宇宙鉄人キョーダインとは兄弟という設定の人間大ロボットヒーローであり、
解説
石ノ森章太郎作品の一つ。実は仮面ライダーフォーゼのルーツといわれる。
1976年4月から1977年3月(半ば)にかけ、TBS系列局ほかで放送された。制作は東映東京撮影所と毎日放送。
ネーミングの由来は「兄弟」と合わせて、力の絶対単位「ダイン」。キョーダインは兄弟揃ってフルパワーを発揮すると、エンディングで歌われているように「一十百千万億兆京」、即ち、1兆ダインの1万倍「1京ダイン」の力を発揮出来るのだ。(京の正しい読みは「けい」だが本作では「きょう」と発音する)
あらすじ
かつて葉山博士と、葉山譲治・葉山竜治の3人が行方不明になった…そして今、ダダ星からロボット軍団による地球侵略が始まる。葉山博士の末っ子、葉山健治少年も、この侵略攻撃に巻き込まれていく!そこに現れた2人組のロボット、『キョーダイン』。2人の正体は数年前に行方不明となった少年の兄、譲治と龍治の人格をコピーした身代わりロボット、サイバロイドであった。
キョーダインがダダ星から持ち帰った葉山博士の情報によると、「花摘みの歌」という歌の歌詞に、ダダロイドを撃退出来る秘密が隠されている。この秘密を解ける者は、葉山博士の友人で、これまた現在行方不明の海堂博士だけだというのだが…
「♪カキにカボチャはカンナかな〜」っていう歌の何処にそんな秘密が隠されているんだ?
みんなも考えてくれ!簡単過ぎて誰も気付かないんだ!
登場人物
キョーダイン
赤い三角のサイバロイド。スカイジェットとスカイミサイルに変形。葉山家の長兄・譲治の人格を移植された、今でいうアバターとでも言うべき存在。
青い四角のサイバロイド。グランカーとグランミサイルに変形。葉山家の次兄・竜治の人格を移植された。
※よく知られているようにスカイジェット・グランカーに変形出来るが、敵の変形ダダロイドに対抗して変形したのは序盤のみである。人間体の無いロボットヒーローとして始まったが、中盤からは人間体から変身する要素等が取り入らられた。
ダダ星地球侵略ロボット軍
中盤から姿を現した、ダダ星の闇将軍。巨大な右手の形をしている。
ガブリンに次ぐNo.2の存在。中期からは変装を駆使していく。
前半における、ダダ星の地球侵略ロボット軍の士官。初期のタンクーダ・ダイキライ・レーダーバットンなど著名なキャラも多く断末魔の一発ギャグも披露している。
レーダーバットンは成井紀郎版では後期に準レギュラー化している。
後半からダダロイドに代わって登場した、ガブリン及びガブリンクィーン配下の5名の怪人。デスガッター、デスギラン、デスギャット、デスバイキン、デスフラッシュの5人。
成井紀郎版ではデスギャットがレーダーバットンとのコンビで活躍している。
ガブリンが失態を繰り返したデス五人衆を解体して、金属細胞とエネルギーを合体させることで誕生した超ロボット。
ダダ製侵略軍の主力の一般兵。神出鬼没で頭部をトーテムポールのように重ねて登場する。
キョーダインたちの関係者
葉山博士の助手で家政婦。地球防衛軍少尉。
葉山家の末っ子の少年、ストーリーの主人公。
ベース円盤に乗ってキョーダインと共にやってきた、黄色い円盤状の頭部と黒い球状のボディを持つ修理ロボット。頭部の「シャッポアタック(円盤モドキ)」と、胴体を変形させた「ゴンベスボール」に分離できる。
葉山博士(演:宇佐美淳)
キョーダインの生みの親。葉山家の父。譲治と龍治と共に、現在はダダ星で捕虜になっている。
海堂博士(演:天本英世)
葉山博士の友人だが、神出鬼没で行方不明。後にX物質を活用したブラスターXガンを発明するが、それでも戦いの決め手にはならなかった。
丸井大佐(演:伊達正三郎)
地球防衛軍日本支部の司令官。
細田軍曹(演:沼田爆)
ヒゲの軍人、コメディリリーフ。
その他
仮面ライダーフォーゼが公表された時よくスカイゼルに似てると話題にされた。そして2012年夏、そのフォーゼ似の敵が登場する。女スカイゼル?
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダーフォーゼ みんなで宇宙キターッ! スーパーヒーロー大戦Z
突撃!ヒューマン!!:かつて『仮面ライダー』の裏番組でもあった作品。主演俳優同士が本作にて共演を果たしている。
キャンディキャンディ:裏番組。女児の居る家庭では、後半を視聴不可能であった
橋爪功:第31話のデスガッター人間態及び声の演者。
伊藤つかさ:第26話以降出演。