概要
さそり座一等星アンタレスを恒星とする惑星「ダダ星」のロボット軍団の総称。
ダダ兵団とも呼ばれている。
科学が非常に発達しており、400年前にはすでに宇宙船を開発していた。
かつては緑と水にあふれた美しい惑星だったのだが、科学の過剰発達により環境が破壊され、いずれ滅びる運命にある。ダダ星の王であるアルファタ・ダダーリン王は新しく移住する事の出来る惑星を探すようロボット達に命じたが、その間深刻な環境汚染が原因でダダ星人は死に絶え、ダダーリン王も崩御。その脳髄部分だけがロボット達によってダダ星の戦略コンピューターの中枢部分に組み込まれた。
現在は闇将軍ガブリンが最高実権を握っており、地球征服の為にやってきた。
構成員
支配者
- アルファタ・ダダーリン王
ダダ星の王。壁画の肖像画では中東の王族のような姿で描かれている。
番組内時間で400年前に死亡したとされていた。ダダ星が将来科学の過剰発達が原因による環境破壊で滅びてしまうことが分かり、新たな移住可能な星を探すようにロボット達に命じたが、その間に深刻な環境汚染が原因でダダ星人は死に絶え、ダダーリン王の脳だけがロボットの手によってダダ星の戦略コンピューターの中枢として組み込まれていた。
地球をはじめ他星系に対する侵略の意図はなかったが、ダダロイド達はこれを「武力制圧しろ」と曲解したのが戦いの始まりだったのである。
「はなつみのうた」のメロディーによって目覚め、ダダ星を脱出しようとしていた葉山博士らにダダ星の歴史を語った後、「ダダ星は今ここに滅びた」と言う言葉と共に自ら宇宙へ去っていった。
CV:飯塚昭三
ダダ星の闇将軍と呼ばれる、現在のダダ星での最高実権を握っている機械生命体。巨大な右手の形をし、掌の中に一つ目があるという容姿。当初ダダロイドとダダ兵団を送り出していただけだったが、後に地球に飛来して直接侵略行動を行なった。
眼から発する怪光線は瞬時にビルをも破壊する。
各指にデス五人衆を格納し、この指でクラゲモンと五人衆を解体処分した。
ダダ兵団の中ではカブトーンと彼だけが人語を話さず、「ガーブリーン」と発声するのみ。(なお、カブトーンの上司であるボーガンにダダ星司令官が声のみで指令を発していたが、ガブリンとの関係は不明)
毎回、ムソルグスキーの交響詩「禿山の一夜」をバックに、黒雲の中から登場する。
最終回でダダーリン王が葉山博士達によって永眠したことで、自身がダダ星の王になることを宣言。葉山一家を抹殺しようダダ星に帰還するも、キョーダインが最後の切り札「エネルギー極限発生装置」を発動させて宇宙空間で相打ちとなった。
幹部
ガブリンの片腕で、ダダ星No.2的存在。東南アジアの民族衣装風の容姿をしている。
デス五人衆を率いて自ら立てた作戦に参加する。
人心掌握術も得意で、100の顔を持つ女王と呼ばれるように毎回様々な人間形態へと変身でき、人間を洗脳するなど搦め手の作戦を得意とした。
しかし自身の作戦を「裏の裏までかいた」と自画自賛する等うぬぼれも強く、その慢心故にキョーダインに止めを刺すチャンスを見逃すミスを重ね、最終回にてキョーダインを道連れに自爆しようとして自分のみ敗れた。
第34,35話で登場したピエロ&怪力男&火吹き男や、第46話の美女軍団といった独自の部下を持つ。
度重なる失敗に怒ったガブリンがデス五人衆を解体し、その金属細胞とエネルギーを合体させることで誕生した超ロボット。白馬を自在に乗り回し、津々浦々の地球防衛軍基地を破壊、キョーダインをも苦しめた。
当初はガブリンクイーンから与えられた古代ムー帝国よりダダ星に伝わる悪魔の剣「月光の剣」を武器としていたが、キョーダインが手に入れた「太陽の剣」に敗れる。
しかし倒されても何度でも再生することができ、その後は槍と弓矢を武器に再登場。
