「ようこそ!『ボクの世界』に、王女様♪」(Episode.03)
「許さないぃぃぃぃぃぃ!!ボクを倒したヤツは許さないぃぃぃぃぃぃ!!!」(Episode.04)
データ
概要
全ての住民がホームページを持っているというリコモ星出身のアリエナイザー。
自身の肉体をデジタル化し、電脳世界に入り込むことができる。戦闘では十字槍を使用し、腕に装着しているデバイスの機能で自分の陣地である電脳世界のフィールドを自在に変えることで常に自分の有利に進める。転送場所はビルの屋上、カーキャリア、電車の中と変幻自在。
また、全くの他者になりすます高度な変装術も有する。
スペシャルポリスの情報によると、データ生命体であるリコモ星人は他の星で現実世界に出たままでいると体組織が崩壊してしまうらしい。そのため常に小型のコンピューターを自分の家として携帯しており、一度現実世界に出ると回復するまで20時間はコンピューターから外に出られなくなるという(ヘルヘヴンとの会話の際には体の一部分だけディスプレイから出したり、デビルキャプチャーの残骸から電脳世界に帰還するためのデバイスを探していたのもこのため)。
住民全員がホーム(家)ページを持っているという点もうなずける。
またリコモ星はデジタル2進法の世界で、「0」と「1」以外の数字は考えられないとのこと。徹底したデジタルデータで構成された世界なのだろうか。
電脳世界へ帰還するためのデバイスはS.P.D.によって回収され、それを核にスワンによって転送装置が作成されたことがケバキーアの運命を決定づけることとなってしまった。
活躍
パワー増幅効果のある魔石「ウェルネストーン」を手に入れる為、グローザ星人ヘルヘヴンと共謀。ストーンの持ち主であるフラグラント星人衛里香王女(演:吉木りさ)を誘拐し、現金引き渡しの際、衛里香に変装しウェルネストーンの入手に成功した。
この際にSPライセンスの本人確認機能を妨害する電波が流しておくという用意周到ぶりを見せ、ホージーは解析中にSPライセンスの異常に気付くも、時間の無駄として確認を怠ってしまう失態が彼に逃走の隙を与える結果になってしまった。
ヘルヘヴンが倒された後は手持ちのパソコンの世界に引きこもっていたがデジタル変換装置を使って突入して来たバンとホージーに本物の衛里香を救出されてしまった。
ケバキーアも負けじとデバイスを使ったフィールド変化で翻弄するも、二人の連携で元の空間に戻されてしまう。
そして「営利誘拐の罪」でデリート判決を受け、ハイブリッドマグナムで倒された。
だが、ケバキーアの残存データはエージェント・アブレラによって怪重機デビルキャプチャー2に移植される形で復活。
上記下段の台詞を言いながら狂ったように笑いながら猛攻を繰り出し、一旦はデカレンジャーロボを追い込んだが、ホージーが繰り出したジャッジメントソードで右腕のハサミを切断され形成が逆転。怯んだ隙に止めのジャスティスフラッシャーが決まり、デビルキャプチャー2もろとも完全にデリートされた。
余談
アリエナイザーの皆様は大量殺人や惑星を滅亡させる等の大規模破壊行為でデリート許可が下りたヤツが多いのだが、ケバキーアは「営利誘拐」でありそうした罪状は読み上げられていない。
ただし、ケバキーアは狂気的で冷酷な言動を多く見せており、営利誘拐では済まない数の悪事をはたらいていると考えて妥当であろう。
恐らく、『ジャッジメント時の罪状読み上げにて省略されただけで、これまでに自身の犯罪行為(恐らく残忍な手口の営利誘拐含む)で多数の死者を出していたor以前からヘルヘヴンと共同で犯罪をしており、彼の犯した29の星での殺人に関わっているもの』と思われる。
声を担当した戸部氏は前年の『爆竜戦隊アバレンジャー』にてザクロバキュームの声を担当しており、スーパー戦隊シリーズへの出演は2年連続となる。
モチーフはカメレオンで、出身星と名前の由来はリモコン+引きこもりとアキバ系。ちなみにデザイン画での名称は「チャンニー星人ケバキーア」であった(2ちゃんねるのもじりだと思われる)。
Episode03、04ではかつて8年前の戦隊で天馬総一郎を演じたエド山口氏が衛里香の父・敏郎役でゲスト出演している。
また映画『スペース・スクワッド 宇宙刑事ギャバンVS特捜戦隊デカレンジャー』ではセンとウメコの結婚式に別のリコモ星人が参列している。現実世界に出て大丈夫なのだろうか?