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曖昧さ回避

  1. 熱帯に生息する『爬虫類』の一種。 ⇒ 本項で解説
  2. 加瀬あつし』原作のヤンキー漫画。 ⇒ カメレオン(漫画)
  3. アントン・チェーホフ執筆の短編小説。


概要

 主に熱帯の森林地帯に分布し、様々な種類がいるが、中には砂漠地帯に生息するカメレオンも存在する。体長は最大のウスタレカメレオンで、約70cm。最小のミニヒメカメレオンでは約5cm程度。
 地中海沿岸にもチチュウカイカメレオンが生息している他、ハワイではアフリカ原産のジャクソンカメレオンが野生化している(生態系にはあまり影響がなく、原産地では絶滅危惧種な為、現地以外での飼育は禁止されている)。

 よく知られた特徴として、体色を周囲の環境に合わせて変化させる事が可能とされているが、実際には体温を上げる為だったり、繁殖相手を探す為だったり、同族間でのコミュニケーションの為だったりと、かなり限定的な体色の変更であり、種によってはを変えないものも居る
 但し、温度調節の結果、日光が良く当たる明るい場所では、体温が上がり過ぎないように明るい色になり、逆に日光があまり当たらない暗い場所だと体温を逃がさないように暗い色になる事から、結果的に周囲に合わせた擬態の効果もある為、こう言ったところから「周囲の色に合わせて体色を変化させる」という誤解が広まったのだと思われる。

 基本的なカメレオンの体色はどの種も緑(それに近い青)や、赤茶色や黄色等がメインで、更に身体は全体的に葉っぱを模したような平たい独特な体型をしており、これで体を前後に揺らしながらの独特な歩法で「風に揺れる木の葉」に擬態する事で樹上に溶け込む。
 他の爬虫類と違い、手足の指が二股に別れるように付いていて、細い枝を万力のようにしっかり握る事が出来る。くるくると巻かれた尻尾はその補佐の為に使用される。
 また、はカメラのように角度を大きく偏向させる事が可能で、首を動かさずに360度全方位の周囲の様子を同時に広く見渡せる事が出来る他、両眼を真正面に向けるのも出来るので立体視も可能で、これで獲物に狙いを定める。更に眼は焦点を変える事で望遠鏡のレンズのように物を拡大して見る事も可能で、最大10m先の獲物の姿を正確に捉えられる。
 なお、カメレオンモチーフのキャラクターはツノを生やした姿でも描かれるが、これは上述のジャクソンカメレオンがトリケラトプスが如き三本角を生やしている為。

 忍者を思わせる生態だが動きは遅く、脚が速いのは砂漠に住む種類である。

 主に昆虫を摂食するが、食糧不足であれば同種の幼体すらも捕食対象にする等、小動物なら全般的になんでも食べる。最大種のウスタレカメレオンともなると、自分と同等の大きさのトカゲネズミすら襲って食べる事が知られているなど、そのおっとりした印象に反して、意外と気性は荒い。
 同族同士でも、特に雄は頻繁に縄張りや雌を巡って争う事がある。
 飼育下では餌用のコオロギゴキブリを養殖し、それを与える事が多い。基本的に生きた餌(というより動く物)しか食べず、それがカメレオン類の飼育を非常に困難な物にしている(水も同じなので、基本的にはエアレーションを入れて水入れの水面を揺らすか、ドロップ式やミスト式にして垂れ落ちる水滴を飲ませる方法をと採らなければいけない)。
 このように、飼育環境のセッティング等もコツがいる(最近では最初から整えられた、カメレオン飼育用の設備も販売されるようになってきてはいるが)。

 獲物に向かってを伸ばして捕食する事で知られているが、舌を伸ばす生物の常として、とぐろを巻いておもちゃの『吹き戻し』のように、舌を伸縮するように思われがちであり、創作におけるカメレオンの舌の描写もそうなっていることが多い。
 しかし、実態は舌はの中で蛇腹状に折り畳まれており、舌を伸ばす際はゴムのような筋肉と、内部に入っている骨を使って射出している(原理は弓矢やボウガンと同じである)。
 舌の先端は二股に分かれて広がるようになっており、これで獲物を包み込むような形で絡めとる。
 更に、カメレオンの舌から分泌される唾液の粘度は最近の研究で、人間の唾液のおよそ1000倍である事も判明した。しかし、一方でこれ程の粘度の唾液で捕獲した獲物を、どうやって口内で舌から外して捕食しているのか、そもそもどうやって自由に口を開閉する事を可能にしているのかは、まだよく分かっていない。説としてはカメレオンの唾液は口内で乾燥すると、急速に粘度を失うという説と、カメレオンは口内のどこかから、舌の唾液の粘度を打ち消す効果を持つ別の唾液を分泌しているという説の2つが有力視されている。
ちなみに舌での捕獲が難しい獲物に対しては、普通に直接噛みついて捕食する。

 繁殖方法は殆どが卵生だが、卵胎生の種もそれなりに存在する。

 名前の由来は、ギリシャ語で『小さいライオン』或いは『地を這うライオン』を意味する言葉から来ている。漢字では『避役』『変色竜』と表記する。

 ヨーロッパでは、辛抱強く周りを注意深く観察する姿から賢者のシンボルとされている他、様々な顔を持つ人物をカメレオンの体色が著しく変化する側面に例える事もある。
 一方、アフリカの土着信仰における神話では天地創造の折、神はカメレオン『お前たちは永遠に生きられる』と言う神託を、トカゲ(または鳥)には『お前たちはいつか死ぬだろう』と言う神託を与えて人々に遣わした。足のトロいカメレオンは人間の元に辿り着くまでに非常に時間がかかってしまい、辿り着いた頃には既に足の速いトカゲが人々に神託を与えていて、人々には必ず死が訪れるようになってしまったと言われている(何故「神は異なる神託を2つもしたか?」と言うと、『最初は不死にするつもりだったが、気が変わった為に定命にし直した』とされている)。不死身の象徴である彼が、結果として死を齎す矛盾を孕んだ存在になってしまった。

 尚、アメリカカメレオンとはイグアナ科のグリーンアノールの事を指し、本種とは全く関係がない。

カメレオンをモチーフにしたキャラクター

 上記の特徴を拡大解釈し、他者に擬態して成り済ます、風景に同化し透明化する、強靭な舌を伸ばし拘束、攻撃すると言った特殊能力を持つキャラクターが多い。

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