3度目の復活で会話能力と引き換えに大幅なパワーアップが施され、ダダダイヤ製の「勇者の剣」でキョーダインを追い詰めたが、キョーダインが人間態と引き換えに製造した「キョーダイヤ剣」で剣ごと倒された。その後、ダダ星の技術を解明するために身体はパーツごとに分解され、それぞれ異なる研究所で保管されていたが、ブラックナイトの再復活を企んだガブリンクィーンの作戦により各研究所が襲撃され、頭部を除くパーツが奪還されてしまう。しかし、キョーダインが頭部を破壊したことで復活は回避された。
デス五人衆
中盤から登場する、ガブリン及びガブリンクイーン配下の5名のロボット怪人。デスギャットを一番手として第26話よりガブリンクイーンに先駆けて登場した。それぞれが違った能力に長けている。当初は頭にフードを着けていたが、アクションの時に邪魔になるために第30話から外して行動する。
当初は各自の能力を生かした作戦を個々で従事していたが、再生後はガブリンクイーンの取り巻きで全員参加、特に個々の能力は生かされなくなる。
ガブリン親衛隊よりは上級の幹部であるが、彼らの登場後は再生タイプを除いて士官ダダロイドは登場せず、士官との階級の違いは不明。
士官ダダロイド
ダダ星の戦闘指揮官。最初は兵器モチーフで、戦車形態に変形してキョーダインに挑んだが、次第に生物モチーフの個体も登場するようになった。
戦闘員
ダダ星の一般兵士。右手を変形させたマシンガンが武器。
小さな金属片になったり、鍵穴をすり抜ける能力を持つ他、頭部を分離して一体の頭部を五段重ねにできる。(設定ではダダ星人の頭脳が組み込まれているとのこと)
基本的に銀一色の体色だが、水色や桃色の頭部の士官補佐がいる。
キョーダインに簡単に倒され、バラバラになるが、常人では歯が立たない。
普段はダダ星の言葉で「倒せ」とか「殺せ」という意味の「ダギ!ダギ!」と掛け声を発する。あまり流暢ではないが一応人語も話せる。
最終回にてダダーリン王が「はなつみのうた」によって昇天した際にダダ星にいたロボ兵は全機能を停止、地球侵攻していた残りのダダ兵はガブリン等と行動をするも全員倒された。
- ガブリン親衛隊
ロボ兵を改造したガブリン直属の上級兵士達。主に3人1組で行動。コウモリをモチーフとしており、飛行能力を有し、格闘能力もロボ兵より高い。ガブリンクィーンと同じくガブリンの言葉が理解できる。
こちらは頻繁に人語を離す。「ショワ!」という掛け声を放つ。
- カメレオン
CV:飯塚昭三
第46話に登場。カメレオンのマスクを着用している以外は他の親衛隊との差異はないが、変身能力に長けている。葉山博士に変化してキョーダイヤを騙し取ろうとしたが、葉山健治にグリーンピースの好き嫌い(ダダ星人はグリーンピースが嫌いで、食べても吐き出してしまう)で正体を見破られてしまい、あっけなく倒された。
- 親衛隊D号
演:神谷政浩
同じく第46話に登場。人間の姿で健治らと出会い友情を結ぶが、実は彼らを「中性子金属破壊装置」に誘導するのが目的だった。だが健治たちとの交流で迷いが生じ、彼らの「友達~!」と言う叫びに心を動かされ、キョーダインを助けたためにガブリンクィーンの怒りを買い、中性子金属破壊装置により処刑されてしまう。
- 猫怪人
デスギャット配下の猫型戦闘員。正式名称不明で、ロボ兵の変身なのかどうかも不明。
ダダ星市民
- ルーマン&カリ-ン
ダダ星から逃げてきたという夫妻。彼らの言葉によるとダダ星では人間はロボットに虐殺されるかサイボーグに改造されるかと言う運命が待ち受けているという。実は健治をだまして捕えるのが目的だったが、亡き娘ルナと健治をだぶらせて助けたために二人とも処刑されてしまう。
実際のダダ星は前述のとおりで、最終回一歩手前の博士の話ではロボットばかりで人間は誰一人合わなかったというので、二人の話は虚偽か、侵略されている別の星の話かもしれない。
関連タグ
ガイゾック:こちらも黒幕がコンピューターと言うダダ星地球侵略ロボット軍と同じような共通点を持つがこちらは製造元が健在なのか不明な上に使命が侵略ではなく惑星を滅ぼす事と言う異なる点がある。
???:未来で産まれた親友