概要
昔はキャラクターコンテンツというものは同時並行して展開していくことが多かったため、石ノ森の漫画を原作に特撮番組が作られた、と言うわけではない。しかしながら、サイボーグ009などのように純粋に漫画原作から派生したものもある。
共通点としては「異形(人間ではない者)としての悲哀」、「正義と悪の力の源は同じ」などが挙げられる。
基本的にメディアミックスは東映やその子会社である東映アニメーションが手掛けている事が多いが、THE SKULLMAN(ボンズ)、仮面ライダー(まんがビデオ版)(アートポート)など東映が全く関わっていない作品もある。
また、人造人間キカイダー THE ANIMATION、風都探偵のように東映が版権を持つものまたは製作協力を手掛けたものの、アニメーション製作が東映アニメーションとは全くの別会社(前者はラディクスエースエンタテインメントとスタジオOX、後者はスタジオKAI)であるといった例もある。
一例
- ゼロゼロナンバーサイボーグ(ブラックゴースト製サイボーグの裏切り者)
- 仮面ライダー(ショッカー製改造人間の裏切り者)
- キカイダー(ロボット(アンドロイド)。兄弟ロボはダーク破壊部隊に改造されてしまった)
- イナズマン(ミュータント)
- 変身忍者嵐(化身忍者)
- ロボット刑事K(ロボット(アンドロイド)。製作者はバドー犯罪シンジケート首領の姉)
- アクマイザー3(アクマ族の裏切り者)
- 宇宙鉄人キョーダイン(ロボット(アンドロイド))
- 大鉄人17(巨大ロボット。ブレイン党が開発。)
- ジャッカー電撃隊(サイボーグ)
- 氷河戦士ガイスラッガー(サイボーグ)
上記の共通点に当てはまらないもの
- 秘密戦隊ゴレンジャー(強化服を着た国際秘密防衛機構イーグルの精鋭たち)
- 快傑ズバット(特殊強化スーツを着た私立探偵)
- ロボコン(ロボットだが日常系コメディ作品ゆえか異形であることの悲哀は存在しない)
- 三超神(アクマイザー3の魂を受け継いでいるが、敵はアクマ族ではない。)
- 星雲仮面マシンマン(アイビー星から来た異星人)
- 兄弟拳バイクロッサー
余談
平成の世において、往年の石ノ森ヒーローがリ・デザインされて現行ヒーローと共演するという展開はよく見られる展開であるが、中には悪役として登場するパターンも見られる。
例えば…
など坂本浩一監督作品でそういった傾向が見られるが(イナズマンや17のように味方であるキャラクターや、ブラックナイトなど悪役が正義のヒーローとして扱われるパターンもあったが。)、彼の著書によると石ノ森ヒーローでアヴェンジャーズのような展開をやる構想の布石だったものの、大人の事情で頓挫した模様である。
関連項目
スーパーヒーロー 主人公 正義マフラー 生きたいと願う者の味方
クロス・オブ・ファイア ピノキオ ピグマリオン フランケンシュタイン 異形