されていると言う訳である。
またその役割上、このアガスティアベースは並行世界を物語と言う枠組みを通して観測する施設でもあると言える。
『仮面ライダーセイバー』特別章で先行登場。続く『機界戦隊ゼンカイジャー』第20カイ!でアスモデウスが石像で封印されている事が判明。復活を果たしたアスモデウスは納められていた計80冊の書物の封印を解いてしまう。
そしてこの中には、『セイバー』の物語も(映画公開当時では)未完の物語として一冊の本に収められている(一見タイトルが書かれていないように見えるが、飛び出す絵本式に折りたたまれて表紙に伏せられている)。
また、映画の中で新たな2人のヒーローが現れて事態の解決に貢献した影響からか、アスモデウスが滅び去り解き放たれた書物が戻ったのと同時に、ベース内に赴いていたソフィアが見覚えのない新たな本を発見。その本に収められた新しい物語の名は…。
アガスティアベースの衛兵
アガスティアベースに封印された禁書を護る衛兵。
ソードオブロゴスに所属する戦士だと推測される。
ライダーを思わせるヒロイックな容姿をしている。
余談
アガスティアとは紀元前3000年頃に実在したとされるインドの聖者の名前で、彼がヤシの葉に書き残したとされる予言書「アガスティアの葉」で知られる。
スーパー戦隊の本は厚さやサイズがほぼ全て同じなのに対して、仮面ライダーの本は厚み高さがかなりバラバラな為、あの言葉を思い出した人が多かった模様。平成どころか、昭和の時点でだいぶバラバラだが。
また、書架に収められているのは上記の物だけではなく、『人造人間キカイダー』や『快傑ズバット』といった東映ヒーロー(殆どが石ノ森ヒーローでもあるが)の書物も納められている。
関連タグ
トジルギア:『ゼンカイジャー』の敵組織・トジテンドが各並行世界を閉じ込める為に使ったアイテムで、その仕組みはアガスティアベースがライダー・戦隊の物語を禁書として封じた方法とほぼ同じなのが推測される。なお『セイバー』特別章及び『ゼンカイジャー』第20カイ!ではトジテンドが『セイバー』の世界をトジルギアに閉じ込められなかったのが仄めかされているのだが、その原因としてこのアガスティアベースがトジテンドの干渉以前より並行世界を観測している事が関係するのかもしれない。